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フェラルをアフィニティに選択した場合、移動速度が上昇します。金策目的で低級ダンジョンに挑む場合に重宝するでしょう。ただ、フェラルのアクティブアビリティはバランスとあまり噛み合っていないので、レストレーションかガーディアンを選択する方が良いかもしれません。
 
フェラルをアフィニティに選択した場合、移動速度が上昇します。金策目的で低級ダンジョンに挑む場合に重宝するでしょう。ただ、フェラルのアクティブアビリティはバランスとあまり噛み合っていないので、レストレーションかガーディアンを選択する方が良いかもしれません。
   
欠点としては、呪文攻撃のスペシャリストであるメイジと比較するとやや打撃力に劣る感がある事でしょう。《星の雨/Starfall》は攻撃範囲が非常に広く、格下Mobを乱獲する際には大活躍する呪文ではあるものの、同格を相手に無闇に撃てば関係ない敵まで巻き込んでタコ殴りにされかねないリスクを抱えているため、狩場次第では気軽には撃てません。また、タゲ切り手段がないためピンチを乗り切る方法が確実性にやや欠けます。いくらレストレーションやガーディアンをアフィニティに選択していても、被ダメージが回復量を上回っていれば遠からず死に至る事になります。ダメージ源を減らすために《スターサージ/Starsurge》で敵を減らそうと思っても、満足にアストラルパワーを稼げるかどうかは《ルナ・ストライク/Lunar Strike》がインスタントキャストできるかどうかにかなり依存します。インスタントキャストBuffの発生条件は「ムーンキン・フォーム時に自分を対象とする単体攻撃を受けた際に15%の確率」となっていて、割と不安定です。特にレストレーションで追加された回復呪文を撃つためにはムーンキン・フォームを一時的に解除しなければならず、《ルナ・ストライク/Lunar Strike》の連射準備と 呪文ダメージ+10% ならびに 防御力+125% の恩恵を得るためにはムーンキンに再度変身し直さなければならないという一手間がかかります。特にソロプレイではこの一瞬のスキが命取りになりかねません。
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欠点としては、呪文攻撃のスペシャリストであるメイジと比較するとやや打撃力に劣る感がある事でしょう。《星の雨/Starfall》は攻撃範囲が非常に広く、格下Mobを乱獲する際には大活躍する呪文ではあるものの、同格を相手に無闇に撃てば関係ない敵まで巻き込んでタコ殴りにされかねないリスクを抱えているため、狩場次第では気軽には撃てません。いくらレストレーションやガーディアンをアフィニティに選択していても、被ダメージが回復量を上回っていれば遠からず死に至る事になります。ダメージ源を減らすために《スターサージ/Starsurge》で敵を減らそうと思っても、満足にアストラルパワーを稼げるかどうかは《ルナ・ストライク/Lunar Strike》がインスタントキャストできるかどうかにかなり依存します。インスタントキャストBuffの発生条件は「ムーンキン・フォーム時に自分を対象とする単体攻撃を受けた際に15%の確率」となっていて、割と不安定です。特にレストレーションで追加された回復呪文を撃つためにはムーンキン・フォームを一時的に解除しなければならず、《ルナ・ストライク/Lunar Strike》の連射準備と 呪文ダメージ+10% ならびに 防御力+125% の恩恵を得るためにはムーンキンに再度変身し直さなければならないという一手間がかかります。特にソロプレイではこの一瞬のスキが命取りになりかねません。
   
 
とはいえ、その名のとおりバランス専攻は攻撃と防御が両立できる構成になっており、特にレストレーションをアフィニティに設定した場合は回復までこなせるオールラウンドな戦い方が出来ます。パーティプレイ時には援護射撃と回復を担当する事になるでしょうが、《月の炎/Moonfire》ならびに《サンファイア/Sunfire》の素早い遠距離攻撃ならびにDotと、《ルナ・ストライク/Lunar Strike》ならびに《スターサージ/Starsurge》の強力なダメージは、自分を庇ってくれる前衛がいると安定した打撃力を確保できます。相棒のHPを常に意識して、必要なタイミングで回復をかけつつダメージをコンスタントに稼いでいくという戦い方は、他のパーティメンバーに安心感を与える事でしょう。ドルイドはアフィニティの関係で使用できる呪文が多いため、アクションバーを埋めてしまいがちです。《月の炎/Moonfire》と《サンファイア/Sunfire》は交互に撃つ場合が大半であるため、マクロを用いてワンボタンで自動で交互に撃てるようにしておくと操作を単純化できていいかもしれません。また、《ソーラー・ラース/Solar Wrath》と《ルナ・ストライク/Lunar Strike》の詠唱直後にインスタント呪文の《月の炎/Moonfire》もしくは《サンファイア/Sunfire》を放つとダメージをさらに稼いでDotの残り時間をリフレッシュ出来ます。このテクニックを駆使すると少々難のある打撃力を底上げ出来るかもしれません。
 
とはいえ、その名のとおりバランス専攻は攻撃と防御が両立できる構成になっており、特にレストレーションをアフィニティに設定した場合は回復までこなせるオールラウンドな戦い方が出来ます。パーティプレイ時には援護射撃と回復を担当する事になるでしょうが、《月の炎/Moonfire》ならびに《サンファイア/Sunfire》の素早い遠距離攻撃ならびにDotと、《ルナ・ストライク/Lunar Strike》ならびに《スターサージ/Starsurge》の強力なダメージは、自分を庇ってくれる前衛がいると安定した打撃力を確保できます。相棒のHPを常に意識して、必要なタイミングで回復をかけつつダメージをコンスタントに稼いでいくという戦い方は、他のパーティメンバーに安心感を与える事でしょう。ドルイドはアフィニティの関係で使用できる呪文が多いため、アクションバーを埋めてしまいがちです。《月の炎/Moonfire》と《サンファイア/Sunfire》は交互に撃つ場合が大半であるため、マクロを用いてワンボタンで自動で交互に撃てるようにしておくと操作を単純化できていいかもしれません。また、《ソーラー・ラース/Solar Wrath》と《ルナ・ストライク/Lunar Strike》の詠唱直後にインスタント呪文の《月の炎/Moonfire》もしくは《サンファイア/Sunfire》を放つとダメージをさらに稼いでDotの残り時間をリフレッシュ出来ます。このテクニックを駆使すると少々難のある打撃力を底上げ出来るかもしれません。
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( 2018.10.29 追記 : 現在ではネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻「Feral」と、クマに変身してウォリアのように戦う「Guardian」に二分されています。)
 
( 2018.10.29 追記 : 現在ではネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻「Feral」と、クマに変身してウォリアのように戦う「Guardian」に二分されています。)
* Feral 「獣化」( 2019.08.05 追記)
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* フェラル(Feral) 「獣化」( 2019.08.05 追記)
ネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻です。戦闘時は《キャット・フォーム/Cat Form》が基本になるでしょう。《キャット・フォーム/Cat Form》に変身中、プレイヤーキャラのステータスにはローグのように「エナジー/Energy」 と「コンボ・ポイント/Combo Point」が表示されます。ローグと同様、エナジーは初期値が100であり、主に攻撃技を使うと消費されます。戦闘中にも徐々に回復し、戦闘外になると大幅に回復します。タレント次第ではエナジーの最大値を130まで上昇させることが出来ます。コンボ・ポイントもローグと同様で、特定の攻撃技を使うたびに1または2ずつ溜まっていき、最大値は5です。「フィニッシング・ムーブ/Finishing move」を使用すると全て消費され、溜まっていたポイントに応じた効果を発揮します。また、タレント次第ではローグの《退散/Vanish》のように《プロウ/Prowl》を戦闘中に撃てるようになり、緊急時にはステルスを用いた確実性の非常に高い離脱を可能にします。他の専攻にはない Feral 特有の非常に大きな長所です。
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ネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻です。戦闘時は《キャット・フォーム/Cat Form》が基本になるでしょう。《キャット・フォーム/Cat Form》に変身中、自動攻撃のダメージに +40%、移動速度に +30% のボーナスがかかり、メイジの《動物変身/Polymorph》に対する耐性を持ちます。また、落下ダメージも軽減されます。プレイヤーキャラのステータスにはローグのように「エナジー/Energy」 と「コンボ・ポイント/Combo Point」が表示されます。ローグと同様、エナジーは初期値が100であり、主に攻撃技を使うと消費されます。戦闘中にも徐々に回復し、戦闘外になると大幅に回復します。タレント次第ではエナジーの最大値を130まで上昇させることが出来ます。コンボ・ポイントもローグと同様で、特定の攻撃技を使うたびに1または2ずつ溜まっていき、最大値は5です。「フィニッシング・ムーブ/Finishing move」を使用すると全て消費され、溜まっていたポイントに応じた効果を発揮します。また、タレント次第ではローグの《退散/Vanish》のように《プロウ/Prowl》を戦闘中に撃てるようになり、緊急時にはステルスを用いた確実性の非常に高い離脱を可能にします。他の専攻にはない Feral 特有の非常に大きな長所です。
   
 
ローグ同様、ステルス状態からの奇襲でアドバンテージを得られますが、さすがに本職であるローグほどステルス中に撃てる技にはバリエーションがありません。また、毒によるDot重視の アサッシネイション(Assasination) か、瞬間火力重視の短期決戦型 アウトロウ(Outlaw) か、はたまたスタン技を連発して「ハメ殺し」を狙える サトルティ(Subtlety) かを選べるローグと違い、Feral ドルイドはアサッシネイションと非常に類似点の多い Dot 重視の構成のみとなっています。
 
ローグ同様、ステルス状態からの奇襲でアドバンテージを得られますが、さすがに本職であるローグほどステルス中に撃てる技にはバリエーションがありません。また、毒によるDot重視の アサッシネイション(Assasination) か、瞬間火力重視の短期決戦型 アウトロウ(Outlaw) か、はたまたスタン技を連発して「ハメ殺し」を狙える サトルティ(Subtlety) かを選べるローグと違い、Feral ドルイドはアサッシネイションと非常に類似点の多い Dot 重視の構成のみとなっています。
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フェラルドルイドの弱点を指摘するなら、まず上記の防御力の低さが挙げられます。「受けるダメージを6秒間だけ半減させるBuffを自分にかける」《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》が頼みの綱になるでしょうが、それを除けば基礎防御力に何のボーナスもない上に最大MPの関係上回復も心もとないため、大勢の敵に囲まれたら「殺られる前に殺る」か「諦めて透過して逃げる」という判断を迫られます。上記のとおりガーディアンをアフィニティに入れて、Dotを入れてから《ベア・フォーム/Bear Form》に切り替えて戦うことで、この弱点はかなり克服できます。が、フォームチェンジの正確な操作を実現するにはある程度のプレイヤースキルが必要になってきます。また、ダメージソースが Dot にかなり依存しているため、瞬間火力に乏しい事も弱点として挙げられます。同種の Dot を何度も入れても効果時間のリフレッシュにしかならないため、敵のステータスを異常をしっかり見極めて種類の異なる Dot 技を使う必要があり、ある程度のプレイヤースキルを要求されます。範囲攻撃の《なぎ払い/Swipe》もしくは《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》は Dot を持たないため、《なぎ払い/Swipe》もしくは《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》&《スラッシュ/Thrash》の2種類の範囲攻撃だけでは対処が難しい相手に囲まれた際には、それぞれのターゲットに個別に単体 Dot 《レイク/Rake》を撃ち込む必要があり、忙しく立ち回らなければならない事態にもかかわらず慎重かつ正確な操作が要求されます。そもそもエナジーの現在値やコンボポイントの現在値など、把握しなければならないステータスが他のスペシャリゼーションよりもやや多いため、単純に扱いが難しいというのも欠点として挙げられるでしょう。また、フェラルドルイドは基本的にレイド戦が苦手です。「近付かなければダメージを与えられない」上に「防御が貧弱」という二つの欠点が合わさって、ボスの範囲攻撃で「ついでに」殺される事がままあるため、残念ながら活躍の機会があまりありません。遠距離攻撃ができるバランスか回復のレストレーションの方がレイド戦では重宝されるため、事前にスペシャライゼーションを変更しても良いかと思います。
 
