World of Warcraft Wiki

この記事は、Death Knight を邦訳したものです。

&nbsp Death Kinght は、昔からある unit/class であり、Warcraft II で最初に登場し、Warcraft III でも活躍した。 Warcraft RPG では、prestige class として、後に(Alliance & Horde Compendium や Dark Factions)追加された。 World of Warcraft においては、初の hero class として、World of Warcraft: Wrath of the Lich King で新たに導入された。


( 2018.12.14 追記:デスナイトの大まかな長所と短所を記載します。

【長所】

  • どのスペシャライゼーションでもかなり高い潜在能力を持つ。使いこなせれば非常に強力。
  • 初期Lvが55とかなり高い状態からスタートし、スロットの多いカバンを最初から所持している。少しレベルを上げるだけですぐにフライト・マウント解禁のLv60に到達する。
  • 魔術師に対してかなり有利に戦える。構成次第では詠唱妨害手段を3つないし4つも使える上に、離れて戦うのが基本の魔術師を自分の目の前まで「持ってくる」ことが出来る。
  • タンクもしくはDPSであるにもかかわらず、蘇生魔法が一応使える。
  • 後述するルーンフォージのエンチャントが強力。
  • 後述する水上歩行魔法《パス・オブ・フロスト/Path of Frost》が非常に便利。

【短所】

  • 後述するルーンとルーニックパワーが少々複雑で、使いこなすにはある程度のプレイヤースキルが必要になる。
  • 他のLv1からスタートするクラスト比較して、クラス固有の必須クエストラインの難易度がかなり高い。
  • WoWのストーリーをある程度事前に知っていないと、リッチキングにまつわるクラス固有の必須クエストがどういった意味を持つのか見失いやすい。
  • ルーンフォージのエンチャントをするためにいちいちエボン・ホールドまで戻らなければならないのが少々面倒。エンチャントし忘れると攻撃力や基礎体力がガクッと落ちる。)

Talents[]

主な記事: Death knight talents

Death Knight talent は、3 つのカテゴリに分けられている:

( 2018.12.14 追記:現在ではタレントはスペシャライゼーション ( Specialization ) に基づいた固有のものが配置されています。

後述しますが、デスナイトは ルーン(Rune) と ルーニック・パワー(Runic Power) の2種類のパラメータを持っており、それぞれのスペシャライゼーションには固有の「1ルーン消費技」、「2ルーン消費技」、「ルーニック・パワー消費技」が配置されています。アンホーリー(Unholy) のみ「3ルーン消費技」を持ちます。ルーンもルーニック・パワーも使用せず、タダで撃てるかわりに独自のクールタイムを持つ技や魔法もあり、そちらは全スペシャライゼーション共通のものが多いです。また、「ダメージを与えると共に自身のHPを回復する」効果を持つ《デス・ストライク/Death Strike》、ならびに蘇生魔法の《レイズ・アライ/Raise Ally》は全スペシャライゼーション共通で、どちらもルーニック・パワーを消費します。

全スペシャライゼーション共通の技として、《死の掌握/Death Grip》、《対魔法障壁/Anti-Magic Shell》、《マインド・フリーズ/Mind Freeze》、《アスピクレイト/Asphyxiate》、《アイスバウンド・フォーティチュード/Icebound Fortitude》が挙げられます。即時起動の詠唱妨害《マインド・フリーズ/Mind Freeze》と相手を4秒間スタンさせる《アスピクレイト/Asphyxiate》の2種類の詠唱妨害手段を持つ上、相手を自分の目の前まで強制移動させる《死の掌握/Death Grip》は相手に移動を強いることで事実上詠唱妨害としても使用できます。呪文によるダメージやDebuffを無効化する《対魔法障壁/Anti-Magic Shell》も無論のこと対魔術師戦闘で有利に働く強力な魔法ですが、離れた場所から一方的に攻撃するのが基本の魔術師を自分の目の前まで「持ってくる」《死の掌握/Death Grip》は、特にPvPだと決定打になり得ます。「相手の位置まで突っ込んでいく」ウォリアとの決定的な違いは「味方が大勢いる場所に相手を引きずり込める」事であり、特に後方待機が定石のヒーラーを自陣に引きずり込んで味方で総攻撃する事で、相手の回復手段を早い段階で潰せる可能性があります。これが成功すると戦況を大きく変える事が出来るでしょう。

