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ネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻です。戦闘時はキャット・フォームが基本になるでしょう。キャット・フォームに変身中、プレイヤーキャラのステータスにはローグのように「エナジー/Energy」 と「コンボ・ポイント/Combo Point」が表示されます。ローグと同様、エナジーは初期値が100であり、主に攻撃技を使うと消費されます。戦闘中にも徐々に回復し、戦闘外になると大幅に回復します。タレント次第ではエナジーの最大値を130まで上昇させることが出来ます。コンボ・ポイントもローグと同様で、特定の攻撃技を使うたびに1または2ずつ溜まっていき、最大値は5です。「フィニッシング・ムーブ/Finishing move」を使用すると全て消費され、溜まっていたポイントに応じた効果を発揮します。また、タレント次第ではローグの《退散/Vanish》のように《プロウ/Prowl》を戦闘中に撃てるようになり、緊急時にはステルスを用いた確実性の非常に高い離脱を可能にします。他の専攻にはない Feral 特有の非常に大きな長所です。
 
ネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻です。戦闘時はキャット・フォームが基本になるでしょう。キャット・フォームに変身中、プレイヤーキャラのステータスにはローグのように「エナジー/Energy」 と「コンボ・ポイント/Combo Point」が表示されます。ローグと同様、エナジーは初期値が100であり、主に攻撃技を使うと消費されます。戦闘中にも徐々に回復し、戦闘外になると大幅に回復します。タレント次第ではエナジーの最大値を130まで上昇させることが出来ます。コンボ・ポイントもローグと同様で、特定の攻撃技を使うたびに1または2ずつ溜まっていき、最大値は5です。「フィニッシング・ムーブ/Finishing move」を使用すると全て消費され、溜まっていたポイントに応じた効果を発揮します。また、タレント次第ではローグの《退散/Vanish》のように《プロウ/Prowl》を戦闘中に撃てるようになり、緊急時にはステルスを用いた確実性の非常に高い離脱を可能にします。他の専攻にはない Feral 特有の非常に大きな長所です。
   
ローグ同様、ステルス状態からの奇襲でアドバンテージを得られますが、さすがに本職であるローグほどステルス中に撃てる技にはバリエーションがありません。また、毒による Dot 重視の Assasination か、瞬間火力重視の短期決戦型 Outlaw か、はたまた相対距離を自在操作して移動速度低下Debuff どで相手苦しめPvP重視の Subtlety かを選べるローグと違い、Feral ドルイドは Assasination と類似点の多い Dot 重視の構成のみとなっています。Feral の場合は「出血/Bleed」が主なダメージソースになります。ただ、本職のローグにはない非常に強力な特徴として、パッシブの《プレデトリー・スウィフトネス/Predatory Swiftness》が挙げられます。フィニッシング・ムーブ を撃った直後に一度だけ、基本回復魔法である《リグロース/Regrowth》か移動妨害魔法《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》を消費MPなし、なおかつどのフォームでも即時起動可能になるという恐ろしく強力なアドバンテージを得られます。回復魔法のタダ撃ちが強力なのは言うまでもありませんが、移動妨害Debuff のインスタント・キャストはPvPで絶大な影響力を持ちます。また、《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》と《スラッシュ/Thrash》の2種類の範囲攻撃を保有するため、同格の敵に囲まれた場合やPvPで乱戦になった場合にもコンスタントにダメージとコンボポイントを稼ぎつつ《リグロース/Regrowth》のタダ撃ちを狙えます。さすがにタンク構成である Guardian ほど耐久力に秀でてはいませんが、Guardian ほど火力が低くはないため比較的早く決着をつけられます。何よりもパッシブの《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》の恩恵で移動速度に15%のボーナスがついているため、《ダッシュ/Dash》や《トラベル・フォーム/Travel Form》と併用することで恐ろしく高い機動力を発揮できます。また、相手をスタンさせる フィニッシング・ムーブ 《メイム/Maim》、詠唱妨害攻撃《スカル・バッシュ/Skull Bash》そしてタレントのスタン技《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》の3種類の先手型対抗手段を持つ事も非常に大きな長所です。タレントの《ワイルド・チャージ/Wild Charge》はキャット・フォーム時にはローグの《影隠れ/Shadowstep》と同様「相手に一瞬で近付いて背後を取る」効果になります。ステルス状態から《ワイルド・チャージ/Wild Charge》で一気に接近し、《レイク/Rake》でスタンさせつつ出血のDotを入れると理想的なスタートが切れます。
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ローグ同様、ステルス状態からの奇襲でアドバンテージを得られますが、さすがに本職であるローグほどステルス中に撃てる技にはバリエーションがありません。また、毒による Dot 重視の Assasination か、瞬間火力重視の短期決戦型 Outlaw か、はたまた戦闘中でも短時間ステルス状態になって一方的に攻撃加えられる Subtlety かを選べるローグと違い、Feral ドルイドは Assasination と類似点の多い Dot 重視の構成のみとなっています。Feral の場合は「出血/Bleed」が主なダメージソースになります。ただ、本職のローグにはない非常に強力な特徴として、パッシブの《プレデトリー・スウィフトネス/Predatory Swiftness》が挙げられます。フィニッシング・ムーブ を撃った直後に一度だけ、基本回復魔法である《リグロース/Regrowth》か移動妨害魔法《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》を消費MPなし、なおかつどのフォームでも即時起動可能になるという恐ろしく強力なアドバンテージを得られます。回復魔法のタダ撃ちが強力なのは言うまでもありませんが、移動妨害Debuff のインスタント・キャストはPvPで絶大な影響力を持ちます。また、《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》と《スラッシュ/Thrash》の2種類の範囲攻撃を保有するため、同格の敵に囲まれた場合やPvPで乱戦になった場合にもコンスタントにダメージとコンボポイントを稼ぎつつ《リグロース/Regrowth》のタダ撃ちを狙えます。さすがにタンク構成である Guardian ほど耐久力に秀でてはいませんが、Guardian ほど火力が低くはないため比較的早く決着をつけられます。何よりもパッシブの《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》の恩恵で移動速度に15%のボーナスがついているため、《ダッシュ/Dash》や《トラベル・フォーム/Travel Form》と併用することで恐ろしく高い機動力を発揮できます。また、相手をスタンさせる フィニッシング・ムーブ 《メイム/Maim》、詠唱妨害攻撃《スカル・バッシュ/Skull Bash》そしてタレントのスタン技《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》の3種類の先手型対抗手段を持つ事も非常に大きな長所です。タレントの《ワイルド・チャージ/Wild Charge》はキャット・フォーム時にはローグの《影隠れ/Shadowstep》と同様「相手に一瞬で近付いて背後を取る」効果になります。ステルス状態から《ワイルド・チャージ/Wild Charge》で一気に接近し、《レイク/Rake》でスタンさせつつ出血のDotを入れると理想的なスタートが切れます。
   