フェラルドルイドの弱点を指摘するなら、まず上記の防御力の低さが挙げられます。「受けるダメージを6秒間だけ半減させるBuffを自分にかける」《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》が頼みの綱になるでしょうが、それを除けば基礎防御力に何のボーナスもない上に最大MPの関係上回復も心もとないため、大勢の敵に囲まれたら「殺られる前に殺る」か「諦めて透過して逃げる」という判断を迫られます。上記のとおりガーディアンをアフィニティに入れて、Dotを入れてから《ベア・フォーム/Bear Form》に切り替えて戦うことで、この弱点はかなり克服できます。が、フォームチェンジの正確な操作を実現するにはある程度のプレイヤースキルが必要になってきます。また、ダメージソースが Dot にかなり依存しているため、瞬間火力に乏しい事も弱点として挙げられます。同種の Dot を何度も入れても効果時間のリフレッシュにしかならないため、敵のステータスを異常をしっかり見極めて種類の異なる Dot 技を使う必要があり、ある程度のプレイヤースキルを要求されます。範囲攻撃の《なぎ払い/Swipe》もしくは《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》は Dot を持たないため、《なぎ払い/Swipe》もしくは《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》&《スラッシュ/Thrash》の2種類の範囲攻撃だけでは対処が難しい相手に囲まれた際には、それぞれのターゲットに個別に単体 Dot 《レイク/Rake》を撃ち込む必要があり、忙しく立ち回らなければならない事態にもかかわらず慎重かつ正確な操作が要求されます。そもそもエナジーの現在値やコンボポイントの現在値など、把握しなければならないステータスが他のスペシャリゼーションよりもやや多いため、単純に扱いが難しいというのも欠点として挙げられるでしょう。また、フェラルドルイドは基本的にレイド戦が苦手です。「近付かなければダメージを与えられない」上に「防御が貧弱」という二つの欠点が合わさって、ボスの範囲攻撃で「ついでに」殺される事がままあるため、残念ながら活躍の機会があまりありません。遠距離攻撃ができるバランスか回復のレストレーションの方がレイド戦では重宝されるため、事前にスペシャライゼーションを変更しても良いかと思います。
   
総評すれば、ドルイドはタレント次第では本職のローグにも勝るとも劣らない性能を発揮するDPSだと言えるでしょう。さすがにステルス時の性能ではローグに遠く及びません。特に《昏倒/Sap》を用いて敵単体を半永久的に戦闘から排除したり、《掏り取り/Pick Pocket》で盗むだけ盗んで逃亡するような芸当は不可能で、ステルスからの奇襲にもバリエーションがありません。ただ、アフィニティでレストレーションを選択していた場合はステルス能力と高い機動力を活かした神出鬼没のヒーラーになれます。これは自分自身しか回復できない本職のローグには不可能な芸当です。ローグに似ているとはいえ、ローグとはかなり性質の異なるステルスの使い手と言えます。
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総評すれば、フェラルドルイドは構成次第ではローグにも勝るとも劣らない性能を発揮するDPSだと言えるでしょう。さすがにステルス時の性能ではローグに遠く及びません。特に《昏倒/Sap》を用いて敵単体を半永久的に戦闘から排除したり、《掏り取り/Pick Pocket》で盗むだけ盗んで逃亡するような芸当は不可能で、ステルスからの奇襲にもバリエーションがありません。ただ、アフィニティでレストレーションを選択していた場合はステルス能力と高い機動力を活かした神出鬼没のヒーラーになれます。これは自分自身しか回復できない本職のローグには不可能な芸当です。ローグに似ているとはいえ、ローグとはかなり性質の異なるステルスの使い手と言えます。
* Guardian 「守護者」( 2018.11.05 追記 )
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* ガーディアン(Guardian) 「守護者」( 2019.08.06 追記 )
クマに変身してウォリアのように戦うタンク構成です。戦闘時はベア・フォームが基本になります。ベア・フォームに変身中、プレイヤーキャラのステータスにはウォリアと同様の「レイジ/Rage」が表示されます。レイジを生み出す技を使用したり、敵からダメージを受けたりすると溜まっていきます。レイジを消費して強力な技を使用できます。また、ベア・フォームに変身すると自身の 防御力 ( Armor ) を 80% も上昇させる効果がかかります。この効果のお蔭で装備が 革鎧 ( Leather ) であるにもかかわらずタンク役が出来るようになっています。
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クマに変身してプロテクションウォリアのように戦うタンク構成です。戦闘時はベア・フォーム/Bear Form》が基本になります。ベア・フォーム/Bear Form》に変身中、プレイヤーキャラのステータスにはウォリアと同様の「レイジ/Rage」が表示されます。レイジを生み出す技を使用したり、敵からダメージを受けたりすると溜まっていきます。レイジを消費して強力な技を使用できます。また、ベア・フォーム/Bear Form》に変身すると自身の 防御力(Armor) を 220%、スタミナ(Stamina) も 45%も上昇させる効果がかかり、メイジの《動物変身/Polymorph》に対する耐性を持ちます。この効果のお蔭で装備が 革鎧(Leather) であるにもかかわらずタンク役が出来るようになっています。
   
基本的に Protection ウォリアと同じような役割果たす盾役ですウォリアの《挑発/Taunt》と同様の効果を持つ《グラウ/Grawl》を使えるため、味方を守るために相手の攻撃対象を強制変更できます。アフィニティでも継承可能な自分の被ダメージを6%減少させるパッシブ効果《ティック・ハイド/Thick Hide》の恩恵は非常に大きく、それに加えて自分の身を守る術をいくつも持っています。自分自身を回復する《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》、自身の防御力を短時間上昇させる《アイアンファー/Ironfur》、6秒間受けるダメージを半減させる《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》、そして他の専攻同様に自分自身の防御力を短時間上昇させる《樹皮の肌/Barkskin》も使用可能です。周囲の敵を短時間 無力化/incapacitating する《インキャパシテーティング・ロア/Incapacitating Roar》も使用可能で、緊急時には周りの敵全てを短時間足止めできます。Feral 同様に《スカル・バッシュ/Skull Bash》も使用可能で、相手の詠唱妨害手段も豊富です。もう一つの妨害手段である《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》はタレントで、非常に強力な広範囲の足止め手段である《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と範囲ノックバックの《タイフーン/Typhoon》と共存できないため、どれを選ぶか非常に迷うところです。Guardian ではどのアビリティも有効活用できます。
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敵の攻撃引き付けて味方を守るのが仕事のタンクですので、もちろんウォリアの《挑発/Taunt》と同様の効果を持つ《グラウ/Grawl》を使えます。味方を守るために相手の攻撃対象を強制変更できます。アフィニティでも継承可能な自分の被ダメージを6%減少させるパッシブ効果《ティック・ハイド/Thick Hide》の恩恵は非常に大きく、それに加えて自分の身を守る術をいくつも持っています。自分自身を回復する《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》、自身の防御力を短時間上昇させる《アイアンファー/Ironfur》、6秒間受けるダメージを半減させる《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》、そして他の専攻同様に自分自身の防御力を短時間上昇させる《樹皮の肌/Barkskin》も使用可能です。周囲の敵を短時間 無力化/incapacitating する《インキャパシテーティング・ロア/Incapacitating Roar》も使用可能で、緊急時には周りの敵全てを短時間足止めできます。フェラル同様に《スカル・バッシュ/Skull Bash》も使用可能で、相手の詠唱妨害手段も豊富です。もう一つの妨害手段である《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》はタレントで、非常に強力な広範囲の足止め手段である《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と範囲ノックバックの《タイフーン/Typhoon》と共存できないため、どれを選ぶか非常に迷うところです。ガーディアンではどのアビリティも有効活用できます。
   
Feral と同様、Guardian は範囲攻撃に優れます。《スラッシュ/Thrash》と《なぎ払い/Swipe》の二つの範囲攻撃を持っていますが、さすがに Feral ほど素早く繰り出すことは出来ません。単体攻撃ではレイジを生み出すかわりにクールタイムが若干長い《マングル/Mangle》と、レイジを消費して放つ強力な一撃《モール/Maul》の二種類があります。が、どちらも Feral のような Dot を持たないため、相手を倒し切るまでに若干時間がかかる場合があります。とはいえ、Feral よりも耐久力が圧倒的に勝るため、時間こそかかるものの同格の敵をかき集めてきても処理し切る体力があります。ベア・フォームでも《月の炎/Moonfire》を使用可能であるため、付近の敵に Dot を叩き込んで釣ってきて《なぎ払い/Swipe》と《スラッシュ/Thrash》を乱射して一網打尽にするという暴力的な効率狩りが可能です。アフィニティ Feral を選択した場合移動速度が速くなる恩恵を得られる上、キャット・フォームで Dot を打ち込んでからベア・フォームに切り替えて戦うという選択肢が生まれるため、少々難のある火力を底上げできます。ただ、フォームチェンジに一瞬スキが出来るため、扱いの難しい戦略ではあります。Balance を選択した場合には範囲攻撃の効果範囲なる上、《月炎/Moonfire》の射程も伸びるので効率狩りが捗ります。Restoration を選択した場合《スウィフトメド/Swiftmend》《レジュビネイション/Rejuvenation》のお蔭でただでさ高い耐久力をさらに底上げ出来ます。いずれの構成も格下及び同格Mobを相手にした時に問答無用の強さを発揮します。
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フェラルと同様、ガーディアンも範囲攻撃に優れます。《スラッシュ/Thrash》と《なぎ払い/Swipe》の二つの範囲攻撃を持っていますが、さすがにフェラルほど素早く繰り出すことは出来ません。単体攻撃ではレイジを生み出すかわりにクールタイムが若干長い《マングル/Mangle》と、レイジを消費して放つ強力な一撃《モール/Maul》の二種類があります。が、どちらも Feral のような Dot を持たないため、相手を倒し切るまでに若干時間がかかる場合があります。とはいえ、フェラルよりも耐久力が圧倒的に勝るため、時間こそかかるものの同格の敵をかき集めてきても処理し切る体力があります。ベア・フォーム/Bear Form》中でも《月の炎/Moonfire》を使用可能であるため、付近の敵に Dot を叩き込んで釣ってきて《なぎ払い/Swipe》と《スラッシュ/Thrash》を乱射して一網打尽にするという暴力的な効率狩りが可能です。ソロ活動では少々無茶くのはクの特権えます。
   
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アフィニティでフェラルを選択した場合、移動速度が速くなる恩恵を得られる上、《キャット・フォーム/Cat Form》で Dot を打ち込んでから《ベア・フォーム/Bear Form》に切り替えて戦うという選択肢が生まれるため、少々難のある火力を底上げできます。ただ、《キャット・フォーム/Cat Form》でDotを撃ち込む作業をしている間は《ベア・フォーム/Bear Form》時の防御力 +220% とスタミナ +45% の圧倒的な防御性能を一時的に失うため、この間に大ダメージを受けないようにする何らかの工夫があると良いでしょう。《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》や《樹皮の肌/Barkskin》、あるいはタレントのスタン技の《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》を身構えておくといいかもしれません。《ベア・フォーム/Bear Form》中にしか使用できない防御技の《アイアンファー/Ironfur》のBuffは、ガーディアンでのみ変身を解除した後も持続します。アフィニティで継承した《アイアンファー/Ironfur》は、《ベア・フォーム/Bear Form》を解除した瞬間にBuff効果が切れます。あらかじめ《アイアンファー/Ironfur》をかけておいてから他のフォームで活動するという戦術はガーディアンにのみ許された特権です。
欠点はレイド戦やPVPではタンクとして役者不足になりがちな事でしょう。本職の Protection ウォリアと比べると防御力の差がかなり出ます。ドルイドは装備可能な防具が 革鎧 ( Leather ) であるため、もちろん装備品の質にも大きく左右されますが、目安としては 板金鎧 ( Plate ) + 盾 ( Shield ) が装備できる Protection ウォリアの 2/3 程度が限界値と言えそうです。ベア・フォーム時では「ボーン・シールド ( Bone Shield )」がかかった状態の Blood デスナイトと 同等の防御力を得られますが、回復魔法を撃つためにベア・フォームを解除した場合は「ボーン・シールド」が剥がれた状態のデスナイトの約半分と言って差し支えない致命的な値にまで減少します。この状態の時にまとまったダメージを受けると一瞬で即死する可能性があるので、Restoration をアフィニティに設定していた場合ですらも「ベア・フォームを解除するぐらいなら回復魔法を撃たない方がまだマシ」という状況になり得ます。ですのでPvPのフラッグ戦では旗持ちとして優れているとは言い難く、むしろ範囲攻撃能力や足止め能力や死ににくさを活かしたダメージディラーとしての役割の方が重要になる場合が多々あります。こういった特殊な状況では、装備品やプレイヤースキルに自信がない場合は事前にスペシャライゼーションを変更してもいいかもしれません。
 
