概要[]
メイジは直接火力と範囲攻撃魔法に特化したDPSキャスターです。低レベル帯ではパーティy内での主な役割は敵にダメージを与えることと、人型と獣タイプの敵を無害な小動物)へと変えてしまう呪文、ポリモーフを使った敵の無力化でしょう。高レベルになったメイジはダメージ魔法以外にもCounterspell、Remove Curse、Spellstealといった便利な補助魔法も使えるようになります。メイジの便利な呪文としては飲食物の召喚、各主要都市に自身やパーティメンバーを移動させることができるテレポートなども存在しています。対人戦闘(PvP)においてはメイジは遠距離からの移動能力阻害効果を伴った呪文でダメージを与えつつ、ポリモーフを使って敵プレイヤーをコントロールできるのです。メイジとして重視すべきステータスは「spell power」、「spell hit」、「spell haste」、「intellect」、「stamina」、「spell crit」、そしてやや重要度は下がりますが、「spirit」からも恩恵を受けることができます。
長所[]
- PvP/PvE合わせて最強呪文の一つ、Polymorphを所持
- 遠距離職の中では圧倒的な火力を持っている。範囲攻撃も得意であり、Partyに1人はいると頼もしい。
- 自分で飲み物や食べ物を作り出すことができるのでLv上げにかかる金額が少なくすむ。高Lvの飲食物は高価なのでこのメリットは大きい。
- 各主要都市を一瞬で移動できるteleportはMageの専売特許。他のクラスが10数分かけて移動している中、君は時間を有効に使えるだろう。また各首都では他の都市に出かけたいプレイヤーからお金を貰いportalを作ってあげるというタクシーのような商売をすることもできる。
(2019.07.12追記:
- 《魔力なる知性/Arcane Intellect》により、PTメンバー全員に呪文攻撃力上昇のBuffをかけられる。
- 《スロウ・フォール/Slow Fall》により落下ダメージを軽減できる。
- 非常に強力な足止め魔法《フロスト・ノヴァ/Frost Nova》を所持。PvPでもPvEでも絶大な影響力を誇る。
- 緊急時には《インビジビリティ/Invisivility》もしくは《グレーター・インビジビリティ/Greater Invisibility》を用いた確実性がかなり高い戦闘離脱が可能。)
短所[]
- 最低の防御力。装備品が心もとない状態では雑魚敵相手ですらも死と隣り合わせ。特に前衛のいない状態で多数の敵を一度に相手にする戦闘は困難を極める。ソロでは確実に一匹一匹釣ってきて始末する事を心がけた方が賢明。
- マナ(Mana。米ゲームにおけるMP)が切れると死んだも同然。常にマナ管理を怠らずに
- Mage本人は貧弱であり、魔法を使ってなんぼの職業なので使える魔法が少ない序盤のLv上げはかなりキツイ。FrostTalentでシールドを覚えることのできるLv40までは厳しい戦いになるだろう。逆に呪文が充実する後半程Lv上げは楽になっていくという特徴を持っている。後半のLv上げはラクチンである。
スペシャリゼーションの方向性[]
- Arcane 「秘術」
初期のタレントはメイジの能力を底上げし、呪文の性能を改善するものが多い。Buildを進めていくと他のタレントに勝るとも劣らない火力を手に入れることができる。火力と生存力のバランスがよくパーティへの強力なBuffもあるので現在最も人気があるTalent。仮に君がFireMageやFrost Mageを志していたとしても余ったポイントをArcaneに振るのは決して無駄ではない。