 
弱点はダメージソースが Dot にかなり依存しているため、瞬間火力に乏しい事が挙げられます。同種の Dot を何度も入れても効果時間のリフレッシュにしかならないため、敵のステータスを異常をしっかり見極めて種類の異なる Dot 技を使う必要があり、ある程度のプレイヤースキルを要求されます。また、範囲攻撃の《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》は Dot を持たないため、《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》と《スラッシュ/Thrash》の2種類だけでは対処が難しい相手に囲まれた際には、それぞれのターゲットに個別に単体 Dot を撃ち込む必要があり、忙しく立ち回らなければならない事態にもかかわらず慎重かつ正確な操作が要求されます。防御の要の一つである《樹皮の肌/Barkskin》が唯一使えないスペシャライゼーションなので、防御力は4つの専攻の中で最弱です。受けるダメージを6秒間だけ半減させるBuffを自分にかける《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》が頼みの綱になるでしょうが、基礎防御力に何のボーナスもない上に最大MPの関係上回復も心もとないため、大勢の敵に囲まれたら「殺られる前に殺る」か「諦めて透過して逃げる」という判断を迫られます。一応 Guardian をアフィニティに入れてHPがヤバくなったらベア・フォームに切り替えるという選択も無くはないですが、フォームチェンジの咄嗟の判断と正確な操作を実現するには高いプレイヤースキルが必要になってきます。また、レイドボスのような強敵の一部は出血Dotの一部が効かないので火力がガクッと下がります。しかも「近付かなければダメージを与えられない」上に「防御が貧弱」という二つの欠点が合わさって、ボスの範囲攻撃で「ついでに」殺される事がままあるため、残念ながら活躍の機会があまりありません。遠距離攻撃ができる Balance か回復の Restoration の方がレイド戦では重宝されるため、事前にスペシャライゼーションを変更しても良いかと思います。
 
弱点はダメージソースが Dot にかなり依存しているため、瞬間火力に乏しい事が挙げられます。同種の Dot を何度も入れても効果時間のリフレッシュにしかならないため、敵のステータスを異常をしっかり見極めて種類の異なる Dot 技を使う必要があり、ある程度のプレイヤースキルを要求されます。また、範囲攻撃の《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》は Dot を持たないため、《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》と《スラッシュ/Thrash》の2種類だけでは対処が難しい相手に囲まれた際には、それぞれのターゲットに個別に単体 Dot を撃ち込む必要があり、忙しく立ち回らなければならない事態にもかかわらず慎重かつ正確な操作が要求されます。防御の要の一つである《樹皮の肌/Barkskin》が唯一使えないスペシャライゼーションなので、防御力は4つの専攻の中で最弱です。受けるダメージを6秒間だけ半減させるBuffを自分にかける《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》が頼みの綱になるでしょうが、基礎防御力に何のボーナスもない上に最大MPの関係上回復も心もとないため、大勢の敵に囲まれたら「殺られる前に殺る」か「諦めて透過して逃げる」という判断を迫られます。一応 Guardian をアフィニティに入れてHPがヤバくなったらベア・フォームに切り替えるという選択も無くはないですが、フォームチェンジの咄嗟の判断と正確な操作を実現するには高いプレイヤースキルが必要になってきます。また、レイドボスのような強敵の一部は出血Dotの一部が効かないので火力がガクッと下がります。しかも「近付かなければダメージを与えられない」上に「防御が貧弱」という二つの欠点が合わさって、ボスの範囲攻撃で「ついでに」殺される事がままあるため、残念ながら活躍の機会があまりありません。遠距離攻撃ができる Balance か回復の Restoration の方がレイド戦では重宝されるため、事前にスペシャライゼーションを変更しても良いかと思います。

2019年3月28日 (木) 12:58時点における版

概要

ドルイドは世界の保護者です。何世紀にも渡り眠りについていたドルイドたちは、最近のThe Burning Legion/焦熱軍団の侵略に際して目覚めました。Archimondeを打ち破った後、ドルイドたちは再び眠りにつくことなく世界に残り、自らの国を再建する のを手伝うことを決意しました。the Legionの攻撃によって自然は破壊され、多くの傷跡がつけられました。ドルイドたちは、それを癒そうとしています。 ドルイドはプレイヤーに対して幾つかのスタイルを提供します。通常の姿のドルイドは、スペルと武器とで戦います、熊の姿となった ドルイドは、Rageを持つウォリアーとなります。猫の姿となったドルイドはEnergyを持つローグとなります。ドルイドはこの他に も更に四つの動物に変身することができます。ドルイドは癒しのスペルを持っており、プリーストと同じく回復役を務めることができます。Holy Word:ShieldやResurrectionを持つプリースト程の多彩な能力をドルイドは持ち合わせてはいませんが、プリーストがいない時などには非常に有能なヒーラーとなることでしょう。