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バランスを選択した場合には範囲攻撃の効果範囲が広くなる上、《月の炎/Moonfire》の射程も伸びるので効率狩りが捗ります。《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》に変身する機会はあまりないでしょうからバランスのアクティブアビリティを活かす機会はあまりないでしょうが、ガーディアンは《ベア・フォーム/Bear Form》中でも《月の炎/Moonfire》が撃てるので、「大量の敵を釣ってきて一網打尽にしたい」場合には射程が伸びる事に大きな意味があります。
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レストレーションを選択した場合は《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器のお蔭で、ただでさえ高い耐久力をさらに底上げ出来ます。とはいえ、回復魔法を撃つためには《ベア・フォーム/Bear Form》を解除しなければならないので、この間にまとまったダメージを受けないように心がける必要があります。上記の防御手段が有効です。
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欠点を挙げるなら、レイド戦やPVPではタンクとしてやや役者不足になりがちな事でしょう。防御特化型のタンクであるプロテクションウォリアと比べると防御力の差がかなり出ます。ドルイドは装備可能な防具が 革鎧(Leather) であるため、もちろん装備品の質にも大きく左右されますが、目安としては 板金鎧(Plate) + 盾(Shield) が装備できるプロテクションウォリアの 3/4 程度が限界値と言えそうです。盾を持たずにタンクするややDPS寄りのブラッド・デスナイトに近い構成になっています。
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また、前述のとおり回復魔法を撃つ際には注意が必要です。《ベア・フォーム/Bear Form》時には「ボーン・シールド(Bone Shield)」がかかった状態のブラッドデスナイトと同等の防御力を得られますが、回復魔法を撃つために《ベア・フォーム/Bear Form》を解除した場合は「ボーン・シールド」が剥がれた状態のデスナイトの約半分と言って差し支えない致命的な値にまで減少します。《ベア・フォーム/Bear Form》時を「基本状態」と考えるのなら、変身を解除した瞬間に 防御力 -220% と スタミナ -45% という凄まじいディスアドバンテージを背負う事になり、この状態の時にまとまったダメージを受けると一瞬で即死する可能性があります。レストレーションをアフィニティに設定していた場合ですらも「ベア・フォームを解除するぐらいなら回復魔法を撃たない方がまだマシ」という状況になり得ます。ので、ベア・フォーム中に使える《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》で出来る限り回復をまかなって、自身の防御力を短時間上昇させる《アイアンファー/Ironfur》で耐え忍ぶのが常套手段になります。
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防御性能と機動力の面からみて、ガーディアンドルイドはPvPのフラッグ戦では旗持ちとして優れているとはやや言い難いです。《キャット・フォーム/Cat Form》や《トラベル・フォーム/Travel Form》で移動速度を高めたいと思った場合、前述のとおり防御力が極端に落ちるのでタンク役を果たせなくなります。敵プレイヤーが周囲にいない場合は高速移動で距離を稼げますが、見つかって攻撃された後は《インターセプト/Intercept》と《ヒロイック・リープ/Heroic Leap》が使えるプロテクションウォリアの方が圧倒的に優れた機動力を発揮できます。PvPではむしろ範囲攻撃能力や足止め能力や死ににくさを活かしたダメージディラーとしての役割を求められる場合もありますし、装備品やプレイヤースキルに自信がない場合は事前にスペシャリゼーションを変更してもいいかもしれません。
 
* Restoration 「回復」
 
* Restoration 「回復」
 
自然は植物を育て、植物はその生命力をもって癒しを与える。主にプリーストのような回復呪文/能力を強化
 
自然は植物を育て、植物はその生命力をもって癒しを与える。主にプリーストのような回復呪文/能力を強化
   
( 2018.10.30 追記 : 自身の専攻自体は自発的攻撃能力をほぼ持たない代わりに、回復能力に特に秀でた専攻です。攻撃能力は他の専攻のアフィニティに依存していますが、他の専攻やクラスと比較すると大きく劣ります。パーティプレイやレイド戦、PvPで真価を発揮する構成です。ほとんどの回復魔法は変身状態では使用できないため、回復に従事している間は基本的にもとの姿で戦う事になります。
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( 2019.08.06 追記 : 自身の専攻自体は自発的攻撃能力をほぼ持たない代わりに、回復能力に特に秀でた専攻です。攻撃能力は他のスペシャリゼーションのアフィニティに依存していますが、他のスペシャリゼーションやクラスと比較すると大きく劣ります。パーティプレイやレイド戦、PvPで真価を発揮する構成です。ほとんどの回復魔法は変身状態では使用できないため、回復に従事している間は基本的にもとの姿で戦う事になります。
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回復特化構成だけあり、非常に多彩な回復手段を持っています。中でも特に目を引くのは、座標指定の配置型の範囲回復魔法《エフローセンス/Efflorescence》と、クールタイムが長い代わりに自分自身の周囲の味方全てを大幅に回復させる《トランクリティ/Tranquility》でしょう。特に《エフローセンス/Efflorescence》はインスタントキャストできるためPvPでも活躍できます。《トランクリティ/Tranquillity》はチャネリング中に移動も含めて他の行動が一切出来ないためスキだらけになり、残念ながらPvPでは真っ先にターゲットにされインタラプトされます。それだけ強力な効果を持っている証拠です。インタラプトされにくいレイド戦やダンジョンでは回復効果を遺憾なく発揮できます。「回復の必殺技」とでも言うべき凄まじい効力を誇ります。
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アフィニティでも継承可能な三種の神器はもちろんレストレーションの十八番です。対象を即座に大回復させるインスタント回復呪文《スウィフトメンド/Swiftmend》、対象にHotをかける《レジュビネイション/Rejuvenation》、対象を中心とした味方全てにHotをかける範囲回復魔法《野生の繁茂/Wild Growth》はあらゆる局面で大活躍します。タレント次第では《スウィフトメンド/Swiftmend》を2チャージできるようにしたり、《レジュビネイション/Rejuvenation》を二重掛けして効力を2倍にする事も出来ますし、PvPタレントの《アーリースプリング/Early Spring》はPvP限定で《野生の繁茂/Wild Growth》をインスタントキャスト可能にします。他にも《レジュビネイション/Rejuvenation》同様に対象にHotをかける《ライフブルーム/Lifebloom》も擁しており、重ね掛けが可能です。タレント次第では対象に凄まじいHotの嵐をかけられるため、味方一人の生存能力を極端に高められます。上記の《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《ライフブルーム/Lifebloom》、そして《エフローセンス/Effloresence》がインスタント呪文であるため、詠唱をインタラプトされやすいPvPでは回復の大御所たるプリーストすら凌ぐ活躍が見込めます。
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パッシブの《・オブ・クラリティ/Omen of Clarity》の効で《ライフブルーム/Lifebloom》の回復効果に誘発して、基本回復魔法《リグロース/Regrowth》を消費マナなしでタダち出来るようになる恩恵をに得られます。自身の防御力を短時間高める《樹皮の肌/Barkskin》、そして相手を移動不能にする《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》ならびに《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》も他のスペシャリゼーション同様に使用可能です。特に移動不能系の呪文は自分の身を守るために逃走する際にも、或いはPvPの際に回復の手が空いた時に敵の逃亡を阻止する際にも非常に有効な支援手段になります。自発的攻撃能力をほぼ放棄した代わりに得た絶大な支援能力は、多くの味方を死の淵から救う非常に重要な役割を果たすでしょう。
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ガーディアンをアフィニティに選択した場合、《エフローセンス/Efflorescence》を配置してから自分自身を《レジュビネイション/Rejuvenation》、《ライフブルーム/Lifebloom》、《野生の繁茂/Wild Growth》のHotの嵐で包み、《ベア・フォーム/Bear Form》に変身して突進する事でタンクの真似事が出来るようになります。残念ながらガーディアンよりも攻撃力が圧倒的に劣るため、敵を倒すのには長い時間を要しますが、ダンジョンやレイド戦やPvPでは「硬いヒーラー」というのは非常に重宝されます。特にPvPではヒーラーは真っ先に狙われる場合が多いため、「死ににくい」事は非常に大きなメリットになります。
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バランスアフィニティを選択した場合、パッシブの《アストラル・インフレンス/Astral Influence》の「すべてのアビリティの射程が 5ヤード 広くなる」効果が回復魔法にも及びます。遠くから味方を回復できる事はダンジョン、レイド戦、PvPで大きな意味を持ちます。また、《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》に変身すれば《ルナ・ストライク/Lunar Strike》と《スターサージ/Starsurge》が使用可能になります。アフィニティの場合はアストラルパワーがないため、《スターサージ/Starsurge》はインスタント呪文ではなく通常の詠唱魔法になっています。が、参照ステータスが インテレクト(Intellect) で噛み合っているため、4つのスペシャリゼーション中最弱の攻撃力をある程度補えます。
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フェラルアフィニティは残念ながらレストレーションとはあまり噛み合っていません。が、《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》の移動速度 +15% の存在は大きいです。また、一応ステルスからの《レイク/Rake》でスタンさせられるというコンバット・トリックは使えます。とはいえ、わざわざそれを狙いにいくぐらいならむしろスペシャリゼーションをフェラルに変更してアフィニティをレストレーションにした方が上手くいく場合が多いです。特にソロや小規模パーティでの活動でなら、《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器だけで事足りる事が多く、移動速度の底上げを狙うならフェラルとガーディアンの固有アビリティ《スタンピーディング・ロア/Stampeding Roar》が使えた方がよほど高い機動力が得られます。
   
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レストレーションの弱点は攻撃能力の貧弱さに尽きます。《月の炎/Moonfire》、《サンファイア/Sunfire》、《ソーラー・ラース/Solar Wrath》以外には元々持っている攻撃手段がありません。ヒーラーが故に物理攻撃のステータスが貧弱で、杖で殴ったところでほとんどダメージらしいダメージを与えられません。いくらアフィニティでフェラルやガーディアンを選択したところで、参照ステータスが インテレクト(Intellect) と アジリティ(Agility) で噛み合っていないため、打撃力が大きく劣ります。また、インタラプト手段がタレントの《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》のみであり、しかも近接技です。少し離れた場所から回復魔法を連射するいう役割上、使う機会はほぼありません。さらには《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》は《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》もしくは範囲攻撃のノックバック呪文《タイフーン/Typhoon》を諦めなければ習得できません。ボスやレアMobが使ってくる致命的な攻撃に対して、「受けたダメージを回復する」ないし「《レジュビネイション/Rejuvenation》と《ライフブルーム/Lifebloom》をあらかじめかけておく」という後手に回る対抗手段しか取れないのは大きな痛手に繋がります。或いは、回復アビリティを持った敵を相手にする場合、相手の回復技をインタラプト出来ない都合上、貧弱な攻撃力もあいまって相手を殺し切ることが出来なくなる可能性があります。最新マップの ナージャター(Nazjatar) にいるとてもいいアイテムをドロップする美味しいMob「ウェイワード・アルガン(Wayward Algan)」や「ロスト・アルガン(Lost Algan)」を相手にする場合、この欠点が非常に顕著に現れます。特定のMobをソロで相手にする場合はスペシャリゼーションを変更した方が賢明です。
回復特化構成だけあり、非常に多彩な回復手段を持っています。中でも特に目を引くは配置型の範囲回復魔法エフロス/Efflorescence》、対象の周囲を回復させる範囲回復魔法《野生の繁茂/Wild Growth》、ールタイムが長い代わりに自分自身の周囲の味方全てを回復させる《トンクリティ/Tranquility、対象を即座に大回復させる《スウィフトメンド/Swiftmend》でしょう。無差別範囲回復である《エフローセンス/Efflorescence》と《トランクリティ/Tranquility》はレイド戦やPvP拠点防衛など、大人数での定点戦闘時に絶大な力を発揮します。対象を徐々に回復させるBuffをかける魔法も《レジュビネイション/Rejuvenation》と《ライフブルーム/Lifebloom》の2種類があり、重ねがけが可能す。タレント次第では《レジュビネイション/Rejuvenation》を二重掛けして効力を2倍にする事も出来、対象となった味方の生存率を極端に高める事が出来ます。また、ランダムとはいえ《ライフブルーム/Lifebloom》の回復効果に誘発して、全ての専攻で使用可能な基本回復魔法《リグロース/Regrowth》を消費マナなしで撃るようになる恩恵をたまに得られます。自身の防御力を短時間高める《樹皮の肌/Barkskin》、そして相手を移動不能にする《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》ならびに《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》も他の専攻同様に使用可能です。特に移動不能系の呪文は自分の身を守るために逃走する際にも、或いはPvPの際に回復の手が空いた時に敵の逃亡を阻止する際にも非常に有効な支援手段になります。自発的攻撃能力をほぼ放棄した代わりに得た絶大な支援能力は、多くの味方を死の淵から救う非常に重要な役割を果たすでしょう。
 