(2019.07.12 追記:単体攻撃特化、固定砲台としての役割に最も優れた構成です。アーケン(Arcane) 専攻のみ、HPやマナに加えてローグのコンボ・ポイントのような「アーケン・チャージ/Archane Charge」のステータスを持ちます。特定の呪文を唱えるごとに1ポイントプラスされ、最大で4ポイントまで貯めておけます。ローグのフィニッシング・ムーブのような「貯まったチャージ全てを消費して放つ強力な呪文」《アーケン・バラージ/Arcane Barrage》があります。が、基本的にチャージが溜まった状態だとダメージにボーナスがつく呪文が多いため、構成やプレイング次第ではありますが、ローグと違って「チャージが溜まった状態をキープする」運用が基本になるかと思います。時間経過で溜まったチャージは自然に減少するため、連戦する場合はチャージが減る前にマナ回復を済ませて次の攻撃を開始するのが好ましいです。
最も基本となる攻撃呪文は《魔力の炸裂/Arcane Blast》で、一度呪文を唱えるごとにアーケン・チャージを一つ追加する効果があります。アーケン・チャージが溜まるごとに威力が飛躍的に高まり、4チャージ時では同格Mobをたったの3~4発、下手をすれば2~3発で始末できるほどの凄まじい威力を持つに至ります。詠唱時間が1.9秒とやや長いのが欠点ですが、前衛がいれば安全に詠唱を完遂でき、安定した打撃力で次々に敵を葬り去れるため、PTプレイで大いに活躍できます。無論のこと対ボス戦など強敵を相手にした際、この凄まじい攻撃力は大きく貢献します。また、「次の2回の《魔力の炸裂/Arcane Blast》をインスタント・キャスト可能にする」Buffをかける《プレゼンス・オブ・マインド/Presence of Mind》というアビリティもあります。アーケン・チャージが溜まっていない戦闘開始時に使用すれば「暖機」をスムーズに行えますし、チャージが完了した段階で撃てば雑魚敵を瞬殺する事もできます。タレントの《ミラーイメージ/Mirror Image》と併用し、ただでさえ高い攻撃力を短時間飛躍的に高める事もできます。ただし《魔力の炸裂/Arcane Blast》は威力が上がるごとに消費マナも上昇するため、マナの管理が厳しくなりますから注意してください。パッシブの《クリアキャスティング/Clearcasting》の効果により、消費したマナ500ポイントにつき1%の確率で、「次の《魔力の矢/Arcane Missiles》もしくは《魔力の爆発/Arcane Explosion》を消費マナなしでタダで撃てる」Buffがかかります。これを上手く利用すればマナの枯渇を防ぎつつ安定したDPSを維持できるでしょう。マナが減った場合は《魔力喚起/Evocation》で高速回復できます。
欠点は上記のとおりアーケンチャージ4の最大出力で《魔力の炸裂/Arcane Blast》を連射した場合にマナが枯渇しやすいこと。そして範囲攻撃能力に乏しいことと、PvPにはやや不向きなことが挙げられます。
他の二つのスペシャリゼーションは消費マナがそこまで重くはないため、ほとんどマナの現在値を気にせずに連戦する事が可能です。対してアーケンは最大出力で攻撃呪文を乱発していると非常に高頻度でマナ枯渇を起こします。《クリアキャスティング/Clearcasting》のタダ撃ち効果や《魔力喚起/Evocation》を駆使する、あるいはポーションでマナを回復するなり意図的に攻撃の手を緩めてマナ回復に努めたりといった何らかの工夫が必要です。数匹敵を倒した後には《コンジャー・リフレッシュメント/Conjure Refreshment》で生成した食べ物でマナ回復する事になるでしょうが、これが面倒だと感じるかもしれません。また主力攻撃手段の《魔力の炸裂/Arcane Blast》が移動詠唱できない関係で、俗にいう「逃げ撃ち」がしにくい欠点もあります。足止め呪文の《フロストノヴァ/Frost Nova》や短距離テレポート呪文《ブリンク/Blink》を使って安全圏に退避してから再攻撃という方法がソロでは定石になりますが、タンクが前衛をしてくれると逃げる必要がそもそもなくなるので、PTに前衛がいた場合は敵の残りHPよりもむしろ自分の残りマナを気にして攻撃に従事した方がいいかもしれません。
