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各固有名詞はこのページの作者の意向に従ってカタカナ表記を心掛けました。英語を強引に日本語読みとしているため、本来の発音とは異なります。日本語版プレイヤーの方、英語発音に詳しく違和感を感じた方は修正をお願いします。

(2020.03.03 追記:「歴史」のページに追加した方が良いような項目も多々記載しました。編集が得意な方は記事の移送等をやっていただけると助かります。また、ネタバレが激しいため、気に障る方は読まない事を強くお勧めします。ネタバレOKという方のみ、追記部分をお読みください。)

Alliance編集

Human 編集

Guardian編集

"マグナ"エグウィン

メディブの母、史上最高のガーディアン。

ノースレンドへ侵入していたサーゲラスの化身を倒すが、魔力の解放で弱ったため体内にサーゲラスの精神が密かに入り込む。

世界の平和を維持するための操り人形になる事を嫌い、ストームウィンド王の相談役であるニーラス・アランを誘惑し、自らの後継者とするために子供を儲ける。 生まれた子供にメディブと名付けてニーラスの下へ送る。

メディブがサーゲラスに乗っ取られた際、自らメディブと戦うが力のほとんどをメディブに譲り渡していたため敗北する。 メディブに母だと名乗ると、彼は全ての魔術を奪ったが(老化を抑える魔術を除く)、彼女は知られざる魔法を解放しテレポートしてムルゴアへ逃げる。

その後、メディブが打ち倒される未来を予見する。実際に倒された後にメディブを正当なガーディアンとして呼び戻すが、彼は去った。

エグウィンはジャイナの下に仕えるかどうか迷うが、ズモドローによる襲撃で囚われたジャイナを救う為に、残った最後の力である自らの命を解放して救う。 だが、エグウィンは生き延び、現在は名を変えてジャイナの相談役になっている。


メディヴ  

預言者にして、最後のガーディアン。先代ガーディアンである母エグウィンよりその力を引き継ぎ、世界の守護者となるはずだった人物。

エグウィンの身体に密かに掛けられたサーゲラスの呪詛によって、その心を闇に落とす。  

メディブは邪悪な意志を隠しながら人間社会に溶け込み、グルダンと結託してダークポータルを作り上げることでオークがアゼロスに侵攻する手助けを行う。メディブを支配する邪悪な力を看破したエグウィンの計らいによって、その行動を監視するべく弟子として送り込まれていたカドガーと親友のローサーによって殺された。

彼の精神はサーゲラスの呪詛から逃れ幽界を彷徨うことになるが、再びアゼロスを脅かさんとするバーニングリージョンに対抗するために預言者として現世に復活、強大な力を維持しながらもその身はすでにこの世のものではないため介入せず、Warcraft IIIの世界で互いに対立していた種族の団結を促す仲介者として裏方に徹する。


クル・ティラス(Kul Tiras)編集

ダエリン・プラウドムーア

クル・ティラスの大提督。ジェイナ・プラウドムーアの父親。

二次大戦の英雄。三次大戦終了後にオークの絶滅を主張し、オークとの共存を図る娘のジェイナと対立してしまう。最後は、ジェイナの率いるゴブリンの戦艦によって海軍を制圧され、スロールの率いたホードによって地上部隊も制圧された。戦力を失ったダエリンに対し、ジェイナは投降を呼びかけるが耳を傾けることなく、呪いの言葉を吐きながら戦死した。

ジェイナ・プラウドムーア

クル・ティラスの支配者、ダエリン・プラウドムーアの娘。

子供の時、ジェイナは強大な魔術の才能を現した。彼女は魔術を利用する方法を学ぶために、ダララン(Dalaran)(魔術師の王国)へ送られた。そして、キリン・トア(Kirin Tor)(魔術師の組織)のリーダーである アントニダス(Antonidas) は彼女に大きな可能性を感じて弟子と認めた。幼馴染のジェイナとローデロンの王子である アーサス・メネシル(Arthus Menethil) はダラランでの修行中に再開し、2人は恋に落ちた。しかし、ジェイナの厳しい向上心とアーサスの王子としての責任感から二人は別れ、悲嘆に暮れたジェイナは彼女を癒してくれる魔術の研究に戻った。

そして、ジェイナは第三次大戦の際にアーサスと再会して スコージ(Scourge) の調査に同行したが、アーサスの非人道的な行動を止める事が出来ず離反する。

スロール(Thrall)・ティランダ(Tyrande) 連合軍と共に アーキモンド(Archimonde) を撃退し、ホードとの共存を否定する父との訣別を経る。現在は セラモア(Theramore) に住み、人類の集結と バーニングリージョン(Burning Legion) の撲滅を目指している。

(2020.03.03 追記:

バージョン 8 バトル フォー アゼロス(Battle for Azeroth)(以降「BfA」と記述)では、ジェイナはアライアンス側の主役を務める。

ヴァリアンの項で後述するが、バージョン 7 リージョン(Legion) の冒頭部分、第三次リージョン侵攻(Third invasion of the Burning Legion) にて、ヴァリアン・リン(Varian Wrynn) が戦死する。アライアンス側からは、共闘を誓ったはずのホード側が、あたかもアライアンスを見捨てて独断で撤退したかに見えたため、裏切りに遭ったと怨恨を募らせる者が後を絶たなかった。王の死を悼んだ者たちはホードへの報復を主張し、ヴァリアンを慕っていたジェイナもその一人であった。しかしヴァリアンから遺志と王位を受け継いだ アンドゥイン(Anduin) は、惑星アゼロス全体の危機である バーニング リージョン の撃退が先決であると主張し、あくまでもホードとの共闘路線を維持する。この決断に激しい反感を覚えたジェイナは、この時点でアライアンスの前線から一時的に去っている。