   
弱点は攻撃能力の乏しさに尽きます。《月の炎/Moonfire》、《サンファイア/Sunfire》、《ソーラー・ラース/Solar Wrath》以外には元々持っている攻撃手段がありません。ヒーラーが故に物理攻撃のステータスが貧弱で、杖で殴ったところでほとんどダメージらしいダメージを与えらません。いくらアフィニティで Feral や Guardian を選択したころで参照ステータスが インテクト ( Intellect ) と アジリティ ( Agility ) で噛み合っていないため、打撃力は本職に大きく劣ります。Balance アフィニティを選択した場合、回復も含めて全ての呪文の射程に若干のボーナスがつくという恩恵を受けられると同時に《ルナ・ストライク/Lunar Strike》と《スターサージ/Starsurge》が使用可能になりますが、ムーンキン・フォームに変身しなければそれら二つの攻撃魔法は使えない上、両者ともアストラル・パワーとは無縁のごく普通の詠唱型攻撃魔法に弱体化しています。本職の Balance のように即時起動はできません。また、相手の行動を阻害する対抗手段が《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》のみであり、しかも近接技です。少し離れた場所から回復魔法に努めるという役割上、使う機会はほぼありません。さらには《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》はタントであり、《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》もしくは範囲攻撃のノックバック呪文《タイフン/Typhoon》を諦めなければ習得できません。「攻撃される前に止める」という先手型の防御手段がほぼ使えないため、「受けたダメージを回復する」ないし「《レジュビネイション/Rejuvenation》と《ライフブルーム/Lifebloom》をかけておく」という後手に回る対抗手段しか取れません。また、Restoration の一番の魅力である無差別範囲回復魔法《エフローセンス/Efflorescence》と《トランクリティ/Tranquility》が、ソロプレイないしごく小規模のパーティプレイだとやや冗長的になってしまう事も欠点として挙げられるしょう本職ほどの効力は期待できないものの、アフィニティでも《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器は使用可能である上、基本回復魔法《リグロース/Regrowth》はアフィニティに関係なくどのスペシャライゼーションでも使用可能です。ソロないし小規模なパーティでプレイする場合はスペシャライゼーションを変更し、Restoration をアフィニティに回した方がいいかもしれません。
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れと、レストレーションの一番の魅力である無差別範囲回復魔法《エフローセンス/Efflorescence》と《トランクリティ/Tranquility》ですが、ソロプレイないしごく小規模のパーティプレイだとやや冗長的になってしまいがち。アフィニティでも《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器は使用可能である上、基本回復魔法《リグロース/Regrowth》はアフィニティに関係なくどのスペシャゼーションでも使用可能です。前述のとおり、ソロないし小規模なパーティでプレイする場合はスペシャゼーションを変更し、レストレーションをアフィニティに回した方がいいかもしれません。
   
上記のように長所と短所が非常にハッキリした構成です。レイド戦やPvPなど大規模な戦闘では回復の要という非常に重要な役割を果たす事になります。また、アフィニティで Guardian を選択した場合、自分の被ダメージを6%減少させるパッシブ効果《ティック・ハイド/Thick Hide》の恩恵を受けられる上、自分自身の防御力を短時間上げるBuffをかける《アイアンファー/Ironfur》、自分自身のHPを回復する《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》も使用可能になり、主力回復手段の一つである《スウィフトメンド/Swiftmend》のクールタイムを稼ぎつつ自分の身を守るという鉄壁の防御を実現できます。Feral を選択した場合は移動速度に15%のボーナスがつくパッシブ《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》の恩恵を受けられる上、ステルス状態からの奇襲に成功すると相手を短時間スタンさせられる《レイク/Rake》が使用可能になります。キャット・フォームに変身して自身の移動速度を短時間劇的に上昇させる《ダッシュ/Dush》はどのスペシャライゼーションでも使用可能なので、常套手段の《樹皮の肌/Barkskin》や《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と併用する事で窮地からの脱出も狙えます。「自発的攻撃手段に乏しい」という究極的な弱点と引き換えに得た実に多彩な支援能力と、アフィニティがもたらす他のクラスには無い多様性は、レイド戦やPvPなどの大規模戦闘でこそ戦況を変えてしまうほどの絶大な影響力を発揮する事でしょう。)
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上記のように長所と短所が非常にハッキリした構成です。ダンジョン、レイド戦やPvPなど大規模な戦闘では回復の要という非常に重要な役割を果たす事になります。「自発的攻撃手段に乏しい」という究極的な弱点と引き換えに得た実に多彩な支援能力と、アフィニティがもたらす他のクラスには無い多様性は、レイド戦やPvPなどの大規模戦闘でこそ戦況を変えてしまうほどの絶大な影響力を発揮する事でしょう。)
   
 
== ステータス ==
 
== ステータス ==

2019年8月6日 (火) 18:24時点における版

概要

ドルイドは世界の保護者です。何世紀にも渡り眠りについていたドルイドたちは、最近のThe Burning Legion/焦熱軍団の侵略に際して目覚めました。Archimondeを打ち破った後、ドルイドたちは再び眠りにつくことなく世界に残り、自らの国を再建する のを手伝うことを決意しました。the Legionの攻撃によって自然は破壊され、多くの傷跡がつけられました。ドルイドたちは、それを癒そうとしています。 ドルイドはプレイヤーに対して幾つかのスタイルを提供します。通常の姿のドルイドは、スペルと武器とで戦います、熊の姿となった ドルイドは、Rageを持つウォリアーとなります。猫の姿となったドルイドはEnergyを持つローグとなります。ドルイドはこの他に も更に四つの動物に変身することができます。ドルイドは癒しのスペルを持っており、プリーストと同じく回復役を務めることができます。Holy Word:ShieldやResurrectionを持つプリースト程の多彩な能力をドルイドは持ち合わせてはいませんが、プリーストがいない時などには非常に有能なヒーラーとなることでしょう。

長所

  • どのような状況にも対応できる柔軟性、役に立たない場面が無い程の万能性
  • Stealthを所持。さらに同時に使用できるHumanoidTrackが、周囲の警戒に有効
  • プリーストに次ぐ治癒能力。蘇生魔法は再使用時間が長いが戦闘中にも使用可能
  • 最強のバフと、強力な移動阻害呪文Entangling Rootsを所持。さらに最高の機動防御力(屋外限定)と、ポリモーフ耐性

( 2019.08.05 追記:

  • 後述する「アフィニティ」のおかげでキャラクター構成のパターンが非常に豊富。「回復も出来るタンクやDPS」、「やや硬かったり素早かったりするヒーラー」など、他のクラスでは実現不能な組み合わせが可能。上記のとおり「やれない事」がほとんどなく、ソロでも小規模パーティでもレイド戦でもPvPでも活躍できる。
  • 屋外限定でマウントと同様の移動速度を得られる《トラベル・フォーム/Travel Form》がものすごく便利。飛行可能な場所でなら鳥に、飛行不能な場所ではパーティメンバー一人を乗せて運搬できるシカに、 水中ではアシカに自動で変身する。アシカ状態では水中移動速度が上がる上に息継ぎをしなくても良くなる。そもそも普通のマウントと違って《トラベル・フォーム/Travel Form》には詠唱時間が存在せずインスタントキャストできる。ので、おそらく水中および屋外での機動力が全クラス中で最高。
  • スペシャリゼーションにかかわらず回復魔法《リグロース/Regrowth》と蘇生魔法《リバース/Rebirth》および《リバイブ/Revive》が使える。《リバース/Rebirth》は戦闘中にも使用可能だがクールタイムが10分、《リバイブ/Revive》はクールタイムが存在しない代わりに戦闘中には使用不能という違いがある。
  • 他のフォームに変身した際、移動不能状態(Root) を解除できる。
  • 《キャット・フォーム/Cat Form》中は落下ダメージに対してある程度耐性がある。空中でも《キャット・フォーム/Cat Form》に変身できる。また、ドルイドの クラスホール(Class hall) である「ドリームグローブ/Dreamgrove」にいる商人「Amurra Thistledew(アムーラ・ティセルデュー?)」から「トーム・オブ・ザ・ワイルズ:フラップ(Tome of the Wilds: Flap)」を購入し、《フラップ/Flap》を覚えられる。《フラップ/Flap》は《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》中に使用できるアビリティで、メイジの《スロウ・フォール/Slow Fall》やプリーストの《レビテート/Levitate》のように落下速度を極端に遅くして落下ダメージを完全に無効化する効果がある。また、屋外でなら空中でも《トラベル・フォーム/Travel Form》に変身できるため、「パスファインダー」の実績解除等で飛行可能になっているエリアならば落下ダメージを恐れる必要がない。
  • 「第三次リージョン侵攻(Third invasion of the Burning Legion)」のイントロクエストラインクリア後に習得できる《ドリームウォーク/Dreamwalk》で、メイジの《テレポート/Teleport》のように世界各地を素早く移動できる。ただし《ポータル/Portal》のように他のキャラクターを転送することはできず、あくまでも自分自身のみ。テレポート先は下記の通り。

・ブロークン・アイル(Broken Isles) の ヴァルシャラ(Val'shara) に位置する ドリームグローブ(The Dreamgrove)。ドルイドのクラスホール。

・ノースレンド(Northrend) 東部の グリズリー・ヒルズ(Grizzly Hills)

・カリムドール(Kalimdor) 中部の Feralas(フェララス?)。トーレンの首都である サンダーブラフ(Thunder Bluff) の近く。

・カリムドール北部の ムーングレイド(Moonglade)。ドルイドのメッカ。

・カリムドール北部の ハイジャル山(Mount Hyjal)。

・イースタン・キングダム(Eastern Kingdoms) 南部の ダスクウッド(Duskwood)。アライアンスの首都 ストームウィンド・シティ(Stormwind City) の近く。

・イースタン・キングダム中北部の ヒンターランド(The Hinterlands))

短所

  • スペシャリゼーションにより得意分野が大きく変わる

( 2019.08.05 追記 :

  • やや器用貧乏な感がある。良くも悪くも「平均的」。
  • タンク構成の「ガーディアン(Guardian)」は、防御に特化したプロテクション・ウォリアと比較するとやや防御力が劣る。その代わりプロテクション・ウォリアよりも攻撃力が高く、回復もできる。
  • 近接DPSの「フェラル(Feral)」はローグと比較するとステルス中に出来る行動にかなり制限がある。その代わり回復ができるし、アフィニティによっては防御力を上げたり範囲攻撃の効果範囲を広くしたりできる。
  • 遠距離DPSの「バランス(Balance)」は、アーケン・メイジと比較すると単体攻撃力に劣る。フリーズ・メイジと比較すると鈍足効果がついていないので「敵が近寄ってくる前に片付ける」のを狙うのは難しい。ファイア・メイジと比較すると無詠唱のインスタントキャスト可能な呪文が乏しい。ただし防具の性能と防御力強化Buffや回復魔法の存在により、生存力はメイジよりもかなり高い。
  • ヒーラーの「レストレーション(Restoration)」はプリーストと比べると構成の幅がやや狭い。2~3人の小規模パーティで最高出力が出せるようにデザインされた「ディシプリン(discipline)」と、5~25人の大規模パーティを前提にデザインされた「ホーリー(Holy)」とを選べるプリーストと異なり、レストレーションは大規模パーティを前提とした広範囲回復呪文がメインになっている。また、タレントの《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》を除けばインタラプト手段が存在せず、相手によっては苦戦を強いられる。ただし無詠唱のインスタントキャスト回復呪文を4つも擁しているため、呪文詠唱をインタラプトされやすいPvPではむしろプリーストよりも活躍する可能性さえある。
  • スペシャリゼーションにより参照するステータスに違いがある。フェラル(Feral) と ガーディアン(Guardian) が アジリティ(Agility) を参照するのに対し、バランス(Balance) と レストレーション(Restoration) は インテレクト(Intellect) を参照する。そのため特定のスペシャリゼーションしか使用しない場合、デイリークエストやダンジョンの報酬で「ハズレ」の装備品を引いてしまう可能性がある。
  • バージョン 8.0 以降のアーティファクトのシステムでは、頭、肩、胴 の3つの部位の装備にそれぞれススペシャリゼーション固有の追加アビリティを選んでセットする仕様になった。そのため「状況に合わせてスペシャリゼーションを変更して柔軟に対応できる」というドルイドの長所を最大限活かすためには、それぞれのスペシャリゼーションに最も適した装備を集める必要がある。これが非常に面倒で手間と時間がかかる。ついでに頭、肩、胴の3つの鎧のせいで、インベントリ枠を他のクラスよりも最低3つ余計に食う事になる。
  • 使用可能なアビリティが多いためアクションバーが埋まってしまいがち。
  • 出来る事が多いため、操作が複雑になりがち。ポテンシャルを最大限引き出すためには高いプレイヤースキルが必要になる。
  • 一部の技や魔法は特定のフォームでしか起動できなかったり、或いは他のフォームで起動した場合に効果が著しく落ちる場合がある。ので、どのフォームで何が出来るのかをしっかり把握していないと混乱のもとになる。
  • 目的の技や魔法を使用するために変身しなければならない場合、「変身する」という一瞬のスキが複数のMobに囲まれた場合、ボス戦、あるいはPvPだと命取りになる場合がある。)