次に範囲攻撃についてですが、基本状態で使用可能な範囲攻撃は《魔力の爆発/Arcane Explosion》の1種類のみです。無詠唱の即時起動で、しかも敵に当たればアーケン・チャージを1得られるという効果もあり、便利ではあります。ただし「自分自身を中心とした範囲攻撃」であるため「攻撃対象との相対距離」という遠距離職にとって必要不可欠なアドバンテージの一つを自ら放棄しなければダメージを与えられません。なおかつ攻撃力も同格MOBに対しては十分とはとても言い難いもので、優秀な範囲攻撃魔法を幾つも擁するフロストと比較すると圧倒的に見劣りします。一応タレントで「攻撃対象の現在地爆発を起こし、範囲内の敵全てにダメージを与えると共に一瞬だけ浮かせる(要するに事実上詠唱妨害としても機能する)」《スーパーノヴァ/Supernova》、「攻撃対象を中心に範囲Dotをばら撒く」《ネザー・テンペスト/Nether Tempest》、「敵を貫通するエネルギー球を自分の正面に発射し、直線上にいる敵全てにダメージを与える」《アーケン・オーブ/Arcane Orb》を習得できますが、どれも何かを犠牲にしなければ習得できず、その全てを習得したとしても範囲攻撃に特化したフロストには及びません。アイランド・エクスペディションなどの多数のMobが密集していて範囲攻撃が欲しくなる局面ではスペシャリゼーションを変更した方がより活躍できるでしょう。
PvPでは《魔力の炸裂/Arcane Blast》の詠唱時間の1.9秒がかなりの足かせになります。移動で詠唱はキャンセルされてしまいますし、2秒弱棒立ちだと非常に高確率でインタラプトされます。ですのでPvPでは《魔力の炸裂/Arcane Blast》を素撃ちして悠長にアーケン・チャージを貯めている余裕はまずありません。前述の《プレゼンス・オブ・マインド/Presence of Mind》、タレントアビリティの「即座に4アーケン・チャージを得る」《チャージ・アップ/Charged Up》、「数秒に一度、ランダムでアーケンチャージ1、アーケンチャージ4、または短時間《魔力喚起/Evocation》のBuff効果を得る」タレントのパッシブ効果《タイム・アノマリー/Time Anomaly》の効果を駆使して素早く4チャージを貯めた後、むしろ積極的に《アーケン・バラージ/Arcane Barrage》を撃って瞬間的な大ダメージを狙った方が良い場合もあります。このプレイングをする場合、「《魔力の爆発/Arcane Explosion》が最低3体の相手に当たった場合、追加のアーケン・チャージを得る」タレントのパッシブ効果《レバーバレート/Reverberate》を用いて、アーケン・チャージを得るためにむしろ相対距離を一時的に自ら放棄して《魔力の爆発/Arcane Explosion》を当てにいくような積極性が求められる局面もあり得ます。《魔力の爆発/Arcane Explosion》の直後には《フロスト ノヴァ/Frost Nova》で足止めした後に短距離テレポート呪文《ブリンク/Blink》もしくはタレントの2チャージ可能にバージョンアップした《シマー/Shimmer》を用いて即座に戦闘離脱した後に攻撃に移るという非常にトリッキーな戦術になります。「《ブリンク/Blink》もしくは《シマー/Shimmer》でテレポートする直前にいた座標にテレポートし直し、《ブリンク/Blink》または《シマー/Shimmer》を即座に再使用可能にする」《ディスプレースメント/Displacement》は、デスナイトの《死の掌握/Death Grip》対策として非常に有効に機能します。死にそうになったら《アイスブロック/Ice Block》で一時的に無敵になって呪文のクールタイムを稼いだ後、シールドを獲得する《プリズマティック・バリア/Prismatic Barrier》、透明化呪文《グレーター・インヴィジビリティ/Greater Invisibility》、《ブリンク/Blink》もしくは《シマー/Shimmer》を駆使して逃走を試みる事になるでしょう。ただ、どのような使い方をするにしろ、PvPでは恐ろしく高度なプレイヤースキルが必要になり、Mob相手では定石だった《魔力の炸裂/Arcane Blast》の連射がPvPではまるで通用しません。「溜まったポイントを消化しては即座に溜め直してまた撃つ」というローグさながらのプレイングをする場合、ローグ同様にアーケン・チャージのみならずマナにも気を配らなければいけないため非常に厄介です。加えて《プレゼンス・オブ・マインド/Presence of Mind》の残り回数やクールタイム、《チャージ・アップ/Charged Up》のクールタイムなど、気にかけなければならないステータスが山のようにあります。PvPに最も適したファイア専攻の方が、上記のPvP特化構成のアーケンよりもまだ使いやすいかもしれません。