バーニングリージョンの撃退に成功した後、悪魔の軍団を率いていた「堕ちたる創世神」サーゲラス(Sargeras) は、封印される間際に惑星アゼロスにとんでもない「置き土産」を残していった。天をも突き抜けるほど巨大な剣を シリサス(Silithus) に突き刺していったのだった。

スポイラームービー

この直後から、アゼロスの各所には「星の血」とも言うべき特殊な鉱物「アゼライト(Azerite)」が、そこかしこに噴き出すようになった。これはウラニウムやプルトニウムのように類稀なるエネルギーを秘めた鉱物で、兵器転用すれば凄まじい威力を発揮する。ホードは真っ先にこの新しいエネルギー源に着目し、ガリーウィックス(Gallywix) 率いるゴブリンの採掘部隊はシリサスのアゼライト噴出地点にキャンプを展開し、大規模な採掘作業に入った。アゼライトを用いた兵器開発ではホードがイニシアチブを取り、アライアンスは一歩出遅れる事となる。バージョン 8 BfA は、基本的にこのアゼライトを巡ったアライアンスとホードによる争奪戦となる。

スポイラームービー

ホードの現最高司令官 シルヴァナス・ウィンドランナー(Sylvanas Windrunner) は、アライアンス側がホードに追随する形で新たにアゼライト兵器の開発に着手する事を恐れた。そこで カリムドール(Kalimdor)大陸 から イースタン キングダム(Eastern Kingdoms) へとアゼライトを海上輸送するルートを叩く事を決断。安全港として筆頭候補に挙がった ダーナサス(Darnassus) を攻撃し、焼き討ちにする。ウォー オブ ザ ソーン(War of the Thorns) として知られるこの戦で、アライアンス内で高まっていたホードに対する報復攻撃の機運がついに堰を切る。

アンドウィンはシルヴァナスが本拠地にしている アンダーシティ(Undercity) を攻撃する事を決断。そこはかつて ローデロン(Lordaeron) と呼ばれたヒューマンの王国であり、ジェイナがかつて愛した アーサスの故郷でもあった。と同時に、魔剣フロストモーン(Frostmourne) を引き抜いて リッチキング(Lich King) と化してしまったアーサス自身によって滅ぼされてしまった遺恨の地でもあった。リッチキングの精神支配から独立して自我を取り戻したシルヴァナスは、リッチキングに対抗するアンデッドの軍団 フォーセイクン(Forsaken) を組織し、ローデロンの地下に築いた都市アンダーシティを拠点としていた。アンダーシティの攻略は、アライアンス側にとってはダーナサスで戦没した同胞たちの弔い合戦でもあり、同時に国土の回復という意味もあった。

第三次リージョン侵攻の際に前線を離れていたジェイナは、いずれ来たる復讐の機会に備えて、とある準備をしていた。かつて失意の中で袂を分かってしまった父親ダエリンが指揮し、第三次大戦で海の底に沈んだ巨大戦艦を引き上げ、自身が培った魔術によって改造していたのだった。

スポイラームービー

そして バトル フォー ローデロン(Battle for Lordaeron) の戦いの火蓋が切って落とされた。

スポイラームービー

開戦当初はアライアンスが優勢だったが、ホード側が毒ガスによる敵味方関係ない無差別攻撃を始めると、途端に後退を余儀なくされた。壊走寸前にまで追い込まれるアライアンスだったが、絶体絶命の窮地をジェイナが救う。亡き父の遺産を改造した空中戦艦を駆って、雷雲を割ってジェイナが颯爽と現れる。得意の氷結呪文で疫病を払い除け、艦砲射撃によって城壁を崩して反撃の糸口を産み出した。士気を取り戻したアライアンスは再度の猛攻を仕掛ける。

スポイラームービー

攻城戦の最中に メカトルク(Mekkatorque) と アレリア(Alleria) の参戦もあり、ホードを追い込んでいくアライアンス。シルヴァナスが敢行した毒ガスによる無差別殺戮に心を痛めていた ヴァロック(Varok) は単身でアライアンスに挑んでくるが、一行はこれを撃退してヴァロックを捕虜にする。そしてシルヴァナスを追い詰めたアライアンス軍は、玉座に残るシルヴァナスとついに対面する事となる。しかし、アンダーシティを放棄する覚悟で残存する毒ガスの全てを流出させたシルヴァナスの計略により、アライアンスは勝機を逸した。爆発に乗じてシルヴァナスは逃亡し、奪還するはずだったローデロンの楼閣は疫病の海に沈んだ。アライアンスが得たものといえば、ホードの精神的指導者であるヴァロックを捕虜にした事ぐらいであった。

スポイラームービー

バトル フォー ローデロン から帰還して間もなく、ホード側では捕虜となったヴァロックの奪還作戦が計画され実行に移された。ホード側はストームウィンド城の牢獄に侵入し、ヴァロックと直に対面しているが、「シルヴァナスが率いる今のホードには戻れない」とヴァロックは同行を拒否している。代わりに紆余曲折があって タランジ王女(Talanji) と 予言者ズール(Zul) を脱獄させる事になったホード一行は、そのままタランジ王女の本拠地である ザンダラ(Zandalar) へと逃亡する。(ホード側のプレイヤーのみこのシーンを見られる)

タランジ王女を乗せた船を追撃するアライアンス艦隊だったが、あと一歩というところで取り逃してしまう。海霧の向こうに待ち構えていたザンダラの艦隊から猛烈な反撃を受け、追撃にあたっていたアライアンス艦隊は壊滅的被害を被った。ザンダラ海軍は既にアゼライトを用いた兵器で武装していたのだった。