長所

  • どのような状況にも対応できる柔軟性、役に立たない場面が無い程の万能性
  • Stealthを所持。さらに同時に使用できるHumanoidTrackが、周囲の警戒に有効
  • プリーストに次ぐ治癒能力。蘇生魔法は再使用時間が長いが戦闘中にも使用可能
  • 最強のバフと、強力な移動阻害呪文Entangling Rootsを所持。さらに最高の機動防御力(屋外限定)と、ポリモーフ耐性

短所

  • スペシャライゼーションにより得意分野が大きく変わる

( 2018.12.28 追記 : 他の専門クラスに比べるとやや器用貧乏な感があります。PvPでは器用さが功を奏し大活躍する場合が多々ありますが、レイドボスのような極端な性能を要求される場面では他のクラスに主役を譲る事になる場合もあります。

スペシャライゼーションにより参照するステータスに違いがあり、フェラル ( Feral ) と ガーディアン ( Guardian ) が アジリティ ( Agility ) を参照するのに対し、バランス ( Balance ) と レストレーション ( Restoration ) は インテレクト ( Intellect ) を参照します。バージョン 8.0 以降ではアーティファクトのシステムが変更され、頭、肩、胴 の3つの部位の装備それぞれでスペシャライゼーション固有の追加アビリティを選んでセットする仕様になりました。「状況に合わせてスペシャライゼーションを変更して柔軟に対応できる」というのがドルイドの最大の長所ですが、それぞれのスペシャライゼーションに最も適した装備を集めるのは非常に面倒で、長所を最大限発揮出来るようになるまでに手間と時間が必要になります。

また、他のクラスよりもスペシャライゼーションが多い関係で、頭、肩、胴のアーティファクトを少なくとも3つ余計に持つ必要があり、バッグを圧迫しがちなのも欠点と言えます。 )

スペシャライゼーションの方向性

( 2018.10.30 追記 : ドルイドはLv45のタレントで、他のスペシャライゼーションの一部の技、魔法、パッシブ効果を継承できる「アフィニティ/Affinity」を覚えます。これにより「回復もできるローグやウォリアやメイジ」、「やや硬かったり素早かったりするヒーラー」など、他のクラスでは実現し得ない組み合わせが可能となります。長所をさらに伸ばすのか、或いは弱点を克服するのか、はたまた全く違う戦術に即座に切り替えられるようにするのか。基本のスペシャライゼーションとアフィニティの組み合わせ次第で実に多彩な戦い方が可能なため、街や宿屋ではなくともタレントを変更できる消耗品「Tome of the Tranquil Mind」の重要性が他のクラスよりも一段高くなっています。)

  • Balance 「均衡」

大自然はあらゆる生命に、平等に厳しい。主にメイジのようなスペルでの戦闘/能力を強化

( 2018.10.29 追記 : 即時発動で対象にDotを入れる《月の炎/Moonfire》と《サンファイア/Sunfire》、詠唱時間が必要なかわりに強力な攻撃呪文《ソーラー・ラース/Solar Wrath》と《ルナ・ストライク/Lunar Strike》、そしてこれらの呪文を使用することで溜まっていく「第二のMP」とでも言うべき「アストラル・パワー/Astral Power」を消費して放つ強力な単体攻撃《スターサージ/Starsurge》と配置型の広範囲攻撃《星の雨/Starfall》が主な攻撃手段になります。巨大なフクロウのような見た目の「ムーンキン/Moonkin」に変身すると《ルナ・ストライク/Lunar Strike》が稀に詠唱時間なしで即時発動するようになったり、或いは呪文のダメージや防御力に幾ばくかのボーナスがついたりといった非常に大きな恩恵を受けられるため、戦闘時はムーンキン・フォームが基本になるでしょう。

Balance 専攻は広範囲にダメージをばら撒く魔法に非常に恵まれています。《星の雨/Starfall》以外にも《サンファイア/Sunfire》と《ルナ・ストライク/Lunar Strike》が対象を中心とした小範囲の範囲攻撃となっており、自分自身の防御力を短時間上昇させる《樹皮の肌/Barkskin》で自らを守りつつ前述の範囲攻撃で一度に数匹を殲滅するといった芸当も可能です。また対象となった敵の現在地に沈黙効果を持つ設置型Debuffを配置し、小範囲ではあるものの複数の敵の行動を遠距離からでも妨害できる《ソーラー・ビーム/Solar Beam》は、クールタイムが長いため乱発は出来ないものの Balance 専攻特有の非常に強力な対抗手段です。メイジの《フロストノヴァ/Frost Nova》のように相手を「移動不能/Root」にする《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》ならびに《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》は非常に強力な防御手段です。変身中のフォームに応じて効果が変わる《ワイルド・チャージ/Wild Charge》は、ムーンキン・フォーム中にはハンターの《ディスエンゲージ/Disengage》のようにバックステップで距離を取る効果になります。《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と併用する事で窮地を脱出する機会となるでしょうし、Restoration をアフィニティに選択すると回復魔法が使えるようになりますから生存率がさらに上がるでしょう。Guardian をアフィニティの選択すると、自分の被ダメージを6%減少させるパッシブ効果《ティック・ハイド/Thick Hide》の恩恵を受けられる上、自分自身の防御力を短時間上げるBuffをかける《アイアンファー/Ironfur》、自分自身のHPを回復する《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》、そして自分の周囲の敵を物理攻撃する《スラッシュ/Thrash》が使用可能になります。《星の雨/Starfall》を配置した後でベア・フォームに変身して敵の攻撃を耐え凌ぎつつ追加で物理攻撃を加えるという戦い方もできます。