いずれにせよ、単体攻撃特化の固定砲台として最も適したスペシャリゼーションだと覚えておけば大きな間違いはないかと思います。)
- Fire 「火炎」
高火力の火炎呪文をメインとした超攻撃型のタレント。ほとんどの能力が呪文攻撃力増加であり、Dragon's Breath、Living Bombといった専用の高火力スペルを習得することができる。火力はとにかく高いのだが、 Arcaneに比べるとBestDPS(最も効率よく敵にダメージを与える技の)ローテーションが難しく、Frostのような生存能力の高さも持ち合わせてはいないので、人気という点ではやや劣っている現状である。しかしこのタレントが弱いという訳では決してなく熱心なFireMageたちも多い。
(2019.07.12 追記:比較的長いクールタイムを持つ代わりに無詠唱でインスタントキャスト出来る呪文を数多く擁する構成です。移動しながら戦える上に、ほぼ全ての火炎呪文に 着火(Ignite) のDotがついているため「逃げ撃ち」に適しており、性質上PvPに最も適した専攻だと言えます。
ファイア専攻の最も特筆すべき点は、パッシブの《ホット・ストリーク/Hot Streak》でしょう。「攻撃魔法の直接ダメージ(着火Dotではなく呪文そのものが与えるダメージ)で2連続でクリティカルヒットが出た場合、次の《パイロブラスト/Pyroblast》もしくは《フレイムストライク/Flamestrike》を無詠唱のインスタントキャストできるようにする」という凄まじい効果を持っています。範囲攻撃の《フレイムストライク/Flamestrike》は3.4秒、単体攻撃で非常に高い威力を誇る《パイロブラスト/Pyroblast》は3.9秒もの詠唱時間を持ち、「素撃ち」した場合はDPSがイマイチです。が、インスタントキャスト可能になれば最大出力の《魔力の炸裂/Arcane Blast》にも決して引けを取らないDPSを叩き出します。
高火力を維持するためには《ホット・ストリーク/Hot Streak》を確実に起動する必要があり、基本攻撃魔法の《ファイアボール/Fireball》や《灼熱/Scorch》でクリティカルヒットが出たら、機を逃さず「確実にクリティカルする」効果を持った呪文を使っていくのが大切になります。基本状態で使用できるクリティカル呪文は「2チャージしておけてインスタントキャスト可能、なおかつ他の呪文の詠唱中に起動でき、10秒でリチャージされる」《ファイアブラスト/Fireblast》のみですが、タレントのパッシブ効果《フレイム・オン/Flame On》で《ファイアブラスト/Fireblast》を「3チャージ、かつ8秒リチャージ」に強化できます。《フェニックス・フレイム/Phoenix Flames》は《フレイム・オン/Flame On》とは共存できないタレントアビリティですが、「インスタントキャスト可能、3チャージ、30秒リチャージ」の範囲攻撃魔法です。攻撃手段を単純化したい方は《フレイム・オン/Flame On》を、攻撃手段が複雑になっても構わないから手数を増やしたい方は《フェニックス・フレイム/Phoenix Flames》を選択すると良いかと思います。