この事態を重く受け止めたアライアンスは、海軍力増強のためにジェイナの故郷であるクル・ティラスへと援助を求める事にした。その際、ジェイナはクル・ティラスとアライアンスの同盟再締結のための大使役を買って出た。しかし事実上父親を裏切るような決断をしてしまい、結果として父を死に追いやってしまったジェイナにとって、故郷への帰還はむしろ恐怖すべき出来事であった。父親の亡霊は悪夢となってジェイナを苛んだ。事実、故郷ボラルス(Boralus) の地を踏んだジェイナは、地元住民はおろか実母である キャスリン・プラウドムーア(Katherine Proudmoore) にさえも拒絶される。キャスリンの摂政をしていた プリシラ・アッシュベイン(Priscilla Ashvane) からは死刑まで宣告され、ジェイナは流刑に処された。

ところが。調査を進めるうちにプリシラは海賊と締結している事が発覚し、海賊を雇ってわざとボラルスを攻撃させ、自らこれを撃退する芝居を打つことでキャスリンの信頼を得て、プラウドムーア政権内での自らの地位と影響力の確保を狙っている事が判明した。キャスリンがまさにプリシラを大提督に任命せんとするそのタイミングで、プリシラの隠された計略は白日の下に晒された。結果としてプリシラの目論見を阻止する事には成功したが、しかしプリシラは逃亡し、これ以降ボラルスやアライアンスを幾度となく攻撃するようになる。

この事件はキャスリンの心に大きな打撃を与えた。夫のダエリンが他界し、長男の デレック(Derek) も第二次大戦で戦没。娘のジェイナが故郷を裏切って父親を殺したとの報を耳にし、挙句に 末子の タンドレッド(Tandred) までもが嵐に巻き込まれて行方不明になっていた。プリシラしか頼る相手がいなかったキャスリンにとって、プリシラの裏切りは自身の信条や一国の王女としての尊厳や責任感さえも打ち砕くほどの衝撃となった。最早何を信じればいいのか分からなくなっていたキャスリンに、故国を失った苦しみを知るゲン(Genn) が声をかける。ジェイナが何故父親を選ばず怨敵と手を組んだのか、その真意も知らぬままジェイナを一方的に断罪してしまった自らの過去を悔いたキャスリンは、ジェイナ救出に向けて動き出す。死刑を宣告していたプリシラだったが、実際にはジェイナはまだ生きており、クル・ティラスの最果ての島に流刑に処されていた。最果ての島で調査をするうち、ジェイナはクル・ティラスに古くから眠る怨霊 ゴラクトゥール(Gorak Tul) に囚われている事が判明する。ゴラクトゥールの本拠地である ドラストヴァール(Drustvar) へと赴き、悪夢の檻からジェイナを解放する事に成功するキャスリン。ここに家族の真の再開が果たされた。

スポイラームービー

ジェイナ帰還の朗報から休む暇もなく、プリシラが海賊を率いてボラルスを攻撃しているという報を聞く。ジェイナはボラルスに駆けつけ、海賊を退治する。しかしボラルスの沖合にはプリシラ率いる海賊船団が現れ、ボラルスは艦砲射撃の危機に晒される。しかしそんな時、ジェイナはキャスリンから亡き父の形見であるペンダントを返された。それはジェイナが帰還した際に初めて母に面会した時に、キャスリンに強引に毟り取られたものだった。キャスリン自身の手によってジェイナに返還され、ジェイナは母の想いを受け取った。ジェイナがペンダントに祈りを捧げると、弟のタンドレッドが率いるクル・ティラスの主力艦隊が嵐を破って現れた。艦隊はプリシラ率いる海賊船団の背後から急襲する形になり、予想外の敵襲に対処出来なかったプリシラは降伏する。

その後ジェイナは正式に大提督に任命され、クル・ティラス海軍はアライアンスの指揮下に入った。就任から間もなくして アンガーポイント(Anglepoint) を襲撃したホードの揚陸部隊はジェイナの活躍によって撃退され、クル・ティラスの民はジェイナが研鑽し培ってきた魔術がいかに強力であるかをまざまざと見せつけられた。「海の娘(Daughter of the Sea)」と呼ばれて恐れられ、民謡にまで歌われ忌み嫌われた戦の申し子は、今では故郷クル・ティラスとアライアンスを守護する強大な力となった。

その後、秀逸な海軍力を手に入れたアライアンスは、ホードとザンダラに対して攻勢に出る。ダザーラーの戦い(Battle of Dazar'alor) では、ジェイナは自ら前線で戦闘支援を行った。ダザーラー防衛軍本隊を ナズミア(Nazmir) 北端の海岸にまで引き付ける細工をした後、ダザーラー(Dazar'alor) 南の港湾施設に強襲揚陸する作戦を展開。敵の防御が手薄になったところで敵本陣を直接叩いた。結果、この戦いでダザーラーの君主である ラスタカン王(Rastakhan) を討ち取った。ただ、これがホードの怒りの炎に油を注ぐ事となった。

とはいえ、この直後にシルヴァナスの腹心である ナサノス(Nathanos) はザンダラから撤退する事を決めた。形勢不利になったため尻尾を巻いて逃げるかのように脱兎の勢いで船を駆るナサノス。これを ゲン 率いる 第七師団(7th Legion) と クル・ティラス海軍(Kul Tiran fleet) の混成部隊が追いかけるが、しかしアライアンスはナサノスの罠にはまっていたのだった。艦隊がナーガの女王 クイーン・アジャーラ(Queen Azshara) の居城の真上に到達した時、ナーガの女王は強大な力を持つアーティファクト タイドストーン(Tidestone) を用いて海を割り、海底の地面を露出させた。この天変地異に巻き込まれたホードの艦船は海底に叩き付けられて大破。それ以上に大挙して押し寄せていたアライアンス海軍には尋常ならざる被害が出た。もとの海面から「降ってきた」戦艦が地表に激突して砕け散る度におびただしい数の人命が失われた。