欠点としては、呪文攻撃のスペシャリストであるメイジと比較するとやや打撃力に劣る感がある事でしょう。《星の雨/Starfall》は攻撃範囲が非常に広く、格下Mobを乱獲する際には大活躍する呪文ではあるものの、同格を相手に無闇に撃てば関係ない敵まで巻き込んでタコ殴りにされかねないリスクを抱えているため、狩場次第では気軽には撃てません。また、タゲ切り手段がないためピンチを乗り切る方法が確実性にやや欠けます。いくら Restoration や Guardian をアフィニティに選択していても被ダメージが回復量を上回っていれば遠からず死に至る事になります。ダメージ源を減らすために《スターサージ/Starsurge》を撃とうにも、満足に Astral Power を稼げるかどうかは《ルナ・ストライク/Lunar Strike》が無詠唱の即時起動できるかどうかにかなり依存しますし、その発動条件は「ムーンキン・フォーム時に自分が単体攻撃を受けた際に15%の確率」となっていて、割と不安定です。回復呪文を撃つためにはムーンキン・フォームを解除しなければならず、《ルナ・ストライク/Lunar Strike》の連射準備と呪文ダメージ+10%の恩恵を得るためにはムーンキンに再度変身し直さなければならないという一手間がかかるため、特にソロプレイではこの一瞬のスキが命取りになりかねません。

とはいえその名のとおり Balance 専攻は攻撃と防御が両立できる構成になっており、特に Restoration をアフィニティに設定した場合は回復までこなせるオールラウンドな戦い方が出来ます。パーティプレイ時には援護射撃と回復を担当する事になるでしょうが、《月の炎/Moonfire》ならびに《サンファイア/Sunfire》の素早い遠距離攻撃ならびにDotと、《ルナ・ストライク/Lunar Strike》ならびに《スターサージ/Starsurge》の強力なダメージは、自分を庇ってくれる前衛がいると安定した打撃力を確保できます。相棒のHPを常に意識して、必要なタイミングで回復をかけつつダメージをコンスタントに稼いでいくという安定した戦い方は、他のパーティメンバーに安心感を与える事でしょう。ドルイドはアフィニティの関係で使用できる呪文が多いため、アクションバーを埋めてしまいがちです。《月の炎/Moonfire》と《サンファイア/Sunfire》は交互に撃つ場合が大半であるため、マクロを用いてワンボタンで自動で交互に撃てるようにしておくと操作を単純化できていいかもしれません。また、《ソーラー・ラース/Solar Wrath》と《ルナ・ストライク/Lunar Strike》の詠唱直後に無詠唱即時起動である《月の炎/Moonfire》もしくは《サンファイア/Sunfire》を放つとダメージをさらに稼いでDotの残り時間をリフレッシュ出来ます。このテクニックを駆使すると少々難のある打撃力を底上げ出来るかもしれません。

マクロの例はこちら。

#showtooltip

/castsequence reset=5 Moonfire, Sunfire;

マクロの使用方法はマクロのページを参照してください。)

  • Feral Combat 「獣化戦闘」  

【ニャー】野生の力をなめるなよ【クマー】主にウォーリア、ローグのような近接戦闘/能力を強化

( 2018.10.29 追記 : 現在ではネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻「Feral」と、クマに変身してウォリアのように戦う「Guardian」に二分されています。)

  • Feral 「獣化」( 2019.01.05 追記)

ネコ科の猛獣に変身してローグのように戦う専攻です。戦闘時はキャット・フォームが基本になるでしょう。キャット・フォームに変身中、プレイヤーキャラのステータスにはローグのように「エナジー/Energy」 と「コンボ・ポイント/Combo Point」が表示されます。ローグと同様、エナジーは初期値が100であり、主に攻撃技を使うと消費されます。戦闘中にも徐々に回復し、戦闘外になると大幅に回復します。タレント次第ではエナジーの最大値を130まで上昇させることが出来ます。コンボ・ポイントもローグと同様で、特定の攻撃技を使うたびに1または2ずつ溜まっていき、最大値は5です。「フィニッシング・ムーブ/Finishing move」を使用すると全て消費され、溜まっていたポイントに応じた効果を発揮します。また、タレント次第ではローグの《退散/Vanish》のように《プロウ/Prowl》を戦闘中に撃てるようになり、緊急時にはステルスを用いた確実性の非常に高い離脱を可能にします。他の専攻にはない Feral 特有の非常に大きな長所です。