ファイア専攻は範囲攻撃にも優れます。《フレイムストライク/Flamestrike》はもちろん強力な範囲攻撃魔法ですが、他にも「自分が向いている方向に対して扇状にダメージを与え、かつ 4秒間 混乱(Disoriented) 状態にする」《ドラゴンブレス/Dragon's Breath》を擁します。この呪文は通常のMob戦闘ではもちろんのこと、PvPで「わざわざこの呪文を当てにいくためだけに敢えて接近する」局面さえあるほど絶大な影響力を持ちます。ただし 混乱(Disoriented) 状態は対象にダメージが与えられた瞬間に解除されてしまうので、ローグの《ブラインド/Blind》と同様にPTメンバーが誤ってダメージを与えてしまうと解除されてしまうので注意してください。他にはタレント呪文で座標指定型の範囲攻撃《メテオ/Meteor》も非常に強力です。座標指定はインスタントですが隕石が降ってくるまでに3秒の時間的猶予があるため、PvPでは《フロストノヴァ/Frost Nova》などで足止めしない限り避けられてしまう場合が多いのですが、当たりさえすれば尋常ではない被害をもたらします。盲目的にこちらに向かってくるだけのMob相手なら確実なダメージが見込めるため、45秒のクールタイムが気にはなりますが主力級の攻撃手段として扱えます。
弱点は《ホット・ストリーク/Hot Streak》を頻発できなければ火力がガクッと落ちるため、適切なタイミングで適切な呪文を撃たなければならず、PvP仕様の特殊なアーケンを除けば3つの専攻中最も扱いづらい事かと思います。また《ホット・ストリーク/Hot Streak》を起動しやすくするためにはクリティカルのステータスを可能な限り高めた方がいいので装備品を選り好みしなければならず、強力なファイアメイジを育て上げるためには恐ろしく根気のいる作業が必要になってしまいます。
ただ、メイジの弱点である詠唱時間を極限まで減らすことができる構成なので、PvPや特定のレイドボスなど、動き回らなければならない局面では最も活躍が見込める専攻です。基本攻撃呪文の《灼熱/Scorch》は移動詠唱可能ですし、タレントのパッシブ《フレネティック・スピード/Frenetic Speed》を習得すれば《灼熱/Scorch》を詠唱中に 3秒間 移動速度が 30% 上昇します。 やろうと思えば一切立ち止まらずに戦い続けられますし、フロストとはまた違った方法で「逃げ撃ち」が得意です。扱いの難しさは「立ち止まって詠唱しなければならない」というメイジの究極的弱点を克服した代償と言えるでしょう。)
- Frost 「氷結」
メイジに欠けている生存能力を極限まで高められるタレント。敵の移動速度を遅くしたり、氷漬けにして動けなくする氷結魔法の強化が主な能力である。また自身を守るシールド、ハンターやウォーロックのようなペットを召喚できるなどの能力からLv上げに最も適したタレントとして知られている。もし君がメイジを志すのであれば、まずはFrostから始めるのがいいだろう。PvP用のタレントとしても強力である。
(2019.07.12 追記:3つの専攻中最も優れた範囲攻撃能力を持つ構成です。ほとんどの冷気呪文には 凝固(Chilled) のDebuffを付与する追加効果があり、相手の移動速度を減少させられるため相対距離の維持がしやすいです。結果として近接攻撃しかできない相手からの被ダメージを劇的に減らせるので、生存率の最も高い構成と言えるでしょう。相手が接近する前に殲滅できれば理想ですが、それが無理なら自分が《ブリンク/Blink》などで移動して、《ブリザード/Blizzard》や《フローズン・オーブ/Frozen Orb》などであらかじめ設置しておいた範囲攻撃の範囲内に敵を誘い込むことで釣ってきたMobを一網打尽にできます。
基本となる攻撃呪文は《フロストボルト/Frostbolt》です。敵単体にダメージを与えつつ鈍足のDebuffを付与します。パッシブの《ブレイン・フリーズ/Brain Freeze》の効果により、《フロストボルト/Frostbolt》が25%の確率で次の《フラリー/Flurry》をインスタントキャスト可能、かつ50%の追加ダメージを与えるようにします。《フラリー/Flurry》は敵単体に3Hitする連続攻撃をし、かつ強力な鈍足効果を短時間与える呪文です。