スポイラームービー

この危機を生き延びた ジェイナ は、ゲン や シャンドリス(Shandris) と共にアジャーラの支配するナージャター(Nazjatar) から逃れる方法を探す。最終的にはホード側と協力して共通の敵であるアジャーラを討つ事になり、タイドストーンを手中に収めてから サリスラ(Thalyssra) と共にアジャーラの居城 エターナル パレス(Eternal Palace) の入り口を閉ざすバリアを破壊し、アジャーラを倒すため共闘する。

スポイラームービー

結果、見事アジャーラを倒す事には成功したが、アジャーラが破れた事で 旧神 ン=ゾス(N'Zoth) の封印が解かれてしまった。

スポイラームービー

この騒動の後、ホード側で内乱が起こり、シルヴァナスがヴァロックとの決闘の後にホードを去る。シルヴァナスの後任は ベイン(Baine) が務める事となった。ジェイナは他の面々と共に決闘の行く末を見守った。ホードの総責任者がアライアンスに対して比較的友好的なベインになり、アライアンスの指揮官も穏健派のアンドゥインになったため、アライアンスとホードの間の戦争はここで一旦休戦となった。

バトル フォー ローデロン、或いはその引き金となった ウォー オブ ザ ソーン からここまでの戦役が「第四次大戦(Fourth War)」と呼ばれる事となる。ジェイナは間違いなく、この第四次大戦の中核を担った英雄の一人である。

キャスリン・プラウドムーア

ジェイナの母。夫のダエリンや長男のデレックを相次いで亡くした上、娘のジェイナがダエリンを裏切り、結果としてダエリンが命を落とす事となったと耳にしていたキャスリンは、ジェイナに対して並みならぬ憎悪を抱くようになっていた。そのためジェイナが初めて帰国した際、キャスリンはジェイナが身に着けていたダエリンの形見のペンダントを毟り取り、「貴女はもう私の娘ではない」と冷たく言い放っていた。

しかしプリシラの裏切りに遭い、末子のタンドレッドも行方不明。ジェイナには死刑を宣告してしまい、キャスリンは独りになってしまった。孤独を噛みしめながら、ジェイナが何故あの時にダエリンと反目する羽目になったのかを徐々に知っていくキャスリン。そしてゲンに諭されて過去の自分の行いを悔いたキャスリンは、ジェイナを自らの手で取り戻すため行動を起こす。

ジェイナがゴラクトゥールに囚われていると知ったキャスリンは、ドラストヴァールが魔女と呪いの巣窟だと知りつつも、果敢にも自らジェイナの捜索に加わった。やっとの思いでジェイナを発見するが、ジェイナはゴラクトゥールが産み出す悪夢の牢獄に閉ざされ、過去の忌まわしい記憶に延々と苛まれ続ける拷問に苦しんでいた。同じ悪夢の檻の中でジェイナの過去をまざまざと見せつけられ、どれほどの痛みを過去に味わってきたかを理解したキャスリンは、ジェイナとダエリンの間に何があったのかを深く理解した。「貴女はもう私の娘ではない」と言い放った過去の自分がどれほど深い傷をジェイナに与えたか悟ったキャスリンは、過去の自分の幻像を自らの手で打ち払いジェイナを抱きとめた。キャスリンの娘を想う気持ちはようやくジェイナへと届き、ジェイナは現世への帰還を果たす事が出来た。

タンドレッド・プラウドムーア

ジェイナの弟。ジェイナがクル・ティラスに戻るまで提督を務めていた。しかし嵐に巻き込まれて艦隊が行方不明になったとの報があり、それ以降長らく音信不通であったため死亡したものと思われていた。しかし実際には ロード・ストームソング(Lord Stormsong) 率いる タイドセージ(Tidesage) が意図的に引き起こした魔術の嵐に囚われていて、嵐の渦中で脱出の機会を探っていた。ジェイナが亡き父のペンダントに祈りを捧げると嵐をコントロールする魔術が解除され、ボラルスに帰還した。以後、ジェイナとの関係は良好で、アライアンスに協力して対ホード戦役の一翼を担っている。

デレック・プラウドムーア

ジェイナの兄。第二次大戦で戦没。しかしボラルス攻略を画策していたホードにより、海底から遺体を引き揚げられた上、シルヴァナスの蘇生魔法でアンデッドにされてしまった。本来ならばシルヴァナスの意のままに動く操り人形になるはずであり、プラウドムーア政権を混乱の渦中に陥れるはずだったのだが、シルヴァナスの卑劣な作戦に異を唱える ベイン・ブラッドフーフ(Baine Bloodhoof) の計らいにより、ジェイナのもとに身柄を引き渡される。以後、アーサスの姉である カリア・メネシル(Calia Menethil) に習い、アンデッドになってしまった自分の「生き方」を模索している。

スポイラームービー

ちなみに、ベインのこの裏切り行為がシルヴァナスに発覚し、ベインは囚われの身となってしまう。ベインが処刑されんとするその間際に、ジェイナは恩義に報いるために救出作戦に参加している。ベイン救出作戦では、目的を同じくするスロールと、アライアンスの牢獄から自力で脱獄したヴァロックも参戦。シルヴァナスの罠をかいくぐるために共闘する事になる。