スペシャリゼーションの方向性

( 2019.08.05 追記 : ドルイドはLv45のタレントで、他のスペシャリゼーションの一部の技、魔法、パッシブ効果を継承できる「アフィニティ/Affinity」を覚えます。これにより「回復もできるローグやウォリアやメイジ」、「やや硬かったり素早かったりするヒーラー」など、他のクラスでは実現し得ない組み合わせが可能となります。長所をさらに伸ばすのか、或いは弱点を克服するのか、はたまた全く違う戦術に即座に切り替えられるようにするのか。基本のスペシャライゼーションとアフィニティの組み合わせ次第で実に多彩な戦い方が可能なため、街や宿屋ではなくともタレントを変更できる消耗品「トーム・オブ・トランキル・マインド(Tome of the Tranquil Mind)」もしくは「トーム・オブ・クワイエット・マインド(Tome of the Quiet Mind)」の重要性が他のクラスよりも一段高くなっています。

それぞれのアフィニティで継承できるアビリティは以下の通り。

―――

  • バランス・アフィニティ(Balance Affinity)

【パッシブ】

《アストラル・インフレンス/Astral Influence》:すべてのアビリティの射程が 5ヤード 広くなる。範囲攻撃にも適用され、効果範囲が広くなる。

【アクティブ】

・《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》:起動するとムーンキンに変身する。(ムーンキン時には呪文ダメージが +10% され、防御力(Armor) が +125% される。また、《動物変身/Polymorph》に対する耐性を持つ。)

・《スターサージ/Starsurge》:強力な単体攻撃呪文。《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》時にのみ使用可能。(ただしアフィニティで使用可能になった《スターサージ/Starsurge》は単純な詠唱型攻撃呪文になっていて、インスタントキャストは出来ない。その代わり アストラル・パワー(Astral Power) を消費せずマナだけで撃てる。)

・《ルナ・ストライク/Lunar Strike》:中範囲の範囲攻撃呪文。《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》時にのみ使用可能。(ただしこちらもインスタントキャストできなくなっている。

・《ソーラー・ラース/Solar Wrath》:詠唱型単体攻撃呪文。《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》時にのみ使用可能。

・《サンファイア/Sunfire》:小範囲の範囲攻撃呪文。インスタントキャスト可能でDotつき。ただし攻撃力は低い。《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》時にのみ使用可能。)

―――

  • フェラル・アフィニティ(Feral Affinity)

【パッシブ】

《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》:移動速度が15%上がる。

【アクティブ】

・《レイク/Rake》:敵単体に 出血(Bleed) のDotを撃ち込む。ステルス状態からの奇襲に成功した場合、ダメージは 100% 上昇し、相手を 4秒間スタンさせる。《キャット・フォーム/Cat Form》時にのみ使用可能。

・《リップ/Rip》:フィニッシング・ムーブ。敵単体に出血Dotを入れる。効果時間と総ダメージ量は費やしたコンボ・ポイントによって増減する。《キャット・フォーム/Cat Form》時にのみ使用可能。

・《フェロシオス・バイト/Ferocious Bite》フィニッシング・ムーブ。敵単体に大ダメージを与える。与えるダメージは費やしたコンボ・ポイントに依存。《キャット・フォーム/Cat Form》時にのみ使用可能。

―――

  • ガーディアン・アフィニティ(Guardian Affinity)

【パッシブ】

《ティック・ハイド/Thick Hide》:受けるダメージを 6% 軽減する。

【アクティブ】

・《スラッシュ/Thrush》:範囲攻撃。攻撃が当たった相手に出血のDotを撃ち込む。《ベア・フォーム/Bear Form》もしくは《キャット・フォーム/Cat Form》時にのみ使用可能。

・《アイアンファー/Ironfur》:防御力を 7秒間 高める。《ベア・フォーム/Bear Form》時にのみ使用可能。

・《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》:レイジを使って自分自身を回復する。《ベア・フォーム/Bear form》時にのみ使用可能。

―――

  • レストレーション・アフィニティ(Restoration Affinity))

【パッシブ】

《イセラズ・ギフト/Ysera's Gift》: 5秒に一度、最大HPの3%を回復する。自分自身のHPがもし満タンだった場合、ランダムな味方を回復する。

【アクティブ】

・《レジュビネーション/Rejubenation》:対象の味方単体にHotを与える。変身を解除している状態でのみ使用可能。

・《スウィフトメンド/Swiftmend》:インスタントキャスト可能な回復呪文。対象の味方単体を即座に回復する。変身を解除している状態でのみ使用可能。

・《野生の繁茂/Wild Growth》:対象となった味方を中心に大範囲のHotをかける。変身を解除している状態でのみ使用可能。

―――

これらが本来の自分のスペシャリゼーション固有アビリティに追加されるため、キャラクター構築のバリエーションは非常に多岐にわたります。

  • バランス(Balance) 「均衡」

大自然はあらゆる生命に、平等に厳しい。主にメイジのようなスペルでの戦闘/能力を強化

( 2019.08.05 追記 : 威力が低い代わりインスタントキャスト可能でDotを持つ《月の炎/Moonfire》と《サンファイア/Sunfire》、そして詠唱が必要な代わりに強力な攻撃呪文《ソーラー・ラース/Solar Wrath》と《ルナ・ストライク/Lunar Strike》が主な攻撃手段です。そしてこれらの攻撃呪文を使用することで「第二のMP」とでも言うべき「アストラル・パワー/Astral Power」が溜まっていきます。強力な単体攻撃《スターサージ/Starsurge》と配置型の広範囲攻撃《星の雨/Starfall》はアストラルパワーを消費する攻撃呪文になります。巨大なフクロウのような見た目の「ムーンキン/Moonkin」に変身すると、呪文攻撃力に 10% のボーナスがつき、防御力(Armor) も 125% 上昇し、メイジの《動物変身/Polymorph》に対する耐性を持ちます。また、相手から攻撃を受けた際に15%の確率で《ルナ・ストライク/Lunar Strike》がインスタントキャスト可能になるBuffが発生するため、戦闘時は《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》が基本になるでしょう。

バランス専攻は広範囲にダメージをばら撒く魔法に非常に恵まれています。《星の雨/Starfall》以外にも《サンファイア/Sunfire》と《ルナ・ストライク/Lunar Strike》が対象を中心とした小範囲の範囲攻撃です。自分自身の防御力を短時間上昇させる《樹皮の肌/Barkskin》で自らを守りつつ、前述の範囲攻撃で一度に数匹を殲滅するといった芸当も可能です。また、攻撃対象を中心に範囲内の敵全てを 沈黙(Silence) させるビームを配置する《ソーラー・ビーム/Solar Beam》は非常に強力なインタラプト手段です。小範囲かつ8秒間という短期間しか持続せず、クールタイムも 1分 とかなり長いため乱発出来ないものの、複数の敵の行動を遠距離から一斉にインタラプトできるのは非常に強力です。特にPvPではこの8秒間の間に決着がついてしまう場合が多く、沈黙を避けてまともな状態で戦おうとするなら必然的にDebuffの効果範囲から立ち退く必要があるため、拠点防衛で相手をフラッグ付近からどかしたい場合など、特定の状況では絶大な影響力を持ちます。

メイジの《フロストノヴァ/Frost Nova》と同様に相手を 移動不能状態(Root) にする《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》ならびに《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》は非常に強力な防御/支援手段です。無論のこと相手から逃走したい場合にも使えますし、逆にPvP等では逃走しようとする相手を捕縛してとどめを刺すチャンスを作れます。変身中のフォームに応じて効果が変わる《ワイルド・チャージ/Wild Charge》は、ムーンキン・フォーム中にはハンターの《ディスエンゲージ/Disengage》のようにバックステップで相手から距離を取る効果になります。《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と併用する事で窮地を脱出する機会となるでしょう。

レストレーションをアフィニティに選択すると回復魔法が使えるようになります。自分の生存率が上がるのはもちろんですが、パーティプレイをする場合は後方から援護射撃、範囲攻撃、回復、インタラプト、移動妨害と非常に多彩なサポートが出来るようになります。

ガーディアンをアフィニティの選択した場合、《星の雨/Starfall》を配置した後で《ベア・フォーム/Bear Form》に変身して《アイアンファー/Ironfur》や《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》で敵の攻撃を耐え凌ぎつつ、《スラッシュ/Thrash》や《マングル/Mangle》で物理攻撃を加えるという戦い方もできます。

フェラルをアフィニティに選択した場合、移動速度が上昇します。金策目的で低級ダンジョンに挑む場合に重宝するでしょう。ただ、フェラルのアクティブアビリティはバランスとあまり噛み合っていないので、レストレーションかガーディアンを選択する方が良いかもしれません。

欠点としては、呪文攻撃のスペシャリストであるメイジと比較するとやや打撃力に劣る感がある事でしょう。《星の雨/Starfall》は攻撃範囲が非常に広く、格下Mobを乱獲する際には大活躍する呪文ではあるものの、同格を相手に無闇に撃てば関係ない敵まで巻き込んでタコ殴りにされかねないリスクを抱えているため、狩場次第では気軽には撃てません。いくらレストレーションやガーディアンをアフィニティに選択していても、被ダメージが回復量を上回っていれば遠からず死に至る事になります。ダメージ源を減らすために《スターサージ/Starsurge》で敵を減らそうと思っても、満足にアストラルパワーを稼げるかどうかは《ルナ・ストライク/Lunar Strike》がインスタントキャストできるかどうかにかなり依存します。インスタントキャストBuffの発生条件は「ムーンキン・フォーム時に自分を対象とする単体攻撃を受けた際に15%の確率」となっていて、割と不安定です。特にレストレーションで追加された回復呪文を撃つためにはムーンキン・フォームを一時的に解除しなければならず、《ルナ・ストライク/Lunar Strike》の連射準備と 呪文ダメージ+10% ならびに 防御力+125% の恩恵を得るためにはムーンキンに再度変身し直さなければならないという一手間がかかります。特にソロプレイではこの一瞬のスキが命取りになりかねません。

とはいえ、その名のとおりバランス専攻は攻撃と防御が両立できる構成になっており、特にレストレーションをアフィニティに設定した場合は回復までこなせるオールラウンドな戦い方が出来ます。パーティプレイ時には援護射撃と回復を担当する事になるでしょうが、《月の炎/Moonfire》ならびに《サンファイア/Sunfire》の素早い遠距離攻撃ならびにDotと、《ルナ・ストライク/Lunar Strike》ならびに《スターサージ/Starsurge》の強力なダメージは、自分を庇ってくれる前衛がいると安定した打撃力を確保できます。相棒のHPを常に意識して、必要なタイミングで回復をかけつつダメージをコンスタントに稼いでいくという戦い方は、他のパーティメンバーに安心感を与える事でしょう。ドルイドはアフィニティの関係で使用できる呪文が多いため、アクションバーを埋めてしまいがちです。《月の炎/Moonfire》と《サンファイア/Sunfire》は交互に撃つ場合が大半であるため、マクロを用いてワンボタンで自動で交互に撃てるようにしておくと操作を単純化できていいかもしれません。また、《ソーラー・ラース/Solar Wrath》と《ルナ・ストライク/Lunar Strike》の詠唱直後にインスタント呪文の《月の炎/Moonfire》もしくは《サンファイア/Sunfire》を放つとダメージをさらに稼いでDotの残り時間をリフレッシュ出来ます。このテクニックを駆使すると少々難のある打撃力を底上げ出来るかもしれません。