《ブレイン・フリーズ/Brain Freeze》から《フラリー/Flurry》を起動した場合、「攻撃対象が 凍結(Freeze) していた場合、追加ダメージを与える」「ウィンター・チル/Winter's Chill」のDebuffを発生させます。また、別のパッシブ《マスタリー:アイシクル/Mastery: Icicles》の効果により、《フロストボルト/Frostbolt》と《フラリー/Flurry》は「アイシクル/Icicles」のBuffを生成する効果を持ちます。「アイシクル/Icicles」は最大5つまでスタックでき、キャラクターの上に小さな氷塊が浮いているエフェクトで表示されます。インスタントキャスト呪文《アイス・ランス/Ice Lance》を撃った場合、スタックされていた氷塊が一斉にターゲットに飛んで行ってダメージを与えます。タレントのパッシブ効果《スプリッティング・アイス/Splitting Ice》を習得した場合、《アイスランス/Ice Lance》と「アイシクル/Icicles」が範囲攻撃化し、周囲の敵にもダメージを与えるようになります。また、タレントの呪文《グレイシャル・スパイク/Glacial Spike》は「アイシクル/Icicles」が5スタックされている時にのみ使用可能で、5つの小さな氷塊を一つの巨大な氷の槍に変えて投げつけ、相手に大ダメージを与えます。《スプリッティング・アイス/Splitting Ice》と併用すれば《グレイシャル・スパイク/Glacial Spike》を範囲攻撃化する事もできます。また、別のパッシブ《フィンガーズ・オブ・フロスト/Fingers of Frost》の効果により、《フロストボルト/Frostbolt》を撃った時に18%の確率で「ターゲットが凍結していた場合、次の《アイスランス/Ice Lance》のダメージが飛躍的に高まる」効果を得られます。《フィンガーズ・オブ・フロスト/Fingers of Frost》は2回分までスタックしておけます。フロスト・デスナイトと同様のエフェクトがキャラクターの両サイドに非常にわかりやすい形で表示されるので、見逃す事はまずないでしょう。《フラリー/Flurry》を強化する《ブレイン・フリーズ》がキャラクターの上、《アイスランス/Lce Lance》を強化する《フィンガーズ・オブ・フロスト/Fingers of Frost》が横、と覚えておけば間違いないかと思います。
パッシブ効果の強力なシナジーを持つ《フロストボルト/Frostbolt》、《フラリー/Flurry》、《アイスランス/Icelance》も十分に強力な攻撃手段ですが、特筆すべきフロストメイジの主力攻撃は《フローズン・オーブ/Frozen Orb》でしょう。《フローズン・オーブ/Frozen Orb》は「自分の向いている方向に冷気の球体を投射し、球体に触れる敵全てにダメージを与える」というインスタントキャスト呪文です。敵を貫通して直進する《アーケン・オーブ/Arcane Orb》との決定的な違いは、《フローズン・オーブ/Arcane Orb》は敵に接触した段階で弾速が極端に落ち、着弾点周辺に長時間ダメージをばら撒き続けることです。そしてこの継続ダメージが鈍足効果を発生するのみならずパッシブ効果の《フィンガーズ・オブ・フロスト/Fingers of Frost》をも励起するため、オーブのダメージ圏内に囚われた敵に対して《アイスランス/Ice Lance》を連続で叩き込むことで凄まじい範囲DPSを叩き出せます。設置型の範囲攻撃呪文《ブリザード/Blizzard》にも鈍足効果がついており、タレントのパッシブ効果《フリージング・レイン/Freezing Rain》を習得した場合は《フローズン・オーブ/Frozen Orb》によるダメージに誘発して《ブリザード/Blizzard》がインスタントキャスト可能に、かつダメージを50%多く与えるようになります。これらの設置型範囲攻撃に加えて自分の前方の扇状の範囲にダメージを与えて移動速度を極端に遅くする《冷気の放射/Cone of Cold》も撃ち込めば、特定の範囲をダメージの嵐が襲うデスゾーンに変えられます。このデスゾーンに相手を釘付けにするために用いる場合、《フロストノヴァ/Frost Nova》は逃走をサポートする補助呪文から攻撃をサポートする補助呪文へと化ける事になります。