スポイラームービー

第四次大戦が終幕を迎えた後、デレック は カリア と共に リリアン(Lilian) を訪ねた。「忘れ去られたもの」を意味する フォーセイクン は、組織の名付け親であり創設者であり頭目でもあったシルヴァナスからも忘れ去られてしまった。その境遇を不憫に思った カリア は、フォーセイクン を取りまとめる新たな指導者となるべく、かつての故郷 ローデロン にも程近い カルストン邸(Calston Estate) へと赴いた。スコージ という災厄に襲われ、かつて忠誠を誓った国王は アーサス 自身によって滅ぼされ、死の安らぎすらも奪われ、自我を取り戻したかと思えば シルヴァナス の旗印さえも失われた。拠り所を完全に失ってしまったアンデッドたちは、しかし元は無辜のローデロンの民であった。アーサスの姉として、あるいは不死者の先達として、故国ローデロンに戻る義務を感じた カリア は ジェイナ と クル・ティラス に別れを告げた。デレック は そんな カリア の新たな門出に同伴し、ローデロン へと旅立った。(アライアンスのキャラクターは ジェイナ と カリア の別れのシーンを見られる。ホードのキャラクターは ローデロン に到着した カリア と デレック が リリアン と会話するシーンを見られる。このシーンで リリアン は デレック に対して、自らが デレック の蘇生に関与して シルヴァナス の企みの片棒を担いでいた事を正直に打ち明けている。それに対して デレック は怒りを露わにしていたが、和解は出来た様子である。)

サイラス・クレストフォール

ジェイナの父ダエリンの近衛騎士を務めた男。第二次大戦と第三次大戦を経験している老練の兵士。ボラルスの現責任者。

アライアンスが初めてクル・ティラスに訪れた時、ジェイナとその同伴者であったプレイヤーキャラは即座に捕らえられ、監獄島 トール・ダゴール(Tol Dagor) に送られてしまう。しかしプレイヤーキャラを救出するために フリン・フェアウィンド(Flynn Fairwind) と テイリア(Taelia) を派遣し、監獄島のから脱出を手引きしたのはサイラスだった。また、プリシラは来航したアライアンスの軍勢を全て捕らえるように兵に命令しており、ゲンならびに ハルフォード(Halford) が率いる 第七師団(7th Legion) が ボラルスに到着した際には、ボラルス警備兵とアライアンスとの間で緊張が高まった。しかしプリシラの命令を無視してアライアンス一行を市長室に迎え入れるように指示したサイラスは、ジェイナに代わって責任者となったゲンにクル・ティラスが抱える問題を話した。

摂政をしているプリシラの周りではキナ臭い噂が後を絶たず、西のドラストヴァールでは魔女だ呪いだと不穏な話ばかりが飛び交い、北のストームソング・バレイから出向したクル・ティラスの主力艦隊が行方不明になったまま戻ってこない。裏切者のジェイナとその一派のアライアンスがクル・ティラスを戦争に巻き込みに来たのだと吹聴する輩もいるが、元々アライアンスが訪ねてくる前からクル・ティラスには問題が山積していた。アライアンスがクル・ティラスの海軍力をアテにしているのと同じように、クル・ティラスもアライアンスの力を必要としている。現状をそう説明したサイラスは、アライアンスに助力を求めた。以後、プレイヤーキャラはBfAではこれらの問題の解決に挑むことになる。

テイリア・フォードラゴン

第三次大戦の英雄として知られる ボルヴァー・フォードラゴン(Bolvar Fordragon) の愛娘。父の計らいで第三次大戦からは疎開させられ、サイラスのもとに送られていた。サイラスの右腕として様々な実務をこなし、ストーリーの各所でプレイヤーキャラをサポートしてくれる。しっかり者で面倒見がいい。フリンとは凸凹コンビ。

フリン・フェアウィンド

元海賊の何でも屋。サイラスに雇われており、荒事や厄介ごとの始末を補佐している。お調子者だが腕は立つ。また、そのスジの事に明るい情報通でもある。ジェイナの消息を辿る時に持ち前の知識とコネと行動力で大きく貢献した。

プリシラ・アッシュベイン

ジェイナが不在の頃にキャスリンの摂政をしており、キャスリンから絶対的な信頼を得ていた。しかしアッシュベイン商事(Ashvane Trading Company) の首領という肩書が彼女の本性であり、ビジネスの拡大の為ならどんな汚い事にでも節操なく手を出す。海賊と癒着していた上、アゼライトを用いた兵器開発もキャスリンに無断で独自に行っていた。それを海賊に供与してボラルスを攻撃させ、海賊の撃退には海軍力の増強が必要であるとキャスリンに進言していた。全ては大提督という肩書を手に入れるための芝居であり、クル・ティラスの全権を握った暁には一体何を始めるつもりだったのか、彼女の野望の大きさは計り知れない。

前述のとおりプリシラのこの目論見は阻止され、プリシラは監獄島トール・ダゴールに収監される事となった。しかしホードのボラルス攻略戦の一環でプリシラはホードの手引きで脱獄しており、シルヴァナス本人に連れられてボラルスを後にする。その後、クイーン・アジャーラ(Queen Azshara) の隆盛の際にはナーガの軍門にくだり、ナーガにアゼライト製の武器を供与していた。

金と権力の為なら何でもやるような、絵に描いたような悪人である。

ルーシー・ウェイクレスト

クル・ティラスの西側の地域、ドラストヴァールを治めるウェイクレスト一族の現当主。しかしドラストヴァールの各所で魔女の呪いによる被害が相次ぎ、ルーシーは魔女ではないかと疑われて裁判にかけられていた。疑いを晴らす事に成功した彼女は、かつて対魔女専門の戦闘機関として存在していた オーダー オブ エンバーズ(Order of Embers) を再結成する事を決意。精鋭を集めて魔女事件の解決を図る。

メレディス・ウェイクレスト

ルーシーの母親であり、ウェイクレスト一族の前当主。病で夫を亡くし、悲嘆に暮れた彼女は禁断の呪法に手を出した。ドラストヴァールに古くから伝わる怨霊ゴラクトゥールと取引し、亡くなった夫を蘇らせようとした。それがドラストヴァールの各地で起こる魔女騒動の元凶であった。