また、ユーティリティ・スペルとして《ダーク・コマンド/Dark Command》、《コントロール・アンデッド/Control Undead》、《デス・アドバンス/Death's Advance》、《パス・オブ・フロスト/Path of Frost》が挙げられます。《ダーク・コマンド/Dark Command》はウォリアの《挑発/Taunt》と同様、相手の攻撃を自分自身に引きつける効果を持っています。主にブラッドのスペシャリティで活躍します。《コントロール・アンデッド/Control Undead》はアンデッド属性を持つMobを一時的に味方にする魔法です。一度に1体までしか効果がなく、2体目を味方にしようとすると1体目が敵対します。ログアウトやエリア移動でコントロールは失われます。アンデッドモンスターがいる場所でしか効果がないので過信は出来ません。《デス・アドバンス/Death's Advance》は自身の移動速度を短時間上昇させるBuffをかけます。ドルイドの《ダッシュ/Dash》やウォーゲンの種族固有技《ダークフライト/Darkflight》とほぼ同じ効果で、地味に便利です。「短時間無敵化した上に移動速度を上昇させる」という効果を持った《レイス・ウォーク/Wraith Walk》が非常に強力だったため、バージョン8.0の更新で《レイス・ウォーク/Wraith Walk》がタレント扱いに変更され、何かを犠牲にしなければ獲得できない仕様になりました。《デス・アドバンス/Death's Advance》はその代わりとして実装されたという経緯があります。

対して《パス・オブ・フロスト/Path of Frost》は非常に便利で、「エリクサー・オブ・ウォーター・ウォーキング/Elixir of Water Walking」と同様の水上歩行能力をパーティメンバー全員に与えます。ダメージを受けるとBuffが無効化されてしまいますが、《パス・オブ・フロスト/Path of Frost》のコストは1ルーンであるためすぐにリキャストできますし、使用する時は大概戦闘していないでしょうからルーンのクールタイムを気にする必要もほぼありません。水上歩行のBuffはマウント中でも有効であるため、デスナイトは水上走行マウントの「ウォーター・ストライダー/Water Strider」を苦労して入手する必要がありません。また、複数のプレイヤーを搭乗・運搬できる「トラベラーズ・ツンドラ・マンモス/Traveler's Tundra Mammoth」や「サンドストーン・ドレイク/Sandstone Drake」と併用することで、他のプレイヤーを水上でも高速で運搬できます。デスナイトはパッシブ効果でマウントの速度に+20%のボーナスがついているため、最新マップである クル・ティラス(Kul'Tiras) や ザンダラ(Zandalar) では非常に高い機動力を発揮します。)

  • ブラッド(Blood): 血の力を守りに化える闇の守護者。主に tank 用の talent と Death Knight の defense や threat 生成の強化を行なう。

( 2018.12.14 追記:味方の盾になるタンク構成です。プロテクション・ウォリアと多くの共通点を持ちますが、上記の通り「相手の位置まで突っ込んでいく」ウォリアと異なり、ブラッド・デスナイトは「相手を自分の目の前まで持ってくる」事を得意とします。全スペシャライゼーション共通技の《死の掌握/Death Grip》だけでなく、自身の周囲にいる敵を全て引きずり込む《ゴアフィーンド・グラスプ/Gorefiend's Grasp》を使用できます。クールタイムの異なる2種類の技を持つことで、《死の掌握/Death Grip》に対応して《フロストノヴァ/Frost Nova》と《ブリンク/Blink》で逃走を試みたメイジも再度引きずり込めます。またPvP専用タレントにより《死の掌握/Death Grip》のチャージを2回にしておく事も可能です。バランス・ドルイドの《星の雨/Starfall》のような設置型範囲攻撃の《死と腐敗/Death and Decay》を自分の周囲に展開し、ダメージを与えると共に移動速度を 20% 減少させるDebuffをかける《ハート・ストライク/Heart Strike》、ダメージと共にHP吸収効果を持ったDebuffを撃ち込む《ブラッド・ボイル/Blood Boil》や《デス・カレス/Death's Caress》を駆使して、引きずり込んだ獲物を逃がさず殲滅します。高レベルの装備品で武装したブラッド・デスナイトは、アイランド・エクスペディション ( Island Expedition ) 等の多くのMobが密集している場所では恐ろしいほどの範囲殲滅能力を発揮します。