ただ、上記のデスゾーンはあくまでも特定のエリア、座標に対してダメージソースをばら撒くものであり、攻撃対象が範囲外に出てしまった場合は何の影響も与えられません。盲目的にプレイヤーに攻撃を仕掛けてくるMob相手ならば、自分自身が移動することで上手く範囲内に誘導できます。が、PvPでは無論のこと黙って攻撃を受けてくれるはずもなく、特に移動手段の豊富なウォリアは真っ先にデスゾーンからの離脱を図る事でしょう。フューリー以外のウォリアは凍結を一度無効化できる《アバター/Avatar》を有するため、《フロストノヴァ/Frost Nova》の束縛から脱出できてしまいます。さらには《突撃/Charge》もしくは《インターセプト/Intercept》、あるいは《ヒロイック・リープ/Heroic Leap》で一瞬で距離を詰められるため、鈍足のDebuffを事実上無効化されてしまいがちです。ノックバック効果でデスゾーンに押し戻すか、或いは脱出を試みられた場合にさらに足止めを食らわせるかといった工夫が必要で、ダメージが満足に与えられるか否かは味方の活躍にかかっていると言えます。
また、Mob相手の通常戦闘でも前衛のタンク役が頻繁に移動してデスゾーンからMobを引き離してしまう場合、DPSが極端に落ちます。わざわざ敵を倒しにくくするようなプレイングをするプレイヤーは滅多にいませんが、中にはハラスメントを目的に不必要に動き回るプレイヤーもいるため、そういった相手とダンジョン攻略などで当たってしまった場合は相手をキックするなり自分が抜けるなりしてストレスになる前に手を打った方が良いかと思います。或いは「鈍足無効」の能力を持ったボスも警戒し、あらかじめスペシャリゼーションを変更しておくことで対処するというのも一つの手です。アーケン専攻ならタンクがいかに動き回ろうが《魔力の炸裂/Arcane Blast》の射程圏内から相手が出ない限りは固定砲台をしているだけで安定したDPSを維持できます。
いずれにせよ、フロストメイジは全クラス中で最も優れた範囲攻撃能力を備える構成の一つです。特にPvEでは優れたDPSを遺憾なく発揮するのは前述のとおりですが、PvPでも特定の地域を防衛ないし制圧するタイプのルールだった場合、戦略拠点を中心にデスゾーンを構築すれば事実上敵を「追い出す」事ができるため、本来の目的とはややズレるものの重要な役割を果たせます。また、鈍足がもたらす効果は非常に大きいため、《ブリザード/Blizzard》を戦略拠点に配置しておくだけでも相手に対して「鈍足とダメージを覚悟で敢えて近づくか、それとも《ブリザード/Blizzard》の効果範囲を回避して違う地点で戦闘するか」という究極の選択を迫れます。タレントの《アイス・フロー/Ice Floes》を使用すると「次の呪文を移動しながら詠唱できる」効果を得られるため、棒立ちだとすぐに囲まれてタコ殴りにされ瞬殺されるのが当たり前のPvPでも呪文詠唱を完遂させるチャンスを作れます。防御力が弱い代わりに攻撃力が高いメイジは、ヒーラー同様に最も警戒されターゲットにされやすい役回りです。しかしそれは戦況を左右しかねないほどの重大な影響力を持っていることの裏返しでもあります。)
ステータス[]
Race | Strength | Agility | Stamina | Intellect | Spirit | Armor | Health | Mana | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Draenei | 21 | 17 | 20 | 23 | 24 | 34 | 52 | 165 | |
Dwarf | 22 | 16 | 23 | 22 | 21 | ? | ? | ? | |
Gnome | 15 | 22 | 20 | 27 | 22 | 44 | 52 | 225 | |
Human | 20 | 20 | 20 | 23 | 22 | 40 | 52 | 165 | |