マクロの例はこちら。

#showtooltip

/castsequence reset=5 Moonfire, Sunfire;

マクロの使用方法はマクロのページを参照してください。)

  • Feral Combat 「獣化戦闘」  

【ニャー】野生の力をなめるなよ【クマー】主にウォーリア、ローグのような近接戦闘/能力を強化

( 2018.10.29 追記 : 現在ではネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻「Feral」と、クマに変身してウォリアのように戦う「Guardian」に二分されています。)

  • フェラル(Feral) 「獣化」( 2019.08.05 追記)

ネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻です。戦闘時は《キャット・フォーム/Cat Form》が基本になるでしょう。《キャット・フォーム/Cat Form》に変身中、自動攻撃のダメージに +40%、移動速度に +30% のボーナスがかかり、メイジの《動物変身/Polymorph》に対する耐性を持ちます。また、落下ダメージも軽減されます。プレイヤーキャラのステータスにはローグのように「エナジー/Energy」 と「コンボ・ポイント/Combo Point」が表示されます。ローグと同様、エナジーは初期値が100であり、主に攻撃技を使うと消費されます。戦闘中にも徐々に回復し、戦闘外になると大幅に回復します。タレント次第ではエナジーの最大値を130まで上昇させることが出来ます。コンボ・ポイントもローグと同様で、特定の攻撃技を使うたびに1または2ずつ溜まっていき、最大値は5です。「フィニッシング・ムーブ/Finishing move」を使用すると全て消費され、溜まっていたポイントに応じた効果を発揮します。また、タレント次第ではローグの《退散/Vanish》のように《プロウ/Prowl》を戦闘中に撃てるようになり、緊急時にはステルスを用いた確実性の非常に高い離脱を可能にします。他の専攻にはない Feral 特有の非常に大きな長所です。

ローグ同様、ステルス状態からの奇襲でアドバンテージを得られますが、さすがに本職であるローグほどステルス中に撃てる技にはバリエーションがありません。また、毒によるDot重視の アサッシネイション(Assasination) か、瞬間火力重視の短期決戦型 アウトロウ(Outlaw) か、はたまたスタン技を連発して「ハメ殺し」を狙える サトルティ(Subtlety) かを選べるローグと違い、Feral ドルイドはアサッシネイションと非常に類似点の多い Dot 重視の構成のみとなっています。

アサッシネイションローグとの相違点を挙げると、まず第一に、当然の事ながらドルイドはローグ特有のステルスアビリティ《昏倒/Sap》や《掏り取り/Pick Pocket》を使えません。また、ローグの《ステルス/Stealth》のクールタイムがたった 2秒 なのに対し、ドルイドの《プロウ/Prowl》のクールタイムはこの3倍である 6秒 です。採掘(Mining) や 採集(Herbalism) のプロフェッションで危険な場所でアイテム採取を試みる場合、ローグは採取が終わった直後にすぐにステルス状態に戻れるのに対して、ドルイドは一瞬待たなければなりません。屋外では《トラベル・フォーム/Travel Form》のおかげで「マウントしたまま採取できる」ため、ローグとはまた別のアドバンテージが得られるのですが、洞窟などの屋内ではローグに一歩遅れを取る事になるでしょう。特に鉱石は洞窟の中に出現する場合が多いため、採掘ではこの差が顕著になりそうです。また、戦闘中にも使用可能な透過技にも違いがあり、ローグの《退散/Vanish》はクールタイムが 2分 なのに対してドルイドの《インカネーション:キング・オブ・ジャングル/Incarnation: King of the Jungle》はクールタイムが 3分 です。しかも《インカネーション:キング・オブ・ジャングル/Incarnation: King of the Jungle》はあくまでも「戦闘中にも《プロウ/Prowl》を撃てるようになるBuffをかける」アビリティであり、《キャット・フォーム/Cat Form》中にしか撃てません。《キャット・フォーム/Cat Form》中ですらも《インカネーション:キング・オブ・ジャングル/Incarnation: King of the Jungle》を撃った後で《プロウ/Prowl》を撃つという二度手間が必要で、他のフォームに変身していた場合はまず《キャット・フォーム/Cat Form》に変身しなおすところから始めなければなりません。透過して逃げたいような局面では一秒のロスですら命取りになりかねないでしょう。そんな状況で複雑な手順を踏まなければならないというのは大きなハンディキャップだと言えます。

戦闘では、フェラルドルイドは 出血(Bleed) しかDotを持ちません。ただ、パッシブの《インフェクテッド・ウーンズ/Infected Wounds》の効果で《レイク/Rake》が出血に加えて移動速度を 20% 遅くする鈍足効果を与えるようになります。対してアサッシネイションローグは武器に毒を塗る事ができ、攻撃に追加して誘発するDotやDebuffを3種類の中から選ぶことができます。フェラルドルイド同様に相手の移動速度を遅くする《クリップリング・ポイズン/Crippling Poison》も有しますが、こちらは相手の移動速度を 60% も遅くすることが出来るためドルイドの鈍足効果よりも強力です。他にも「相手の回復を阻害する」効果を持つ《ウーンド・ポイズン/Wound Poison》、追加効果は持たない代わりに強力なDotダメージを誇る《致死毒/Deadly Poison》があり、状況によって戦闘中でさえ切り替えができます。また、これらの毒は範囲攻撃の《ナイフの雨/Fan of Knives》にも載るため、複数の相手に一斉にDebuffやDotをばら撒くことができます。さすがに毒のスペシャリストの専売特許はドルイドでは真似出来ません。

一方、ローグにはないドルイド特有の非常に強力な特徴として、パッシブの《プレデトリー・スウィフトネス/Predatory Swiftness》が挙げられます。「フィニッシング・ムーブ を撃った直後に一度だけ、費やしたコンボポイント1ポイントにつき20%の確率で、基本回復魔法である《リグロース/Regrowth》か移動妨害魔法《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》を消費MPなし、なおかつどのフォームでもインスタントキャスト可能にする」という恐ろしく強力なアドバンテージを得られます。要するに、5ポイントフルで溜まった状態でフィニッシング・ムーブを撃つと、100%確実にこの恩恵を受けられます。回復魔法のタダ撃ちが強力なのは言うまでもありませんが、移動妨害Debuff のインスタントキャストはPvPで絶大な影響力を持ちます。また、アサッシネイションローグは《ナイフの雨/Fan of Knives》しか範囲攻撃手段を持たないのに対して、フェラルドルイドはDotを持つ代わりに威力が低い《スラッシュ/Thrash》とDotを持たず単体威力が高い《なぎ払い/Swipe》2種類の攻撃手段を持ち、状況に応じて使い分けられます。《なぎ払い/Swipe》はタレント次第でさらに強力な《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》に置き換えられます。それと、パッシブの《オーメン・オブ・クラリティ/Omen of Clarity》の効果で「自動攻撃に誘発してランダムで次の《シュレッド/Shred》、《スラッシュ/Thrash》、《なぎ払い/Swipe》もしくは《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》を消費エナジーなしでタダ撃ちできる」恩恵が得られます。エナジーが枯渇した場合は《タイガーズ・フューリー/Tiger's Fury》で即座に50エナジー回復できますし、タレントのパッシブ効果《プレデター/Predator》の効果で「出血している敵を倒した場合、《タイガーズ・フューリー/Tiger's Fury》のクールダウンをリセットして即座に再使用可能にする」効果が得られます。タレントのパッシブ効果《ソウル・オブ・フォレスト/Soul of the Forest》は「費やしたコンボ・ポイント1ポイントにつき5エナジーを得る」というサトルティローグの《リレントレス・ストライク/Relentless Strikes》に酷似した効果を持ちます。5ポイント消費すれば25エナジーも戻ってくる計算になり、「エナジー回復力が乏しい」というアサッシネイションローグの弱点をフェラルドルイドは構成次第でかなり補えます。ただし《ソウル・オブ・フォレスト/Soul of the Forest》は《インカネーション:キング・オブ・ジャングル/Incarnation: King of the Jungle》を諦めなければ習得できません。

総評するなら、フェラルドルイドはアサッシネイションがベースではあるものの、タレント次第でサトルティやアウトロウから「いいとこ取り」が出来る「中間的存在のローグ」と言えそうです。アウトロウの《骰は投げられた/Roll the Bones》に似たタレントのフィニッシング・ムーブ《サベージ・ロア/Savage Roar》もあり、「攻撃力を 10% 上昇させ、エナジー回復力も 10% 上昇させる」Buffを短時間自分にかける事もできます。《ブラインド/Blind》で敵単体を戦闘から排除するような真似はできませんし、タレント次第では《退散/Vanish》も出来なくなってしまうので、ローグほどステルスが得意ではありません。しかし構成次第ではエナジー回復力を非常に高められるので、ローグよりも息切れしにくい戦い方が出来ます。フォームによって効果が変わるタレントアビリティ《ワイルド・チャージ/Wild Charge》は《キャット・フォーム/Cat Form》中に撃つと《影隠れ/Shadow Step》と同様「相手の背後に移動する」効果になります。ステルスから《ギャロート/Garrote》や《アンブッシュ/Ambush》で奇襲すると大きなアドバンテージが得られるローグ同様に、フェラルドルイドもステルスから《レイク/Rake》で戦闘をスタートさせると大きなアドバンテージを得られます。

他のスペシャリゼーションと比較した場合、主なインタラプト手段である《スカル・バッシュ/Skull Bash》に加えて相手をスタンさせる フィニッシング・ムーブ 《メイム/Maim》を擁するため、インタラプト手段が豊富な事が非常に大きな利点として挙げられます。タレントの《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》でインタラプト手段を3種類に増やすことができますが、《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と《タイフーン/Typhoon》を諦めなければ習得できません。また《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》の恩恵で移動速度に15%のボーナスがついているため、《ダッシュ/Dash》や《スタンピーディング・ロア/Stampeding Roar》と併用することで恐ろしく高い機動力を発揮できます。移動速度は間違いなく4つのスペシャリゼーション中で最速です。

レストレーションをアフィニティで選択すると《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネーション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器が使えるようになります。《リグロース/Regrowth》だけでは心もとない場合、三種の神器は心強い味方になってくれることでしょう。ソロでももちろん有用ですが、パーティプレイではピンチになったら持ち前の高い移動速度で戦線を離脱しつつ回復役に回れます。戦線を持ち直した後に前線に戻ってDotのリフレッシュをするなど、特に小規模パーティで大きな活躍が見込めます。

ガーディアンをアフィニティで選択した場合、得意のDotを打ち込んだ後で《ベア・フォーム/Bear Form》に変身して《アイアンファー/Ironfur》や《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》で敵の攻撃を耐え凌ぎつつ、《スラッシュ/Thrash》や《マングル/Mangle》で戦うという選択肢が生まれます。フェラルはドルイドの防御の要の一つである《樹皮の肌/Barkskin》が唯一使えないスペシャリゼーションなので、4つの専攻の中で防御力が最弱です。《ベア・フォーム/Bear Form》に変身すると防御力を +220%、スタミナ(Stamina) を 25% 上昇させられるため、フェラルの弱点を補えます。ソロでの活動に適した構成と言えるでしょう。

バランスのアクティブアビリティは残念ながらフェラルとはあまり噛み合いません。遠距離攻撃と近距離攻撃というレンジの差のせいで互いの特徴を活かすのが難しい上に、参照ステータスが アジリティ(Agility) と インテレクト(Intellect) で噛み合っていないため、バランスの固有アビリティがあまり役に立ちません。ですが、パッシブの《アストラル・インフレンス/Astral Influence》の「全ての技や魔法の射程に3ヤードのボーナスがつく」効果は物理攻撃にも適用されます。《なぎ払い/Swipe》もしくは《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》と《スラッシュ/Thrash》がこの恩恵を受けた場合、格下Mob狩りで恐ろしい性能を発揮するようになります。元々高い機動力に加えて広範囲の雑魚処理手段が加われば、金策目的で低級ダンジョンに挑む場合に凄まじい効率を発揮するでしょう。