ローグ同様、ステルス状態からの奇襲でアドバンテージを得られますが、さすがに本職であるローグほどステルス中に撃てる技にはバリエーションがありません。また、毒による Dot 重視の Assasination か、瞬間火力重視の短期決戦型 Outlaw か、はたまた戦闘中でも短時間ステルス状態になって一方的に攻撃を加えられる Subtlety かを選べるローグと違い、Feral ドルイドは Assasination と類似点の多い Dot 重視の構成のみとなっています。Feral の場合は「出血/Bleed」が主なダメージソースになります。ただ、本職のローグにはない非常に強力な特徴として、パッシブの《プレデトリー・スウィフトネス/Predatory Swiftness》が挙げられます。フィニッシング・ムーブ を撃った直後に一度だけ、基本回復魔法である《リグロース/Regrowth》か移動妨害魔法《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》を消費MPなし、なおかつどのフォームでも即時起動可能になるという恐ろしく強力なアドバンテージを得られます。回復魔法のタダ撃ちが強力なのは言うまでもありませんが、移動妨害Debuff のインスタント・キャストはPvPで絶大な影響力を持ちます。また、《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》と《スラッシュ/Thrash》の2種類の範囲攻撃を保有するため、同格の敵に囲まれた場合やPvPで乱戦になった場合にもコンスタントにダメージとコンボポイントを稼ぎつつ《リグロース/Regrowth》のタダ撃ちを狙えます。さすがにタンク構成である Guardian ほど耐久力に秀でてはいませんが、Guardian ほど火力が低くはないため比較的早く決着をつけられます。何よりもパッシブの《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》の恩恵で移動速度に15%のボーナスがついているため、《ダッシュ/Dash》や《トラベル・フォーム/Travel Form》と併用することで恐ろしく高い機動力を発揮できます。また、相手をスタンさせる フィニッシング・ムーブ 《メイム/Maim》、詠唱妨害攻撃《スカル・バッシュ/Skull Bash》そしてタレントのスタン技《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》の3種類の先手型対抗手段を持つ事も非常に大きな長所です。タレントの《ワイルド・チャージ/Wild Charge》はキャット・フォーム時にはローグの《影隠れ/Shadowstep》と同様「相手に一瞬で近付いて背後を取る」効果になります。ステルス状態から《ワイルド・チャージ/Wild Charge》で一気に接近し、《レイク/Rake》でスタンさせつつ出血のDotを入れると理想的なスタートが切れます。

弱点はダメージソースが Dot にかなり依存しているため、瞬間火力に乏しい事が挙げられます。同種の Dot を何度も入れても効果時間のリフレッシュにしかならないため、敵のステータスを異常をしっかり見極めて種類の異なる Dot 技を使う必要があり、ある程度のプレイヤースキルを要求されます。また、範囲攻撃の《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》は Dot を持たないため、《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》と《スラッシュ/Thrash》の2種類だけでは対処が難しい相手に囲まれた際には、それぞれのターゲットに個別に単体 Dot を撃ち込む必要があり、忙しく立ち回らなければならない事態にもかかわらず慎重かつ正確な操作が要求されます。防御の要の一つである《樹皮の肌/Barkskin》が唯一使えないスペシャライゼーションなので、防御力は4つの専攻の中で最弱です。受けるダメージを6秒間だけ半減させるBuffを自分にかける《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》が頼みの綱になるでしょうが、基礎防御力に何のボーナスもない上に最大MPの関係上回復も心もとないため、大勢の敵に囲まれたら「殺られる前に殺る」か「諦めて透過して逃げる」という判断を迫られます。一応 Guardian をアフィニティに入れてHPがヤバくなったらベア・フォームに切り替えるという選択も無くはないですが、フォームチェンジの咄嗟の判断と正確な操作を実現するには高いプレイヤースキルが必要になってきます。また、レイドボスのような強敵の一部は出血Dotの一部が効かないので火力がガクッと下がります。しかも「近付かなければダメージを与えられない」上に「防御が貧弱」という二つの欠点が合わさって、ボスの範囲攻撃で「ついでに」殺される事がままあるため、残念ながら活躍の機会があまりありません。遠距離攻撃ができる Balance か回復の Restoration の方がレイド戦では重宝されるため、事前にスペシャライゼーションを変更しても良いかと思います。

上記のとおり、Feral ドルイドはタレント次第では本職のローグにも勝るとも劣らないステルス性能を発揮します。さすがに攻撃能力は本職のローグ、特に短期決戦特化の Outlaw には遠く及びませんし、《昏倒/Sap》を用いて敵単体を半永久的に戦闘から排除するという妨害工作は真似出来ません。ただ、アフィニティで Restoration を選択していた場合はステルス能力と高い機動力を活かした神出鬼没のヒーラーになれます。これは自分自身しか回復できない本職のローグには不可能な芸当です。また、遠距離攻撃重視でムーンキン・フォームに変身しなければならない Balance 専攻はアフィニティで選択する意味がないと思われがちですし、実際にアフィニティに選択したところでムーンキン・フォームで戦う機会はほぼ無いかと思います。が、パッシブの《アストラル・インフレンス/Astral Influence》の効果で「全ての技や魔法の射程に3ヤードのボーナス」がついた場合、《ブルータル・スラッシュ/Brutal Slash》と《スラッシュ/Thrash》が格下Mob狩りで恐ろしい性能を発揮するようになります。元々高い機動力に加えて広範囲の雑魚処理手段が加われば、金策目的で低級ダンジョンに挑む場合に凄まじい効率を発揮するでしょう。

  • Guardian 「守護者」( 2018.11.05 追記 )

クマに変身してウォリアのように戦うタンク構成です。戦闘時はベア・フォームが基本になります。ベア・フォームに変身中、プレイヤーキャラのステータスにはウォリアと同様の「レイジ/Rage」が表示されます。レイジを生み出す技を使用したり、敵からダメージを受けたりすると溜まっていきます。レイジを消費して強力な技を使用できます。また、ベア・フォームに変身中すると自身の 防御力 ( Armor ) を 80% も上昇させる効果がかかります。この効果のお蔭で装備が 革鎧 ( Leather ) であるにもかかわらずタンク役が出来るようになっています。