また、「防御力を上げて受けるダメージを減らす」事を目指すプロテクション・ウォリアとは異なり、ブラッド・デスナイトは「減ったHPを回復する」事で生存能力を高めるという違いがあります。この特性はフューリー・ウォリアに似ています。《デス・カレス/Death's Caress》が1ルーン消費技で単体攻撃、《デス・ストライク/Death Strike》がルーニック・パワー消費技で単体攻撃、《ブラッド・ボイル/Blood Boil》がタダ撃ち可能な代わりに独自クールタイムを持つ範囲攻撃、という違いがあります。それぞれの技のクールタイムを見極めて効率よく使用していくのが生存のカギになるでしょう。また、緊急時には、一時的に最大HPを+30%すると同時に回復効果やシールド効果を30%上昇させる《ヴァンピリック・ブラッド/Vampiric Blood》を使用する事でピンチを乗り切るチャンスを作れます。

盾が持てない関係で、基礎防御力はプロテクション・ウォリアよりもかなり劣ります。が、2ルーン消費技の《マロウレンド/Marrowrend》により「ボーン・シールド/Bone Shiled」のBuffが得られます。Buffがかかっている間、防御力に80%ほどボーナスがかかり、移動速度も若干上昇します。ボーン・シールド は 30秒 持続します。敵からダメージを受けると消失してしまいますが、最大で 10回分 まで耐えられます。《マロウレンド/Marrowrend》を1回放つごとに ボーン・シールド が3~4回分チャージされます。

プロテクション・ウォリアと比較して決定的に劣る点は機動力でしょう。《ヒロイック・リープ/Heroic Leap》と《インターセプト/Intercept》を持つプロテクション・ウォリアは、運が良ければ味方を足場にして高速で戦線を離脱出来ます。特にPvPでは《ヒロイック・リープ/Heroic Leap》も《インターセプト/Intercept》も構成によっては2チャージずつしておけるため、フラッグ戦で旗を自陣に持ち帰る際に、持ち前の群を抜いた防御力と相まって凄まじいアドバンテージを発揮します。ブラッド・デスナイトにも短時間無敵化して移動速度を上げる《レイス・ウォーク/Wraith Walk》と、短時間移動速度を上昇させる《デス・アドバンス/Death's Advance》がありますが、瞬間的に長距離を移動できる《ヒロイック・リープ/Heroic Leap》や《インターセプト/Intercept》と比較するとかなり見劣りします。

また、「受けたダメージを回復する事で生存能力を高める」という性質上、瞬間的に大ダメージを受けると回復する前に死んでしまいます。HP吸収効果は与えたダメージに依存するため、レイドボスのような常軌を逸した攻撃力と防御力を持つ相手に対しては若干の不利が否めません。

とはいえ、プロテクション・ウォリアよりも攻撃能力が大きく勝るため、活躍の場面はプロテクション・ウォリアよりもやや多いと言えそうです。《死と腐敗/Death and Decay》の範囲Dot効果のお陰でターゲットが逸れにくく、仮に他のキャラクターにターゲットが逸れてしまったとしても《ゴアフィーンド・グラスプ/Gorefiend's Grasp》でリカバリ出来るのは非常に大きな長所と言えるでしょう。)

  • フロスト(Frost): 冴える刃を操る非情の騎兵。攻撃能力を重視するtalent

( 2018.12.15 追記:単体攻撃、範囲攻撃共に優れるダメージディーラーです。フューリー・ウォリアと似たような運用になり、基本的に片手武器の二刀流で戦います。

単体相手には2ルーン消費技の《抹殺/Obliterate》とルーニック・パワー消費技の《フロスト・ストライク/Frost Strike》。範囲攻撃では1ルーン消費技の遠距離攻撃《ハウリング・ブラスト/Howling Blast》と、自身の周囲に短時間冷気ダメージをばら撒く《リモースレス・ウィンター/Remorseless Winter》。タレントで1ルーン消費技の近接範囲攻撃《フロストサイス/Frostscythe》、ルーニック・パワー消費技の《グレイシャル・アドバンス/Glacial Advance》、タダ撃ちで独自クールタイムを持つ《フロストワーム・フューリー/Frostwyrm's Fury》を追加できます。短時間自身の腕力 ( Strength ) を上昇させる《ピラー・オブ・フロスト/Pillar of Frost》や、ルーンとルーニック・パワーの両方を高速回復する《エンパワー・ルーン・ウェポン/Wmpower Rune Weapon》を駆使することで、元々高い攻撃能力をさらに上昇させられます。また、相手の移動速度を低下させる《チェイン・オブ・アイス/Chains of Ice》は、HPが減少した際に逃亡しようとするMobやプレイヤーキャラを足止めする際に大活躍します。通常攻撃と技を交互にテンポよく繰り出すことでコンスタントにダメージを稼いでいけます。