Worgen | 17 | 25 | 19 | 23 | 22 | ? | ? | ? | |
Dwarf | 23 | 22 | 20 | 19 | 21 | ? | ? | ? | |
Blood_elf | 17 | 22 | 20 | 26 | 20 | 44 | 52 | 210 | |
Undead | 19 | 18 | 20 | 21 | 27 | 36 | 52 | 135 | |
Goblin | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | ? | |
orc | 23 | 17 | 22 | 20 | 25 | ? | ? | ? | |
Troll | 21 | 22 | 20 | 19 | 23 | 44 | 52 | 119 |
装備可能品[]
武器スキル[]
- ◎=初期保持スキル 〇=各主要都市にいるトレーナーより習得可能(6.0以降は初期保持に変更)
- 〇Daggers
- 〇Swords
- ◎Unarmed
- ◎Wands
- ◎Staves
装備可能防具[]
- ◎Cloth
Teleportation Spell for Alliance[]
Teleport: Ironforge | 20 | 術者はIronforgeにTeleportする |
Teleport: Stormwind | 20 | 術者はStormwindにTeleportする |
Teleport: Darnassus | 30 | 術者はDarnassusにTeleportする |
Teleport: Shattrath | 60 | 術者はShattrathにTeleportする |
Portal: Ironforge | 40 | 術者とグループメンバーは、IronforgeにTeleportする |
Portal: Stormwind | 40 | 術者とグループメンバーは、StormwindにTeleportする |
Portal: Darnassus | 50 | 術者とグループメンバーは、DarnassusにTeleportする |
Portal: Shattrath | 65 | 術者とグループメンバーは、ShattrathにTeleportする |
Teleportation Spell for Horde[]
Teleport: Orgrimmar | 20 | 術者はOrgrimmarにTeleportする |
Teleport: Undercity | 20 | 術者はUndercityにTeleportする |
Teleport: Thunder Bluff | 30 | 術者はThunder BluffにTeleportする |
Teleport: Shattrath | 60 | 術者はShattrathにTeleportする |
Portal: Orgrimmar | 40 | 術者とグループメンバーは、OrgrimmarにTeleportする |
Portal: Undercity | 40 | 術者とグループメンバーは、UndercityにTeleportする |
Portal: Thunder Bluff | 50 | 術者とグループメンバーは、Thunder BluffにTeleportする |
Portal: Shattrath | 65 | 術者とグループメンバーは、ShattrathにTeleportする |
その他 / Buffスペル[]
- 主な属性付き攻撃SkillはFire、FrostとArcane。
- Summon Jewel(宝石召喚)は、あらかじめ作成しておく事で、貴方のManaを回復する事が出来ます。
- Counter Spell(対抗呪文)は、即時に敵対相手の呪文詠唱を止め、一定時間、その属性の呪文を使用不可能にできます。
- Mageは、Curse(呪い)系効果を治癒することが可能です。
- Mageは、プレイヤーのIntを大きく上昇させるBuffを所持しています。