基本的に Protection ウォリアと同じような役割を果たす盾役です。ウォリアの《挑発/Taunt》と同様の効果を持つ《グラウ/Grawl》を使えるため、味方を守るために相手の攻撃対象を強制変更できます。アフィニティでも継承可能な自分の被ダメージを6%減少させるパッシブ効果《ティック・ハイド/Thick Hide》の恩恵は非常に大きく、それに加えて自分の身を守る術をいくつも持っています。自分自身を回復する《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》、自身の防御力を短時間上昇させる《アイアンファー/Ironfur》、6秒間受けるダメージを半減させる《サバイバル・インスティンクト/Survival Instincts》、そして他の専攻同様に自分自身の防御力を短時間上昇させる《樹皮の肌/Barkskin》も使用可能です。周囲の敵を短時間 無力化/incapacitating する《インキャパシテーティング・ロア/Incapacitating Roar》も使用可能で、緊急時には周りの敵全てを短時間足止めできます。Feral 同様に《スカル・バッシュ/Skull Bash》も使用可能で、相手の詠唱妨害手段も豊富です。もう一つの妨害手段である《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》はタレントで、非常に強力な広範囲の足止め手段である《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と範囲ノックバックの《タイフーン/Typhoon》と共存できないため、どれを選ぶか非常に迷うところです。Guardian ではどのアビリティも有効活用できます。

Feral と同様、Guardian は範囲攻撃に優れます。《スラッシュ/Thrash》と《なぎ払い/Swipe》の二つの範囲攻撃を持っていますが、さすがに Feral ほど素早く繰り出すことは出来ません。単体攻撃ではレイジを生み出すかわりにクールタイムが若干長い《マングル/Mangle》と、レイジを消費して放つ強力な一撃《モール/Maul》の二種類があります。が、どちらも Feral のような Dot を持たないため、相手を倒し切るまでに若干時間がかかる場合があります。とはいえ、Feral よりも耐久力が圧倒的に勝るため、時間こそかかるものの同格の敵をかき集めてきても処理し切る体力があります。ベア・フォームでも《月の炎/Moonfire》を使用可能であるため、付近の敵に Dot を叩き込んで釣ってきて《なぎ払い/Swipe》と《スラッシュ/Thrash》を乱射して一網打尽にするという暴力的な効率狩りが可能です。アフィニティで Feral を選択した場合は移動速度が速くなる恩恵を得られる上、キャット・フォームで Dot を打ち込んでからベア・フォームに切り替えて戦うという選択肢が生まれるため、少々難のある火力を底上げできます。ただ、フォームチェンジに一瞬スキが出来るため、扱いの難しい戦略ではあります。Balance を選択した場合には範囲攻撃の効果範囲が広くなる上、《月の炎/Moonfire》の射程も伸びるので効率狩りが捗ります。Restoration を選択した場合は《スウィフトメンド/Swiftmend》と《レジュビネイション/Rejuvenation》のお蔭でただでさえ高い耐久力をさらに底上げ出来ます。いずれの構成も格下及び同格Mobを相手にした時に問答無用の強さを発揮します。

欠点はレイド戦やPVPではタンクとして役者不足になりがちな事でしょう。本職の Protection ウォリアと比べると防御力の差がかなり出ます。ドルイドは装備可能な防具が 革鎧 ( Leather ) であるため、もちろん装備品の質にも大きく左右されますが、目安としては 板金鎧 ( Plate ) + 盾 ( Shield ) が装備できる Protection ウォリアの 2/3 程度が限界値と言えそうです。ベア・フォーム時では「ボーン・シールド ( Bone Shield )」がかかった状態の Blood デスナイトと 同等の防御力を得られますが、回復魔法を撃つためにベア・フォームを解除した場合は「ボーン・シールド」が剥がれた状態のデスナイトの約半分と言って差し支えない致命的な値にまで減少します。この状態の時にまとまったダメージを受けると一瞬で即死する可能性があるので、Restoration をアフィニティに設定していた場合ですらも「ベア・フォームを解除するぐらいなら回復魔法を撃たない方がまだマシ」という状況になり得ます。ですのでPvPのフラッグ戦では旗持ちとして優れているとは言い難く、むしろ範囲攻撃能力や足止め能力や死ににくさを活かしたダメージディラーとしての役割の方が重要になる場合が多々あります。こういった特殊な状況では、装備品やプレイヤースキルに自信がない場合は事前にスペシャライゼーションを変更してもいいかもしれません。

  • Restoration 「回復」

自然は植物を育て、植物はその生命力をもって癒しを与える。主にプリーストのような回復呪文/能力を強化

( 2018.10.30 追記 : 自身の専攻自体は自発的攻撃能力をほぼ持たない代わりに、回復能力に特に秀でた専攻です。攻撃能力は他の専攻のアフィニティに依存していますが、他の専攻やクラスと比較すると大きく劣ります。パーティプレイやレイド戦、PvPで真価を発揮する構成です。ほとんどの回復魔法は変身状態では使用できないため、回復に従事している間は基本的にもとの姿で戦う事になります。