フロスト・デスナイトの強さの秘密はパッシブ効果の強力なシナジーにあると言えます。敵を倒した時に《デス・ストライク/Death Strike》をタダ撃ちできるようにする《ダーク・サカー/Dark Succor》の効果により、ウォリアの《ビクトリー・ラッシュ/Victory Rush》と同様の効果が得られます。冷気ダメージを36.5%上昇させる《マスタリー:フローズン・ハート/Mastery: Frozen Heart》ももちろん非常に強力な効果です。それだけでなく、通常攻撃がクリティカルヒットした場合に次の《抹殺/Obliterate》が必ずクリティカルするようになる《キリング・マシン/Killing Machine》、《ピラー・オブ・フロスト/Pillar of Frost》起動時にこの《キリング・マシン/Killing Machine》が《フロスト・ストライク/Frost Strike》、《グレイシャル・アドバンス/Glacial Advance》、《ハウリング・ブラスト/Howling Blast》で確実に発生するようになる上に、それぞれの技を撃つと30%の確率で1ルーンを回復する《オブリタレーション/Obliteration》、《抹殺/Obliterate》もしくは《フロストサイス/Frostscythe》を撃った際にランダムで《ハウリング・ブラスト/Howling Blast》をタダ撃ち、かつ4倍ものダメージを与えるようにする《ライム/Rime》、 そしてルーニック・パワーを1消費するたびに1.5%の確率で1ルーン回復する《ルーニック・エンパワーメント》。これらのパッシブ効果の非常に強力なシナジー効果により、頻繁に使う攻撃手段の全てが違う攻撃手段を強化するという連鎖反応が起きます。攻撃すればするほど次に与えるダメージや攻撃手段が増えていきますので、特にPvEだと《ダーク・サカー/Dark Succor》の効果もあいまって、ほとんど休みなしで戦い続けられます。

ただ、これらのシナジー効果はBuffとして自分自身にかかり、発生してから15秒ほどで切れてしまうものが多いです。自キャラの周りに非常に分かりやすいかたちで表示されるので、まず見逃す事はないでしょうが、せっかくかかった効果を活かせなければ連鎖反応が止まってしまいます。上手く流れに乗って次から次に攻撃を繰り出していく事がコンスタントにダメージを稼いでいくコツになるので、ある程度のプレイヤースキルが必要になります。また、継戦能力を維持するためにはルーンとルーニック・パワーの残量に常に気を配る必要があり、HPが減った時の助け舟となる《デス・ストライク/Death Strike》をいつ使うべきかによって生存率がかなり変わってきます。同じ理由でルーンとルーニック・パワーの両方を高速回復する《エンパワー・ルーン・ウェポン/Empower Rune Weapon》の使いどころやクールタイムの管理もかなりシビアです。特にレイド戦のような強敵相手ではHPを回復するために《デス・ストライク/Death Strike》を乱発しがちで、ルーニック・パワーが枯渇する場合が多々あります。様々なパッシブ効果のトリガーとなる《ピラー・オブ・フロスト/Pillar of Frost》を起動し、《抹殺/Obliterate》でルーニック・パワーを回復し、減ったHPを《デス・ストライク/Death Strike》で再度回復するというサイクルにまで辿りつければ起死回生のチャンスを掴めますが、ルーンやルーニック・パワーの使いどころを間違えると即座に死に直結します。特に大勢のMobをかき集めてきた場合は処理し切れなくなると死に至るため、どの程度の相手なら確実に始末できるかしっかりと自分の力量を見極める事が肝心です。

余談ですが、フロスト・スペシャライゼーションの固有 リージョン・アーティファクト(Legion Artifact) は「ブレード・オブ・フォールン・プリンス/Blades of the fallen Prince」であり、あの「フロストモーン/Frostmourn」の生まれ変わりとも言うべき存在です。残念ながらバージョン8の更新によりリージョン・アーティファクトは最早過去の遺物と化してしまいましたが、「トランスモグリファイア/Transmogrifier」を利用すれば装備品の見た目を変更できます。後述のとおり、デスナイトは リッチキング(the Lich King) にまつわるストーリーラインの中核を担う存在です。ストーリーが気になる方は ノースレンド(Northrend) の一連のクエストを体験してみるといいかと思います。Lv110以上のキャラでならダンジョンもレイドも苦も無くソロでこなせるでしょう。 )