メレディスは万事自分の思い通りになるよう裏で手引きしたがる性格をしており、ルーシーの婚約者がただの商人であることに不満を覚えた彼女は、暗殺者を雇って結婚式の当日に婚約者を殺害するという非常に強引な方法で成婚を阻止した過去がある。禁断の呪法で自らが魔女になった後は、夫を傀儡として蘇らせ、自身は魔女の王としてウェイクレスト邸に君臨している。

ブラザー・パイク

クル・ティラスの北の地、ストームソングバレイを治めるタイドセージの一人。独自の教義を持つタイドセージの中でも厳格に教えを守る敬虔な信徒。しかしタイドセージたちの中で邪法に手出しした者が現れ、問題を解決する機会を窺っていた。

ロード・ストームソング

ブラザー・パイクの師に当たる人物。邪法に手出しし、自分の影響力を駆使して独自の勢力を作っていた。彼は旧神の影響に囚われ、クイーン・アジャーラとその主たる ン=ゾス(N'Zoth) の下僕と化していた。)


ストームウィンド(Stormwind Kingdom)編集

ヴァリアン・リン 

アライアンスの主、アンドゥイン・リン(Anduin Wrynn) の父、そしてヒューマンに遺された最後の王国であるストームウィンドの王。

オークに剣闘士として扱われた過去を持つため、ジェイナの仲裁でスロールとの一時協定を結んだ際に全く信用していなかった。

臣下は強大なカリスマを持つ彼を支えつつも、その思い込みと極度の偏見による暴走をおさえきれず常に頭を悩ませている。

Patch 1.9.0までは髭面の男性で、Theramoreの北にあるAlcaz Islandに囚われていたが、Patch 1.9.1で一度消去された。拡張第3弾前後のアップデート時、サイドストーリーとして出版されたアメコミのキャラクターデザインであるイケメンな黒髪ポニーテール姿にリニューアルされた。なお、アメコミでは記憶を失いオークの剣闘士に身を落としてから、過去の記憶を取り戻しストームウィンドに凱旋するまでの出来事が描かれている。

(2020.03.03 追記:

バージョン 7 リージョン(Legion) の冒頭部分、第三次リージョン侵攻(Third invasion of the Burning Legion) にて、ブロークン ショア(Broken Shore) で戦死した。

スポイラームービー

ブロークン ショア(Broken Shore) を襲った悪魔の軍勢はあまりにも多勢で、対策部隊は苦戦に次ぐ苦戦を強いられていた。グルダン(Gul'dan) が待ち受ける サーゲラスの墓(Tomb of Sargeras) に至る道のりはあまりに長く険しく、道中では先行していた ティリオン(Tirion) が悪魔の手にかかり虐殺される様をまざまざと見せつけられる。多くの仲間たちが一人また一人と命を散らしていく中、ようやくティリオンの仇である悪魔を退け、いよいよグルダンを追い詰めたかに思えた。ヴァリアンは メカトルク(Mekkatorque) にガンシップを呼び寄せるよう要請。航空支援も用いて一気にカタを付ける準備をする。しかしグルダンはポータルを開いて無尽蔵に悪魔を呼び出し、アライアンス一行は逆に数の暴力に追い詰められる事となる。しかも崖の上から火力支援を担当し、グルダンを挟撃する手はずだったホードが撤退。増殖し続ける悪魔の数に圧倒され、アライアンスは撤退を余儀なくされた。呼び寄せたガンシップに生存者を乗せたヴァリアンは、断腸の思いでグルダンに背を向け退却を決断。もちろん、ヴァリアンの胸の内には「これではティリオンや他の散っていった仲間たちに顔向け出来ないと」いう葛藤があったであろうが、ヴァリアンは生還して形勢を立て直す事を優先した。

ところが。グルダンが呼び出した フェル リーヴァ―(Fel reaver) がアライアンスのガンシップ スカイブレーカー(Skybreaker) に掴みかかり、ガンシップはあわや墜落寸前の状態にまで陥った。大勢を乗せたガンシップが沈めば、形成の立て直しはおろか、多大なる犠牲を払ってようやく手にしたグルダンの戦力や戦術といった情報でさえ本国に持ち帰れなくなる。ヴァリアンはゲンに自らの遺志を託すと、果敢にも単身で フェル リーヴァ― に挑みかかり、剣で フェル リーヴァ― の頭蓋を突き刺した。この攻撃に怯んだ フェル リーヴァ― はガンシップから手を放し、ヴァリアンの決死の突撃はガンシップが絶体絶命の危機を脱する僅かなスキを作りだした。

フェル リーヴァ― は倒したヴァリアンだったが、悪魔の大群ばかりがひしめくサーゲラスの墓前にたった独りで取り残される事となった。それでも圧倒的不利をものともせずに果敢に独りで挑みかかるヴァリアンだったが、さすがに多勢に無勢だった。善戦していたヴァリアンだったが、やがて数の暴力に押され、背後から襲い掛かった悪魔の凶刃に貫かれる。数々の敵を屠り、数々の偉業を成し遂げてきたアライアンスの王の誇り高き刃は、彼の手から零れ落ちた。

ヴァリアンの今わの際を見届けるため、自らが呼び出した軍勢の後ろに控えていたグルダンは、わざわざヴァリアンの目の前にまで歩み寄る。

「無意味に命を散らした王として、お主の名は後世に語り継がれるであろう…(You will be rememberd the king who sacrificed his life For Nothing...)」

まるでピンに刺された昆虫の標本を眺めるように愉快げに囁くグルダンの嘲笑に、それでもヴァリアンは気丈に応じた。

「無意味なものか…アライアンスのためだ…!(For the Aliance...!)」

万に一つの可能性すらも失い、刃すら持てなくなった満身創痍の体であっても、それでも戦う気力だけは最後の最期まで持ち続けたヴァリアン。その態度が癪に障ったグルダンは、自らの手でヴァリアンを葬った。グルダンの魔術でフェルエナジーを身体に撃ち込まれたヴァリアンは、無残にも爆発四散した。その凄惨たる最期をガンシップの上から見届けたゲンは、誰にも届く事のない悲しみの遠吠えを上げた。去り行くアライアンスの船をヴァリアンの剣が静かに見届ける。しかし持ち主の命の炎が尽きた今、剣に宿った光さえも消え失せた。