回復特化構成だけあり、非常に多彩な回復手段を持っています。中でも特に目を引くのは配置型の範囲回復魔法《エフローセンス/Efflorescence》、対象の周囲を回復させる範囲回復魔法《野生の繁茂/Wild Growth》、クールタイムが長い代わりに自分自身の周囲の味方全てを回復させる《トランクリティ/Tranquility》、対象を即座に大回復させる《スウィフトメンド/Swiftmend》でしょう。無差別範囲回復である《エフローセンス/Efflorescence》と《トランクリティ/Tranquility》はレイド戦やPvPの拠点防衛など、大人数での定点戦闘時に絶大な効力を発揮します。対象を徐々に回復させるBuffをかける魔法も《レジュビネイション/Rejuvenation》と《ライフブルーム/Lifebloom》の2種類があり、重ねがけが可能です。タレント次第では《レジュビネイション/Rejuvenation》を二重掛けして効力を2倍にする事も出来、対象となった味方の生存率を極端に高める事が出来ます。また、ランダムとはいえ《ライフブルーム/Lifebloom》の回復効果に誘発して、全ての専攻で使用可能な基本回復魔法《リグロース/Regrowth》を消費マナなしで撃てるようになる恩恵をたまに得られます。自身の防御力を短時間高める《樹皮の肌/Barkskin》、そして相手を移動不能にする《エンタングリング・ルーツ/Entangling Roots》ならびに《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》も他の専攻同様に使用可能です。特に移動不能系の呪文は自分の身を守るために逃走する際にも、或いはPvPの際に回復の手が空いた時に敵の逃亡を阻止する際にも非常に有効な支援手段になります。自発的攻撃能力をほぼ放棄した代わりに得た絶大な支援能力は、多くの味方を死の淵から救う非常に重要な役割を果たすでしょう。

弱点は攻撃能力の乏しさに尽きます。《月の炎/Moonfire》、《サンファイア/Sunfire》、《ソーラー・ラース/Solar Wrath》以外には元々持っている攻撃手段がありません。ヒーラーが故に物理攻撃のステータスが貧弱で、杖で殴ったところでほとんどダメージらしいダメージを与えられません。いくらアフィニティで Feral や Guardian を選択したところで、参照ステータスが インテレクト ( Intellect ) と アジリティ ( Agility ) で噛み合っていないため、打撃力は本職に大きく劣ります。Balance アフィニティを選択した場合、回復も含めて全ての呪文の射程に若干のボーナスがつくという恩恵を受けられると同時に《ルナ・ストライク/Lunar Strike》と《スターサージ/Starsurge》が使用可能になりますが、ムーンキン・フォームに変身しなければそれら二つの攻撃魔法は使えない上、両者ともアストラル・パワーとは無縁のごく普通の詠唱型攻撃魔法に弱体化しています。本職の Balance のように即時起動はできません。また、相手の行動を阻害する対抗手段が《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》のみであり、しかも近接技です。少し離れた場所から回復魔法に努めるという役割上、使う機会はほぼありません。さらには《マイティ・バッシュ/Mighty Bash》はタレントであり、《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》もしくは範囲攻撃のノックバック呪文《タイフーン/Typhoon》を諦めなければ習得できません。「攻撃される前に止める」という先手型の防御手段がほぼ使えないため、「受けたダメージを回復する」ないし「《レジュビネイション/Rejuvenation》と《ライフブルーム/Lifebloom》をかけておく」という後手に回る対抗手段しか取れません。また、Restoration の一番の魅力である無差別範囲回復魔法《エフローセンス/Efflorescence》と《トランクリティ/Tranquility》が、ソロプレイないしごく小規模のパーティプレイだとやや冗長的になってしまう事も欠点として挙げられるでしょう。本職ほどの効力は期待できないものの、アフィニティでも《スウィフトメンド/Swiftmend》、《レジュビネイション/Rejuvenation》、《野生の繁茂/Wild Growth》の三種の神器は使用可能である上、基本回復魔法《リグロース/Regrowth》はアフィニティに関係なくどのスペシャライゼーションでも使用可能です。ソロないし小規模なパーティでプレイする場合はスペシャライゼーションを変更し、Restoration をアフィニティに回した方がいいかもしれません。

上記のように長所と短所が非常にハッキリした構成です。レイド戦やPvPなど大規模な戦闘では回復の要という非常に重要な役割を果たす事になります。また、アフィニティで Guardian を選択した場合、自分の被ダメージを6%減少させるパッシブ効果《ティック・ハイド/Thick Hide》の恩恵を受けられる上、自分自身の防御力を短時間上げるBuffをかける《アイアンファー/Ironfur》、自分自身のHPを回復する《フレンズィド・リジェネレーション/Frenzied Regeneration》も使用可能になり、主力回復手段の一つである《スウィフトメンド/Swiftmend》のクールタイムを稼ぎつつ自分の身を守るという鉄壁の防御を実現できます。Feral を選択した場合は移動速度に15%のボーナスがつくパッシブ《フィライン・スウィフトネス/Feline Swiftness》の恩恵を受けられる上、ステルス状態からの奇襲に成功すると相手を短時間スタンさせられる《レイク/Rake》が使用可能になります。キャット・フォームに変身して自身の移動速度を短時間劇的に上昇させる《ダッシュ/Dush》はどのスペシャライゼーションでも使用可能なので、常套手段の《樹皮の肌/Barkskin》や《マス・エンタングルメント/Mass Entanglement》と併用する事で窮地からの脱出も狙えます。「自発的攻撃手段に乏しい」という究極的な弱点と引き換えに得た実に多彩な支援能力と、アフィニティがもたらす他のクラスには無い多様性は、レイド戦やPvPなどの大規模戦闘でこそ戦況を変えてしまうほどの絶大な影響力を発揮する事でしょう。)

ステータス

Alliance CrestAlliance
Race
STR +1
AGI
STA
INT +2
SPI +2
HP
Mana
Nightelf maleNightelf female Night Elf
18
25
19
22
22
53
100
Horde CrestHorde
Race
STR +1
AGI
STA
INT +2
SPI +2
HP
Mana
Tauren maleTauren female Tauren
26
15
22
17
24
78
67