  • Unholy: 不浄の力で滅びを招く者。召喚された minion や、disease を強化する。

( 2018.12.15 追記:ゾンビを召喚して戦わせる構成です。デモノロジー・ウォーロックやビーストマスター・ハンターと共通点を持ちますが、近接攻撃をする関係でむしろ立ち回りはサバイバル・ハンターに近いと言えるかもしれません。

基本となるのは《レイズ・デッド/Raise Dead》。ウォーロックやハンターのようにペットとなるアンデッドを召喚します。が、ウォーロックやハンターのようにバリエーションがあるわけではなく、召喚できるのは グール(Ghoul) 一択です。ただ、タレント次第ではハンターの《獣の相棒/Animal Companion》のように追加ペットとして骸骨の弓兵「ライズン・スカルカー/Risen Skulker」を召喚できます。また、《ダーク・トランスフォーメーション/Dark Transformation》によりグールを一時的に大幅に強化できたりします。3ルーン消費技の《死者の軍団/Army of the Dead》は、短時間ではあるものの追加で8体ものグールを召喚して戦わせることができ、独自クールタイムを持つ《アポカリプス/Apocalypse》も最大4体まで追加のグールを召喚できます。これらを一気に放出すると、短時間ではあるものの大量のアンデッド軍団を生成する事ができます。《アポカリプス/Apocalypse》が持続時間15秒でクールタイムが一分半、《死者の軍団/Army of the Dead》に至っては持続時間30秒に対して8分ものクールタイムを持つため乱発は出来ませんが、たった一人で大軍団を率いることができる数の暴力はあらゆる局面で効力を発揮します。

通常戦闘は相手に毒や疫病のDotを撃ち込む技と、撃ち込まれたDotを自ら打ち消すことで瞬間的な大ダメージを与える技、もしくは疫病に感染した相手を起爆剤にして周囲の敵にダメージを与える技のセットで行います。Dotは「フェスタリング・ウーンド/Festering Wound」と「ヴューレント・プレイグ/Virulent Plague」の2種類があり、フェスタリング・ウーンドは最大で6回分までスタックされます。上記の《アポカリプス/Apocalypse》はフェスタリング・ウーンドを消費する技で、一度に4回分までスタックを消費して、消費数に等しい数のグールを生成します。フェスタリング・ウーンドを撃ち込む技は2ルーン消費技の《フェスタリング・ストライク/Festering Strike》で、スタックを消費してダメージを与える技が1ルーン消費技の《スコージ・ストライク/Scourge Strike》になります。ヴューレント・プレイグを撃ち込む技は1ルーン消費技の《アウトブレイク/Outbreak》で、疫病に感染した相手を中心に範囲攻撃する技がルーニック・パワー消費技の《エピデミック/Epidemic》です。他にもルーニック・パワー消費技の《死の螺旋/Death Coil》があり、《死の螺旋/Death Coil》はグールを強化する技《ダーク・トランスフォーメーション/Dark Transformation》のクールタイムを減少させる効果を持ちます。パッシブの《サドン・ドゥーム/Sudden Doom》の効果で、通常攻撃がランダムで《死の螺旋/Death Coil》をタダ撃ちできる効果を発生させます。また、ブラッド・スペシャライゼーションと同じく1ルーン消費で設置型範囲攻撃の《死と腐敗/Death and Decay》を撃てますし、フロスト・スペシャライゼーションと同様に移動速度低下Debuffを与える《チェイン・オフ・アイス/Chains of Ice》を使用可能です。フロストが持つ「敵を倒した時に《デス・ストライク/Death Strike》をタダ撃ち出来るようになる」パッシブ効果《ダーク・サカー/Dark Succor》も持っています。Dotと範囲攻撃を駆使して大量の敵をかき集めては、大量生成したアンデッド軍団で袋叩きにするという地獄絵図をたった一人でやってのける凄まじい性能を誇ります。