フェラルドルイドの弱点を指摘するなら、まず上記の防御力の低さが挙げられます。「受けるダメージを6秒間だけ半減させるBuffを自分にかける」《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》が頼みの綱になるでしょうが、それを除けば基礎防御力に何のボーナスもない上に最大MPの関係上回復も心もとないため、大勢の敵に囲まれたら「殺られる前に殺る」か「諦めて透過して逃げる」という判断を迫られます。上記のとおりガーディアンをアフィニティに入れて、Dotを入れてから《ベア・フォーム/Bear Form》に切り替えて戦うことで、この弱点はかなり克服できます。が、フォームチェンジの正確な操作を実現するにはある程度のプレイヤースキルが必要になってきます。また、ダメージソースが Dot にかなり依存しているため、瞬間火力に乏しい事も弱点として挙げられます。同種の Dot を何度も入れても効果時間のリフレッシュにしかならないため、敵のステータスを異常をしっかり見極めて種類の異なる Dot 技を使う必要があり、ある程度のプレイヤースキルを要求されます。範囲攻撃の《なぎ払い/Swipe》もしくは《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》は Dot を持たないため、《なぎ払い/Swipe》もしくは《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》&《スラッシュ/Thrash》の2種類の範囲攻撃だけでは対処が難しい相手に囲まれた際には、それぞれのターゲットに個別に単体 Dot 《レイク/Rake》を撃ち込む必要があり、忙しく立ち回らなければならない事態にもかかわらず慎重かつ正確な操作が要求されます。そもそもエナジーの現在値やコンボポイントの現在値など、把握しなければならないステータスが他のスペシャリゼーションよりもやや多いため、単純に扱いが難しいというのも欠点として挙げられるでしょう。また、フェラルドルイドは基本的にレイド戦が苦手です。「近付かなければダメージを与えられない」上に「防御が貧弱」という二つの欠点が合わさって、ボスの範囲攻撃で「ついでに」殺される事がままあるため、残念ながら活躍の機会があまりありません。遠距離攻撃ができるバランスか回復のレストレーションの方がレイド戦では重宝されるため、事前にスペシャライゼーションを変更しても良いかと思います。

総評すれば、フェラルドルイドは構成次第ではローグにも勝るとも劣らない性能を発揮するDPSだと言えるでしょう。さすがにステルス時の性能ではローグに遠く及びません。特に《昏倒/Sap》を用いて敵単体を半永久的に戦闘から排除したり、《掏り取り/Pick Pocket》で盗むだけ盗んで逃亡するような芸当は不可能で、ステルスからの奇襲にもバリエーションがありません。ただ、アフィニティでレストレーションを選択していた場合はステルス能力と高い機動力を活かした神出鬼没のヒーラーになれます。これは自分自身しか回復できない本職のローグには不可能な芸当です。ローグに似ているとはいえ、ローグとはかなり性質の異なるステルスの使い手と言えます。

  • ガーディアン(Guardian) 「守護者」( 2019.08.06 追記 )

クマに変身してプロテクションウォリアのように戦うタンク構成です。戦闘時は《ベア・フォーム/Bear Form》が基本になります。《ベア・フォーム/Bear Form》に変身中、プレイヤーキャラのステータスにはウォリアと同様の「レイジ/Rage」が表示されます。レイジを生み出す技を使用したり、敵からダメージを受けたりすると溜まっていきます。レイジを消費して強力な技を使用できます。また、《ベア・フォーム/Bear Form》に変身すると自身の 防御力(Armor) を 220%、スタミナ(Stamina) も 45%も上昇させる効果がかかり、メイジの《動物変身/Polymorph》に対する耐性を持ちます。この効果のお蔭で装備が 革鎧(Leather) であるにもかかわらずタンク役が出来るようになっています。

敵の攻撃を引き付けて味方を守るのが仕事のタンクですので、もちろんウォリアの《挑発/Taunt》と同様の効果を持つ《グラウ/Grawl》を使えます。味方を守るために相手の攻撃対象を強制変更できます。アフィニティでも継承可能な自分の被ダメージを6%減少させるパッシブ効果《ティック・ハイド/Thick Hide》の恩恵は非常に大きく、それに加えて自分の身を守る術をいくつも持っています。自分自身を回復する《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》、自身の防御力を短時間上昇させる《アイアンファー/Ironfur》、6秒間受けるダメージを半減させる《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》、そして他の専攻同様に自分自身の防御力を短時間上昇させる《樹皮の肌/Barkskin》も使用可能です。周囲の敵を短時間 無力化/incapacitating する《インキャパシテーティング・ロア/Incapacitating Roar》も使用可能で、緊急時には周りの敵全てを短時間足止めできます。フェラル同様に《スカル・バッシュ/Skull Bash》も使用可能で、相手の詠唱妨害手段も豊富です。もう一つの妨害手段である《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》はタレントで、非常に強力な広範囲の足止め手段である《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と範囲ノックバックの《タイフーン/Typhoon》と共存できないため、どれを選ぶか非常に迷うところです。ガーディアンではどのアビリティも有効活用できます。

フェラルと同様、ガーディアンも範囲攻撃に優れます。《スラッシュ/Thrash》と《なぎ払い/Swipe》の二つの範囲攻撃を持っていますが、さすがにフェラルほど素早く繰り出すことは出来ません。単体攻撃ではレイジを生み出すかわりにクールタイムが若干長い《マングル/Mangle》と、レイジを消費して放つ強力な一撃《モール/Maul》の二種類があります。が、どちらも Feral のような Dot を持たないため、相手を倒し切るまでに若干時間がかかる場合があります。とはいえ、フェラルよりも耐久力が圧倒的に勝るため、時間こそかかるものの同格の敵をかき集めてきても処理し切る体力があります。《ベア・フォーム/Bear Form》中でも《月の炎/Moonfire》を使用可能であるため、付近の敵に Dot を叩き込んで釣ってきて《なぎ払い/Swipe》と《スラッシュ/Thrash》を乱射して一網打尽にするという暴力的な効率狩りが可能です。ソロ活動では少々無茶が利くのはタンクの特権と言えます。

アフィニティでフェラルを選択した場合、移動速度が速くなる恩恵を得られる上、《キャット・フォーム/Cat Form》で Dot を打ち込んでから《ベア・フォーム/Bear Form》に切り替えて戦うという選択肢が生まれるため、少々難のある火力を底上げできます。ただ、《キャット・フォーム/Cat Form》でDotを撃ち込む作業をしている間は《ベア・フォーム/Bear Form》時の防御力 +220% とスタミナ +45% の圧倒的な防御性能を一時的に失うため、この間に大ダメージを受けないようにする何らかの工夫があると良いでしょう。《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》や《樹皮の肌/Barkskin》、あるいはタレントのスタン技の《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》を身構えておくといいかもしれません。《ベア・フォーム/Bear Form》中にしか使用できない防御技の《アイアンファー/Ironfur》のBuffは、ガーディアンでのみ変身を解除した後も持続します。アフィニティで継承した《アイアンファー/Ironfur》は、《ベア・フォーム/Bear Form》を解除した瞬間にBuff効果が切れます。あらかじめ《アイアンファー/Ironfur》をかけておいてから他のフォームで活動するという戦術はガーディアンにのみ許された特権です。

バランスを選択した場合には範囲攻撃の効果範囲が広くなる上、《月の炎/Moonfire》の射程も伸びるので効率狩りが捗ります。《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》に変身する機会はあまりないでしょうからバランスのアクティブアビリティを活かす機会はあまりないでしょうが、ガーディアンは《ベア・フォーム/Bear Form》中でも《月の炎/Moonfire》が撃てるので、「大量の敵を釣ってきて一網打尽にしたい」場合には射程が伸びる事に大きな意味があります。

レストレーションを選択した場合は《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器のお蔭で、ただでさえ高い耐久力をさらに底上げ出来ます。とはいえ、回復魔法を撃つためには《ベア・フォーム/Bear Form》を解除しなければならないので、この間にまとまったダメージを受けないように心がける必要があります。上記の防御手段が有効です。

欠点を挙げるなら、レイド戦やPVPではタンクとしてやや役者不足になりがちな事でしょう。防御特化型のタンクであるプロテクションウォリアと比べると防御力の差がかなり出ます。ドルイドは装備可能な防具が 革鎧(Leather) であるため、もちろん装備品の質にも大きく左右されますが、目安としては 板金鎧(Plate) + 盾(Shield) が装備できるプロテクションウォリアの 3/4 程度が限界値と言えそうです。盾を持たずにタンクするややDPS寄りのブラッド・デスナイトに近い構成になっています。

また、前述のとおり回復魔法を撃つ際には注意が必要です。《ベア・フォーム/Bear Form》時には「ボーン・シールド(Bone Shield)」がかかった状態のブラッドデスナイトと同等の防御力を得られますが、回復魔法を撃つために《ベア・フォーム/Bear Form》を解除した場合は「ボーン・シールド」が剥がれた状態のデスナイトの約半分と言って差し支えない致命的な値にまで減少します。《ベア・フォーム/Bear Form》時を「基本状態」と考えるのなら、変身を解除した瞬間に 防御力 -220% と スタミナ -45% という凄まじいディスアドバンテージを背負う事になり、この状態の時にまとまったダメージを受けると一瞬で即死する可能性があります。レストレーションをアフィニティに設定していた場合ですらも「ベア・フォームを解除するぐらいなら回復魔法を撃たない方がまだマシ」という状況になり得ます。ので、ベア・フォーム中に使える《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》で出来る限り回復をまかなって、自身の防御力を短時間上昇させる《アイアンファー/Ironfur》で耐え忍ぶのが常套手段になります。

防御性能と機動力の面からみて、ガーディアンドルイドはPvPのフラッグ戦では旗持ちとして優れているとはやや言い難いです。《キャット・フォーム/Cat Form》や《トラベル・フォーム/Travel Form》で移動速度を高めたいと思った場合、前述のとおり防御力が極端に落ちるのでタンク役を果たせなくなります。敵プレイヤーが周囲にいない場合は高速移動で距離を稼げますが、見つかって攻撃された後は《インターセプト/Intercept》と《ヒロイック・リープ/Heroic Leap》が使えるプロテクションウォリアの方が圧倒的に優れた機動力を発揮できます。PvPではむしろ範囲攻撃能力や足止め能力や死ににくさを活かしたダメージディラーとしての役割を求められる場合もありますし、装備品やプレイヤースキルに自信がない場合は事前にスペシャリゼーションを変更してもいいかもしれません。

  • Restoration 「回復」

自然は植物を育て、植物はその生命力をもって癒しを与える。主にプリーストのような回復呪文/能力を強化

( 2019.08.06 追記 : 自身の専攻自体は自発的攻撃能力をほぼ持たない代わりに、回復能力に特に秀でた専攻です。攻撃能力は他のスペシャリゼーションのアフィニティに依存していますが、他のスペシャリゼーションやクラスと比較すると大きく劣ります。パーティプレイやレイド戦、PvPで真価を発揮する構成です。ほとんどの回復魔法は変身状態では使用できないため、回復に従事している間は基本的にもとの姿で戦う事になります。

回復特化構成だけあり、非常に多彩な回復手段を持っています。中でも特に目を引くのは、座標指定の配置型の範囲回復魔法《エフローセンス/Efflorescence》と、クールタイムが長い代わりに自分自身の周囲の味方全てを大幅に回復させる《トランクリティ/Tranquility》でしょう。特に《エフローセンス/Efflorescence》はインスタントキャストできるためPvPでも活躍できます。《トランクリティ/Tranquillity》はチャネリング中に移動も含めて他の行動が一切出来ないためスキだらけになり、残念ながらPvPでは真っ先にターゲットにされインタラプトされます。それだけ強力な効果を持っている証拠です。インタラプトされにくいレイド戦やダンジョンでは回復効果を遺憾なく発揮できます。「回復の必殺技」とでも言うべき凄まじい効力を誇ります。