スポイラームービー

余談だが、第三次リージョン侵攻の発生当初、アゼロスの未曽有の危機に対してアライアンスはホードとの共闘路線を図っていた。しかしアライアンス側が苦境に立たされた頃、時同じくしてホードも危機に陥っていた。一度は狙撃位置を確保したシルヴァナスだったが、グルダンが開いたポータルを通じてホード側の陣にも尋常ではない数の悪魔が襲い掛かっていた。数に押されてスロールが負傷。ホードの最高司令官 ヴォルジン(Vol'jin) も瀕死の重傷を負ってしまう。ヴォルジンの意志を受けてシルヴァナスは撤退を決断するが、これがアライアンスから見ればあたかもホードが裏切ったかのように見えてしまった。この些細な、しかし決定的な認識の差が、後に大きな禍根を残す事になった。また、この時の傷が祟り、ヴォルジンは他界。シルヴァナスが ウォーチーフ(War Chief) の任を継ぐ事になる。(ホード側のプレイヤーのみ、このシーンを見られる。)

ヴァリアン亡き後、王位を継いだアンドゥインはリージョンというアゼロス共通の敵に対抗するため、ホードとの共闘路線を維持する決断をした。しかしこれがジェイナの戦線離脱を招き、ゲンに至ってはアンドウィンの命令を完全に無視して独断でシルヴァナスに対する報復攻撃を敢行してしまう。このせいでアライアンスとホードの仲は決定的に悪化した。おそらくこれが原因でシルヴァナスは ウォー オブ ザ ソーン(War of the Thorns) を引き起こし、後に続く バトル フォー ローデロン(Battle for Lordaeron) へと発展する。

アンドゥイン・リン

ヴァリアンの息子。勇猛果敢で猪突猛進な父とは違って冷静沈着で博愛主義であり、父親とはまるで正反対の性格だと評される事もしばしば。父を亡くした後は王位を継承し、ストームウィンドの君主とアライアンスの総司令官という重責を背負っている。良くも悪くもホードに対して友好路線を取りがちで、重要な決断を迫られた際には慎重に構えるあまり腰が重くなりがち。そんな彼の態度がジェイナ、ゲン、ティランダなどから疎まれる事もあった。また、王位を継承して間もない頃は迷いも多く、亡き父の幻影に向かって決して答えの得られぬ問いかけをする事もしばしばであった。問題が山積した場合や、今までのロジックや経験が全く通用しない状況に直面した際には冷静さを欠いてしまう一面も見受けられる。宿敵であるシルヴァナスからは、そんな様子を揶揄されて「若獅子(Little Lion)」や「お子様王(Boy King)」などと蔑称されている。

バージョン 5 ミスト オブ パンダリア 時代には、単身でパンダリア中を旅して見分を広めていた。

この時はまだパンダリア大陸は「発見された」ばかりで、アライアンスもホードも新大陸の探索に我先にと乗り出していた。そんな矢先、未開の地で息子が消息を絶ったと聞いたヴァリアンは激昂し、何としても必ず無事に連れ帰るようにと諜報機関 SI:7 に厳命していた。ところが。船が難破したり、その後ホード側の捕虜になったりと、数々の苦難を経験した後でさえも、SI:7 のエージェントが苦難の末にやっとの思いで救出したにもかかわらず、アンドゥインは祖国に帰るようにという SI:7 エージェントならびに父からの勧告を完全に無視してパンダリアの探検を続けた。若かりし日にはこういった強情な面も見受けられたが、結果として彼の冒険がパンダリアの住民やホードからの信頼を獲得する事に大きく貢献したのも紛れもない事実である。白虎寺院(Temple of the White Tiger) では、四聖獣の一柱である シュエン(Xuen) の説得に成功し、アライアンスとホード双方がパンダリアに滞在する事の「正式な」許可を得ている。

(余談だが、この「正式な許可」を得る前から、アライアンスとホード双方が勝手にパンダリアに入植し、挙句に現地住民に強制労働をさせたり、子供を拉致してウォーロックの呪術の実験台にしていたりと散々な事をしでかしていた事を記しておく。パンダリアに宿営地を築いていたホード海軍はアライアンス空挺部隊の強襲により壊滅。ホードのガンシップはアライアンス駐屯軍との戦闘により墜落したが、パラシュート降下したホードの残存部隊によりアライアンス駐屯軍は掃討されている。これらの戦闘で多くの被害が出たため、パンダリア自警組織 シャドーパン(Shado-pan) の頭目である タラン(Taran) からは、アライアンスもホードも酷く嫌われていた。そのためタランはシュエンの決断に苦言を呈している。)

バージョン 7 リージョンでは、前述のとおり王位を継承している。

ブロークン ショア から兵たちが満身創痍で帰ってきた直後、突然もたらされた父の訃報にアンドゥインはただただ戸惑うばかりだった。特に父の形見であるコンパスが返還されてからは父の死をより一層意識するようになってしまい、食事も喉を通らず寝付く事すら叶わない状態が続いた。心配したヴェレン(Velen) とゲンは、アンドゥインを立ち直らせる方法を模索していた。