難点は範囲攻撃で処理し切れない量の敵を釣ってきてしまいがちな事で、狩場次第では《死と腐敗/Death and Decay》や《エピデミック/Epidemic》を迂闊に撃てなくなるため、事実上攻撃手段が限定されてしまいがちな事が挙げられます。ブラッド・スペシャライゼーションほど防御性能に優れてはいない上、《死者の軍団/Army of the Dead》のクールタイムが8分と非常に長い関係で、かき集めてきたMobにゾンビではなく本体を叩かれると自分自身が速やかに死体の仲間入りを果たす事になります。《アポカリプス/Apocalypse》で生成したゾンビはたったの15秒間しかもたない上、ゾンビが「期限切れ」になるとゾンビが戦っていたMobは全て本体に向かってくる事になります。確実なタゲ切り手段はなく、《デス・ストライク/Death Strike》や《レイス・ウォーク/Wraith Walk》が頼みの綱になりますが、物量作戦で処理し切れなくなった敵の数は推して知るべしであり、一瞬の判断ミスが即座に死に直結しがちなため分を弁える事が大切になってきます。)

Lore[]

Shadows of Justice[]

From official Death Knight Lore.[1]

Orgrim DoomhammerHorde の warchief としての最初の行動は、Shadow Council の orc warlock を鎮圧することであった。 彼は仕方なく、council の先代指導者であった Gul'dan を、隷属と引き換えに容認し、 {C Gul'dan は Horde に仕えるための強力な戦士を新たに作り出すことを誓った。 殺害された council の構成員の魂への、永きに渡る実験の末、 Stormwind の騎士の骸を、Gul'dan の弟子であった Teron Gorefiend の精神で満たすことに成功した。 {C こうして、おぞましい最初の Death Knight が誕生したのである。 {C Gul'dan は、他の council 構成員にも同じ事を行い、Second War の間、Azeroth の地に混沌と恐怖を撒き散らした unholy warrior を作り出した。

Gul'dan の脱走と死の後、death knight を含む Horde の一部は、Dark Portal を通じて、Draenor へと避難した。 {C 生き延びた death knight の殆どは、Draenor の破壊後に姿を消し、Teron Gorefiend という例外はあるものの、OutlandBlack Temple に棲んでいる。

Champions of the Lich King[]

From official Death Knight Lore.[1]

Draenor の破壊から数年後、強大な Lich King は新種の death knight を生み出した。 {C 邪悪で、rune を駆使する Scourge の戦士である。 {C 最初の、そして最も偉大なのが、かつて Silver Hand の比類なき paladin であった Arthas Menethil 王子である。彼の臣民を救うための、覚悟の賭けとして runeblade Frostmourne を手に入れようとしたが、彼の魂はその犠牲となった。

Gul'dan の death knight と異なり、現代の death knight は、信仰を失ったり、不死性と引き換えに Lich King に忠誠を誓った paladin が殆どである。 戦場で斃れた death knight は、すぐに蘇り、主人への奉仕を続ける。

Arthas は Frozen Throne を壊滅させて数年後、Lich King と同化した。 death knight の力と怒りは大きくなるばかりである。 呪われた無慈悲な crusader 達は、その怒りを Azeroth にて再び爆発させる Lich King の命令を、待ちわびているのである。

Hero class の要旨[]

今のところ、Death Knight を作成する条件は、level 55 以上の character をもつアカウントに対して追加されることになる。 一度この条件を満たしさえすれば、player は 1 realm についき一人 Death Knight を作成することが出来る。

( 2018.12.14 追記:現在では同じレームに複数のデスナイトを作成可能になっています。また、クラストライアルシステムが導入されたため、有料版を購入した場合は最初から作成可能 ( のはず ) です。無料体験版の場合は作成不能かもしれません。 )

Death Knight は、優れた戦闘能力と暗黒や死のエナジーを結びつける。 以前にリリースされた Warcraft ゲームでおなじみだろう。 -- 最近では、Warcraft III: Reign of ChaosWarcraft III: The Frozen Throne といった拡張キャンペーンで、かつての paladin Arthas が death knight となり、Ner'zhul の精神と融合して Lich King となるより前に、Azeroth 中に大混乱をもたらした。 {C これらの特定の Death Knight というのは、Warcraft III で、Lich King によって作り出されたものがベースになっており、Warcraft II における Orc によるそれとは峻別しておくことは重要である。

Unlocking your death knight[]