アフィニティでも継承可能な三種の神器はもちろんレストレーションの十八番です。対象を即座に大回復させるインスタント回復呪文《スウィフトメンド/Swiftmend》、対象にHotをかける《レジュビネイション/Rejuvenation》、対象を中心とした味方全てにHotをかける範囲回復魔法《野生の繁茂/Wild Growth》はあらゆる局面で大活躍します。タレント次第では《スウィフトメンド/Swiftmend》を2チャージできるようにしたり、《レジュビネイション/Rejuvenation》を二重掛けして効力を2倍にする事も出来ますし、PvPタレントの《アーリースプリング/Early Spring》はPvP限定で《野生の繁茂/Wild Growth》をインスタントキャスト可能にします。他にも《レジュビネイション/Rejuvenation》同様に対象にHotをかける《ライフブルーム/Lifebloom》も擁しており、重ね掛けが可能です。タレント次第では対象に凄まじいHotの嵐をかけられるため、味方一人の生存能力を極端に高められます。上記の《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《ライフブルーム/Lifebloom》、そして《エフローセンス/Effloresence》がインスタント呪文であるため、詠唱をインタラプトされやすいPvPでは回復の大御所たるプリーストすら凌ぐ活躍が見込めます。

パッシブの《オーメン・オブ・クラリティ/Omen of Clarity》の効果で《ライフブルーム/Lifebloom》の回復効果に誘発して、基本回復魔法《リグロース/Regrowth》を消費マナなしでタダ撃ち出来るようになる恩恵を稀に得られます。自身の防御力を短時間高める《樹皮の肌/Barkskin》、そして相手を移動不能にする《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》ならびに《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》も他のスペシャリゼーション同様に使用可能です。特に移動不能系の呪文は自分の身を守るために逃走する際にも、或いはPvPの際に回復の手が空いた時に敵の逃亡を阻止する際にも非常に有効な支援手段になります。自発的攻撃能力をほぼ放棄した代わりに得た絶大な支援能力は、多くの味方を死の淵から救う非常に重要な役割を果たすでしょう。

ガーディアンをアフィニティに選択した場合、《エフローセンス/Efflorescence》を配置してから自分自身を《レジュビネイション/Rejuvenation》、《ライフブルーム/Lifebloom》、《野生の繁茂/Wild Growth》のHotの嵐で包み、《ベア・フォーム/Bear Form》に変身して突進する事でタンクの真似事が出来るようになります。残念ながらガーディアンよりも攻撃力が圧倒的に劣るため、敵を倒すのには長い時間を要しますが、ダンジョンやレイド戦やPvPでは「硬いヒーラー」というのは非常に重宝されます。特にPvPではヒーラーは真っ先に狙われる場合が多いため、「死ににくい」事は非常に大きなメリットになります。

バランスアフィニティを選択した場合、パッシブの《アストラル・インフレンス/Astral Influence》の「すべてのアビリティの射程が 5ヤード 広くなる」効果が回復魔法にも及びます。遠くから味方を回復できる事はダンジョン、レイド戦、PvPで大きな意味を持ちます。また、《ムーンキン・フォーム/Moonkin Form》に変身すれば《ルナ・ストライク/Lunar Strike》と《スターサージ/Starsurge》が使用可能になります。アフィニティの場合はアストラルパワーがないため、《スターサージ/Starsurge》はインスタント呪文ではなく通常の詠唱魔法になっています。が、参照ステータスが インテレクト(Intellect) で噛み合っているため、4つのスペシャリゼーション中最弱の攻撃力をある程度補えます。

フェラルアフィニティは残念ながらレストレーションとはあまり噛み合っていません。が、《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》の移動速度 +15% の存在は大きいです。また、一応ステルスからの《レイク/Rake》でスタンさせられるというコンバット・トリックは使えます。とはいえ、わざわざそれを狙いにいくぐらいならむしろスペシャリゼーションをフェラルに変更してアフィニティをレストレーションにした方が上手くいく場合が多いです。特にソロや小規模パーティでの活動でなら、《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器だけで事足りる事が多く、移動速度の底上げを狙うならフェラルとガーディアンの固有アビリティ《スタンピーディング・ロア/Stampeding Roar》が使えた方がよほど高い機動力が得られます。

レストレーションの弱点は攻撃能力の貧弱さに尽きます。《月の炎/Moonfire》、《サンファイア/Sunfire》、《ソーラー・ラース/Solar Wrath》以外には元々持っている攻撃手段がありません。ヒーラーが故に物理攻撃のステータスが貧弱で、杖で殴ったところでほとんどダメージらしいダメージを与えられません。いくらアフィニティでフェラルやガーディアンを選択したところで、参照ステータスが インテレクト(Intellect) と アジリティ(Agility) で噛み合っていないため、打撃力が大きく劣ります。また、インタラプト手段がタレントの《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》のみであり、しかも近接技です。少し離れた場所から回復魔法を連射するいう役割上、使う機会はほぼありません。さらには《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》は《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》もしくは範囲攻撃のノックバック呪文《タイフーン/Typhoon》を諦めなければ習得できません。ボスやレアMobが使ってくる致命的な攻撃に対して、「受けたダメージを回復する」ないし「《レジュビネイション/Rejuvenation》と《ライフブルーム/Lifebloom》をあらかじめかけておく」という後手に回る対抗手段しか取れないのは大きな痛手に繋がります。或いは、回復アビリティを持った敵を相手にする場合、相手の回復技をインタラプト出来ない都合上、貧弱な攻撃力もあいまって相手を殺し切ることが出来なくなる可能性があります。最新マップの ナージャター(Nazjatar) にいるとてもいいアイテムをドロップする美味しいMob「ウェイワード・アルガン(Wayward Algan)」や「ロスト・アルガン(Lost Algan)」を相手にする場合、この欠点が非常に顕著に現れます。特定のMobをソロで相手にする場合はスペシャリゼーションを変更した方が賢明です。

それと、レストレーションの一番の魅力である無差別範囲回復魔法《エフローセンス/Efflorescence》と《トランクリティ/Tranquility》ですが、ソロプレイないしごく小規模のパーティプレイだと、やや冗長的になってししまいがちです。アフィニティでも《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器は使用可能である上、基本回復魔法《リグロース/Regrowth》はアフィニティに関係なくどのスペシャリゼーションでも使用可能です。前述のとおり、ソロないし小規模なパーティでプレイする場合はスペシャリゼーションを変更し、レストレーションをアフィニティに回した方がいいかもしれません。

上記のように長所と短所が非常にハッキリした構成です。ダンジョン、レイド戦やPvPなど大規模な戦闘では回復の要という非常に重要な役割を果たす事になります。「自発的攻撃手段に乏しい」という究極的な弱点と引き換えに得た実に多彩な支援能力と、アフィニティがもたらす他のクラスには無い多様性は、レイド戦やPvPなどの大規模戦闘でこそ戦況を変えてしまうほどの絶大な影響力を発揮する事でしょう。)

ステータス

Alliance CrestAlliance
Race
STR +1
AGI
STA
INT +2
SPI +2
HP
Mana
Nightelf maleNightelf female Night Elf
18
25
19
22
22
53
100
Horde CrestHorde
Race
STR +1
AGI
STA
INT +2
SPI +2
HP
Mana
Tauren maleTauren female Tauren
26
15
22
17
24
78
67

装備可能品

使用可能な武器

  • Daggers
  • Maces
  • Fist Weapons
  • Polearms
  • Staves
  • Two-Handed Maces

装備可能防具

  • Cloth
  • Leather

Teleportation Spell (Ally / Horde 共通)

Skill Name
Level
Text
Teleport: Moonglade 10 術者はMoongladeにTeleportする。AllyがDarnassus、HordeがThunderBluffと帰還場所が違う

Passive Skill

Skill Name
Level
Text
Safe Fall 40 高所からの落下ダメージを軽減します。Cat Form時限定

Shape Shifting/変身

Skill Name
Level
Text
Bear Form 10 装備品のArmorを180%に、Staを25%増加させる。更にAPを術者Lv *3分増加。攻撃速度2.5固定
Aquatic Form 16 水中移動速度が50%上昇し、水中呼吸が可能となる
Travel Form 16 移動速度が40%上昇する。屋外限定
Cat Form 20 APを術者Lv *2 +Agi分増加。攻撃速度1.0固定
Dire Bear Form 40 装備品のArmorを400%に、Staを25%増加させる。更にAPを術者Lv *3分増加。攻撃速度2.5固定
Moonkin Form Bal 31P 装備品のArmorを400%、APを術者Lv *1.5分増加。物理攻撃にはDruid Form時の武器を直接使用、確率でAPと同等Manaを回復。加えて「30yard以内のGrp MemberのSpell Crit%を5%上げる」のAuraを自動発動。但しSpell使用に「Balance SpellとInnervate限定」の制限
Tree of Life Form Rest 41P 貴方のSpellのMana costを20%軽減、加えて「45yard以内のGrp Memberが受けるHealの効果を、Spilitの25%分上昇」のAuraを自動発動。但し移動速度が20%減少し、Spell使用に「Restの HoT、Swiftmend、Innervite限定」の制限
Flight Form 68 高高度を移動可能になり移動速度が60%上昇する。戦闘中は変身不可。Outlandかつ屋外限定
  • Druidは自然の動植物を模した各姿に変身することができます。この変身のためのペナルティは、DruidがSpellの使用、Itemの使用 が不可能になるという点です。例えば変身して戦い、その後Heal Spellを使用したい場合は一旦Druidの姿に戻る必要があります。但しShape Shiftした状態でもManaは自然回復しますし、採取Skillを使用することもできます。Itemは使用不可ですが、Trinket等の装備品は使 用ができます。
  • 変身中は全ての変化系効果(羊、カエル化等)を無効にします。またこれらの変身系効果を、貴方が変身することによって解除することが可能です。
  • 変身、または変身解除時、鈍足系効果や足止め系効果(SlowやRoot等)を貴方が持っている場合、全て解除します。
  • 変身はキャラクターのLevelに応じてMana Costが上昇します。解除にManaは必要ありません。
  • 変身中のDruidは、全てにおいてBeast属性として判定されます。例えばHunterが持つ対Beast Fearの効果や、Trollの対Beast+5%Dmgの影響を受けます。例外はタレント変身スキル「Moonkin Form」「Tree of Life Form」です。
    • Druid Form
      • GroupでHealerの役を務めているのなら、この姿のままでいる必要があるでしょう。DruidのSpellを使用できるFormです。
    • Bear Form / Dire-Bear Form
      • このFormでは、Warriorに類似した能力を発揮できます。加えてHP、Armorが増加し、様々なBear Abilityが使用可能となります。Groupにおいて、Tankが必要な時にこのFormが役立つでしょう。BearはTaunt、Stunによる Spell Interruptなどの能力も持っています。これらの能力は、Bear、Dire-Bear時のみ使用できます。
    • Cat Form
      • このFormでは、Rogueに類似した能力を発揮できます。加えて攻撃速度が上昇し、様々なCat Abilityが使用可能となります。Cat Formは単独活動においてもGroupでの活動においても非常に役立つことでしょう。
    • Aquatic Form
      • 水棲生物への変身は、泳ぐ速度を上昇させ水中での呼吸を可能とします。この姿は一見アザラシのように見えるでしょう。このFormは水中での探検に役立ちます。
    • Travel Form
      • Coolな姿のCheetahのような生物へと変身し、移動速度を上昇させます。屋外限定。
    • Flight Form
      • 空を高速飛行する事ができます。戦闘中には変身できません。Outlandかつ屋外限定。BCで導入予定
    • Moonkin Form ( タレント変身Skill )
      • Eluneに自然の守護者として作られたMoonkinは、強化した近接戦闘とBalance Spellを両立した戦いが出来ます。Rest Spellに制限がかかります。Humanoid扱い。
    • Tree of Life Form ( タレント変身Skill )
      • Kaldoreiに生えるTree of Lifeは、母なる自然との仲介をもって生命に癒しを与えます。周囲メンバーの回復Spell効果上昇、Mana Cost減少などの能力を得ますが、Balanceだけでなく、Rest Spell自体にも大きな制限がかかります。Elemental扱い。
  • また、Shape Shiftingスキルを入手するためには、上記のレベルの他に、Druidトレーナーから受ける特別なQuestをCompleteする必要があります。

その他 / Buffスペル

  • 主な属性付き攻撃SkillはNatureとArcane。
  • ドルイドの蘇生呪文は、再使用時間が大変長いですが、戦闘中にも使用できます。
  • ドルイドは、Poison(毒)系効果、Curse(呪い)系効果を治癒することが可能です。
  • ドルイドは、プレイヤーのArmor、全ステータス、Resist値を大きく上昇させるBuffを所持しています。