装備可能品

使用可能な武器

  • Daggers
  • Maces
  • Fist Weapons
  • Polearms
  • Staves
  • Two-Handed Maces

装備可能防具

  • Cloth
  • Leather

Teleportation Spell (Ally / Horde 共通)

Skill Name
Level
Text
Teleport: Moonglade 10 術者はMoongladeにTeleportする。AllyがDarnassus、HordeがThunderBluffと帰還場所が違う

Passive Skill

Skill Name
Level
Text
Safe Fall 40 高所からの落下ダメージを軽減します。Cat Form時限定

Shape Shifting/変身

Skill Name
Level
Text
Bear Form 10 装備品のArmorを180%に、Staを25%増加させる。更にAPを術者Lv *3分増加。攻撃速度2.5固定
Aquatic Form 16 水中移動速度が50%上昇し、水中呼吸が可能となる
Travel Form 16 移動速度が40%上昇する。屋外限定
Cat Form 20 APを術者Lv *2 +Agi分増加。攻撃速度1.0固定
Dire Bear Form 40 装備品のArmorを400%に、Staを25%増加させる。更にAPを術者Lv *3分増加。攻撃速度2.5固定
Moonkin Form Bal 31P 装備品のArmorを400%、APを術者Lv *1.5分増加。物理攻撃にはDruid Form時の武器を直接使用、確率でAPと同等Manaを回復。加えて「30yard以内のGrp MemberのSpell Crit%を5%上げる」のAuraを自動発動。但しSpell使用に「Balance SpellとInnervate限定」の制限
Tree of Life Form Rest 41P 貴方のSpellのMana costを20%軽減、加えて「45yard以内のGrp Memberが受けるHealの効果を、Spilitの25%分上昇」のAuraを自動発動。但し移動速度が20%減少し、Spell使用に「Restの HoT、Swiftmend、Innervite限定」の制限
Flight Form 68 高高度を移動可能になり移動速度が60%上昇する。戦闘中は変身不可。Outlandかつ屋外限定
  • Druidは自然の動植物を模した各姿に変身することができます。この変身のためのペナルティは、DruidがSpellの使用、Itemの使用 が不可能になるという点です。例えば変身して戦い、その後Heal Spellを使用したい場合は一旦Druidの姿に戻る必要があります。但しShape Shiftした状態でもManaは自然回復しますし、採取Skillを使用することもできます。Itemは使用不可ですが、Trinket等の装備品は使 用ができます。
  • 変身中は全ての変化系効果(羊、カエル化等)を無効にします。またこれらの変身系効果を、貴方が変身することによって解除することが可能です。
  • 変身、または変身解除時、鈍足系効果や足止め系効果(SlowやRoot等)を貴方が持っている場合、全て解除します。
  • 変身はキャラクターのLevelに応じてMana Costが上昇します。解除にManaは必要ありません。
  • 変身中のDruidは、全てにおいてBeast属性として判定されます。例えばHunterが持つ対Beast Fearの効果や、Trollの対Beast+5%Dmgの影響を受けます。例外はタレント変身スキル「Moonkin Form」「Tree of Life Form」です。
    • Druid Form
      • GroupでHealerの役を務めているのなら、この姿のままでいる必要があるでしょう。DruidのSpellを使用できるFormです。
    • Bear Form / Dire-Bear Form
      • このFormでは、Warriorに類似した能力を発揮できます。加えてHP、Armorが増加し、様々なBear Abilityが使用可能となります。Groupにおいて、Tankが必要な時にこのFormが役立つでしょう。BearはTaunt、Stunによる Spell Interruptなどの能力も持っています。これらの能力は、Bear、Dire-Bear時のみ使用できます。
    • Cat Form
      • このFormでは、Rogueに類似した能力を発揮できます。加えて攻撃速度が上昇し、様々なCat Abilityが使用可能となります。Cat Formは単独活動においてもGroupでの活動においても非常に役立つことでしょう。
    • Aquatic Form
      • 水棲生物への変身は、泳ぐ速度を上昇させ水中での呼吸を可能とします。この姿は一見アザラシのように見えるでしょう。このFormは水中での探検に役立ちます。
    • Travel Form
      • Coolな姿のCheetahのような生物へと変身し、移動速度を上昇させます。屋外限定。
    • Flight Form
      • 空を高速飛行する事ができます。戦闘中には変身できません。Outlandかつ屋外限定。BCで導入予定
    • Moonkin Form ( タレント変身Skill )
      • Eluneに自然の守護者として作られたMoonkinは、強化した近接戦闘とBalance Spellを両立した戦いが出来ます。Rest Spellに制限がかかります。Humanoid扱い。
    • Tree of Life Form ( タレント変身Skill )
      • Kaldoreiに生えるTree of Lifeは、母なる自然との仲介をもって生命に癒しを与えます。周囲メンバーの回復Spell効果上昇、Mana Cost減少などの能力を得ますが、Balanceだけでなく、Rest Spell自体にも大きな制限がかかります。Elemental扱い。
  • また、Shape Shiftingスキルを入手するためには、上記のレベルの他に、Druidトレーナーから受ける特別なQuestをCompleteする必要があります。

その他 / Buffスペル

  • 主な属性付き攻撃SkillはNatureとArcane。
  • ドルイドの蘇生呪文は、再使用時間が大変長いですが、戦闘中にも使用できます。
  • ドルイドは、Poison(毒)系効果、Curse(呪い)系効果を治癒することが可能です。
  • ドルイドは、プレイヤーのArmor、全ステータス、Resist値を大きく上昇させるBuffを所持しています。