主な記事: Starting a death knight

death knight は World of Warcraft に於ける初の hero class である。 {C これは、あなたのアカウントで既存の character が level 55 に到達してすぐに、別の character として作ることが出来る。 {C death knight を作った後でも、既存の character へのアクセスを失うわけではない。 {C death knight は Acherus: The Ebon Hold 内に level 55 としてスタートする。 {C この時点で既に、幾つかの spell や ability は利用可能になっており、uncommon gear を身に着けている。 {C あなたが Ebon Hold を後にする頃には、Outland に向かうための rare セット一式を身に着けている事になるだろう。 {C death knight 専用 quest で、この necropolis や周りのエリアを行き来して、death knight のパワーを習得し、Lich King の意思の為に力を使うこと学ぶことになる。 {C quest では、necropolis の外へ出たりや Scarlet Enclave に入ったりする。

death knight は、アカウントあたり realm 毎に一人だけに制限され、どの server に作成することも出来、今まで一人も character を持っていなかった server に作成することも出来る。 {C PvP server に於いては、faction による制限を受けることになる(例えば、PvP server に Alliance キャラが居た場合、そのサーバに於いては、Horde 側に death knight を作成することは出来ない)。

( 2018.12.14 追記:上記のレームごとに一人だけの制限は撤廃されました。スタート地点は エボン・ホールド:アケルス ( Acherus : The Ebon Hold ) のままで、初期Lvも55から変更されていません。 )

The Rune System[]

death knight は、spell や ability を使う際、rune を基にしたリソースシステムを必要とする。 {C 三つの rune タイプ: blood, frost, unholy はそれぞれ色とシンボルが割り当てられている。 {C ability を使用すれば、rune は消耗する。 {C 一定時間(今のところ 10 秒)経過すると、rune は再生する。[2] {C Death Knight は rune を Death Rune に変換する spell を使うことが出来、これを Blood/Frost/Unholy Rune として使用することが出来る。 {C 加えて、Death Knight は、rune ability を敵に対して使った場合、それに応じた Runic Power を得ることが出来る。 {C この Runic Power は、ごく一部の ability でのみ使用する。 {C [3] {C ある種の ability は(Dancing Runic Blade の様な)、その時点で溜まっている Runic Power を完全に枯渇させるようなものもある。 {C power を溜めれば溜めるほど、ability の効果は上がる。 {C 殆どの ability は、Death Coil の様に、設定された量の Runic Power を使う。

Death Knight は、rune の種類や数を再配分することは出来ない。 {C - それらは、種類ごとに 2 rune と固定されている。[4] {C Runeforging を行なうことは出来るものの、これは恒久的な weapon enchant としてのみ提供される。 {C これは、Enchanting によって恒久的に提供される enchant と同等の機能である。 {C しかし、自身にのみ出来るだけであり death knight にとっては、Enchanting によるものよりも良いかと思われる。

Blizzcon で公開された death knight 用の player frame(UI) は、player にとって rune power の表示が理想的ではなかった為、変更が入っている。

( 2018.12.14 追記:スペシャライゼーションの導入により、昔のシステムからかなり変更されているようなので、現在の状況を記述します。

デスナイトはHP以外に ルーン ( Rune ) と ルーニック・パワー ( Runic Power ) の2種類のパラメータを持っています。デスナイトの技や魔法には、ルーンを消費するもの、ルーニック・パワーを消費するもの、ルーンもルーニック・パワーも消費せずにタダで撃てる固有クールタイム依存のもの、の3種類があります。

ルーンの最大値は6で、ドクロのメダルのようなアイコンで表示されています。初期状態ではフルチャージされており、特定の技や魔法を使用すると、一度に1つまたは2つ消費されます。ルーンのクールタイムは10秒となっており、一度に2つずつリチャージされていきます。ルーンが3つ以上消費されている場合、優先権を持つ2つのルーンに加えて追加で1つだけ少々早い段階でクールタイムがスタートします。 ですので事実上10秒サイクルで約 2.5 ルーン回復する、と思っていただければよいかと思います。

ルーニック・パワーは、ドルイドのアストラル・パワーとよく似ています。初期状態は 0 で、主にルーンを消費する技を使用すると溜まっていきます。最大値は 100 で、Blood のスペシャリティのみ 115 まで溜めておけます。ルーニック・パワーを消費することで特定の技や魔法を使用できます。

ですので、基本的にルーンとルーニック・パワーの現在値は反比例の関係にあります。戦闘開始時には満タンになっているルーンを使い、戦っている最中に溜まっていくルーニック・パワーを用いて中盤をしのぐという戦い方が基本になるかと思います。どのスペシャライゼーションでも、「ダメージを与えると共に自身のHPを回復する」という効果を持つ《デス・ストライク/Death Strike》が使用可能です。《デス・ストライク/Death Strike》がルーニック・パワーを消費する技なので、十分なルーニック・パワーがあれば事実上自己回復できる事になります。また、死者蘇生魔法である《レイズ・アライ/Raise Ally》もルーニック・パワーを消費します。基本的に戦闘しなければルーニック・パワーが得られない性質上、ドルイドやプリーストのように自由に死者蘇生が出来るわけではありませんが、DPSもしくはタンクであるにもかかわらず死者蘇生が出来るのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。ルーニック・パワーを回復するポーションも存在します。

上記のとおり、デスナイトはルーンとルーニック・パワーの現在値を常に把握して、その時々で最善の手を打っていかなければならないため、プレイヤースキルの問われるクラスと言えます。ルーンはいうなれば「いくつかの技の共通クールタイム」と言えますし、どのように使うかによって次の行動の選択肢が大きく左右されます。使いこなせるようになるまでにある程度の修練が必要かもしれませんが、潜在能力を引き出す事が出来れば、通常戦闘はもちろんのこと、PvPでもダンジョンでもレイド戦でも大活躍できるでしょう。)

Character's role[]

一般的には、death knight は、damage dealing と tanking を織り交ぜた、hybrid class であると考えられている。 plate armor を着込んでおり、dual wield や two-handed blade weapon(最近 mace も使える事が明らかになった)[2]。 Druid の様に、shield を持たずに tank を行なう。 tank の仕組みは、Frost Presence によって、高い armor を持てる事と、高い parry 率を持っているという部分に追うところが殆どである。 [5][6] Blizzard によれば、caster タイプの敵を tank するのが得意分野だとの事。[7] ファンの間では、Hero Class は overpowered になりそうだ、という思い込みがあったが、Blizzard は death knight も既存の class と同じ強さやパラメタを持つ事になるだろう、とアナウンスした。 他の class と同じように、特有の ability を持つ事になり、その内幾つかのものは Death Knight Abilities に見ることが出来る。

Runeforging[]

Runeforge

A runeforge

主な記事: Runeforging

Death Knight は、enchant 的な Runeforging と呼ばれる独自のシステムを持っている[8]。 Death Knight は、開始エリアで幾つかの quest をこなした後で、Runeforging を習得することになる。 Runeforging は、enchant とよく似ている。 Runeforge の傍で、spell book の spell を click すれば、enchanting の様に、どの weapon に "enchant" するかを選択することが出来る。 Runeforging は、それまでの enchant を上書きすることになる。

( 2018.12.14 追記:ルーンフォージは《デス・ゲート/Death Gate》でテレポートできる エボン・ホールド:アケルス ( Acherus : The Ebon Hold ) に配置してあります。( デスナイトをキャラメイクした際のスタート地点になる空中要塞です。) アケルス はLv100未満のキャラクターの場合は イースタン・プレイグランド ( Eastern Plaguelands ) 上空に存在しますが、リージョン ( The Legion ) のクエストラインをクリアし、ダララン ( Dalaran ) が ブロークン・アイル ( Broken Lsles ) 上空に移動した後は アケルス も ブロークン・アイル 付近に移動します。《デスゲート/Death Gate》の移動先も自動的に ブロークン・アイル に変更されます。

ルーンフォージで付与できるエンチャントは、2018.12.14 現在では3種類のみとなっており、武器にしかエンチャントできません。また、石肌のガーゴイルのルーン ( Rune of the Stoneskin Gargoyle ) は、2-hand の武器にしかエンチャント出来ません。

  • レーザーアイス ( Rune of Razorice ):自分の冷気 ( Frost ) ダメージを 91% 増加させる。攻撃対象は冷気ダメージ 3% 余分に受ける( 自キャラによるダメージのみ )
  • フォールン・クルセイダー ( Rune of Fallen Crusader ):攻撃によりランダムで自分のHPを 6% 回復し、腕力 ( Strength ) を 15% 上昇させる。
  • ストーンスキン・ガーゴイル ( Rune of Stoneskin Gargoyle ):守備力 ( Armor ) を 5% 上昇させ、全てのスタッツ ( Stats ) も 5% 上昇させる。

どのエンチャントも非常に強力な効果を持っているため、装備品を新調した場合は アケルス に戻ってエンチャントし直す事を強くお勧めします。なお、エンチャントされた装備はトレード不能 ( Soulbound ) になります。 )

See also[]

References[]


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