アンドウィンは今一度父の墓に参り、散策の道中で弱音を漏らした。父ヴァリアンはあまりに偉大な存在であり、自分では到底その背中に追いつく事は出来ないだろう事。そしてゲンやジェイナのような父の戦友たちは、自分を信頼してはくれないだろう事も。事実、ジェイナは戦線を離れ、ゲンに至っては命令を無視した独断行動を取っていた。二人の行動は言葉よりもよほど多くを語っていた。さらに、ヴェレンとゲンの会話を盗み聞きしていたアンドゥインは、「王たる者、兵に命じるならばその命令の重さを王自身の肝に銘じなければならんのだ。実際に戦場に立たぬ者には責任の重さは分かるまい」というゲンの苦言を耳にする。「王たる者、その王冠の重みを全身で受け止め、民の期待に応えねばならない」という父の言葉を思い出すアンドゥイン。これを契機に ブロークン ショア に自ら赴き、自らの目で確かめる決意をする。

ブロークン ショア に足を踏み入れたアンドゥインは、あまりの惨状に言葉をなくす。砕けた大地、跋扈する悪魔、草木も満足に残らないほど焼け爛れた地表、僅かに残った自然でさえも汚染され侵食されて今にも朽ち果てそうだった。何より、おびただしい数の骸。大地を覆い尽くす人骨、墓標のように突き立つ無数の剣、砕け散った盾や鎧の残骸。どれほど多くの命が戦って散っていったか、アンドゥインは他ならぬ自分の肌で感じた。そして自分に言い聞かせるように語り出す。

「リージョンとの戦いで命を落としたのは、なにも父が最初ではなかった…。祖父も、曾祖父も、アゼロスの平和を願ってその命を捧げた…。生前父は私にストームウィンドに残るように厳命していました。誰かがストームウィンドの政務をしなければならない――父の言い分は事実ですが…恐らく父は私を失いたくはなかったのでしょう…」

いまだ現世を彷徨う戦没者の魂に安息を与えると、いよいよ父が逝った災厄の地へと足を踏み入れるアンドゥイン。一足先に到着していたゲンには「何故こんな危ない真似を!」と咎められたが、アンドゥインは返事もそぞろに父の足跡を辿った。あの日の光景がアンドゥインの脳裏に舞い込んでくる。撤退するホード。今は動かぬ骸と化したフェルリーヴァ―の唸り声。そして背後から串刺しにされる父の痛み。アンドゥインはヴァリアンが辿った運命をなぞるように、思わずその場に膝をついた。

「父さん…(Father...)」

地面に降り積もった遺灰を払い除けると、ヴァリアンが最後の最期まで手放さなかった剣が現れた。父の亡骸と同義のそれを、しかしアンドゥインは自ら手に取る事は出来なかった。悪魔との壮絶な戦いで無数の傷を負った刀身には、父によく似たアンドゥインの目元が映り込んだ。

「こんな...この世の終わりのような場所でさえも、貴方は最後の最期まで降伏しなかった…(You never surrendered... Even here, the very end...)」

アンドゥインが見上げたその先には、まさにこの世の終わりの象徴のような大悪魔の墳墓が天を突き刺す邪悪な槍のように高く高く聳え立っていた。

「私には出来ません…私は貴方ほどの英雄にはなれません…貴方ほどの王にはなれません…(I can not do this, father... I can't be the hero you were... I can't be the king you were...)」

ティリオンやボルヴァー、そして父の犠牲によって自分は守られていたに過ぎない。そう強く強く自覚したアンドゥインは、父が背負っていたものを受け継ぐという事がどのような意味を持つのか深く理解し、その重圧に畏怖した。自ら剣を握り、自ら先陣を切って戦った父。その意志の象徴たる刃を、自分は持つ資格があるのか。責任の重さに苦しむアンドゥインに、ゲンは静かに声をかける。

「父君の行為はまさに英雄的だった(Your father's actions were indeed heroic)」

ゲンは厳かにアンドゥインの前に跪いた。

「これは我々、アライアンスの民に託された試練であり――そして彼からの、ある種の挑戦状だ(They were his challenge to us, his people)」

刀身を優しく撫でて遺灰を取り除いたゲンは、アライアンス王の剣を恭しく取り上げる。

「たとえこのような地獄の門の前であっても、恐怖に支配される事がないように…(To never let fear prevail... Even, at the very gates of hell...)」

戴冠式のように丁重に差し出された父の形見を受け取るアンドゥインは、見上げたゲンの姿に重ねるように、光の中で亡き父を幻視する。しかしアンドゥインは父の視線から思わず目を背けた。「私は今、何をすべきなのでしょうか…?(What do I supposed to do now...?)」アンドゥインのそんな弱弱しい問いかけに対し、ヴァリアンは息子の肩に手をやって諭す。

「王として、やらねばならない事をしろ(What the King must do)」

父のその言葉を受け、目を閉じて熟考するアンドゥイン。その目が再び見開かれた時、そこには父と同じ意志の光が宿っていた。ヴァリアンが戦死した時に失われていた剣の輝きも再び灯り、ここに真の王位継承が為された。

スポイラームービー

そして バーニング リージョン を退けた時、アンドゥインは父の墓前で演説を行い、悪魔の脅威が完全に消え去った事を宣言した。しかしそれは、同時にアゼライトを巡る新たな戦いの幕開けでもあった。

スポイラームービー

バージョン 8 BfA では、冒頭の バトル フォー ローデロン では自ら先陣を切って戦った。しかし戦いの舞台がクル・ティラスとザンダラに移った後は、ストームウィンド城に戻って政務をこなしている。とはいえ、重要な局面では前線に赴く事もしばしばで、前線部隊の首脳会談等ではボラルスに停泊中の7thリージョンの駆逐艦 ウィンド リデンプション や プラウドムーア城での会合に出席している。

穏健派の彼は ベイン・ブラッドフーフ が処刑されそうになった際、「兄を救ってくれた恩義に報いたい」というジェイナの申し出に許可を出し、救出作戦を ジェイナ と SI:7 指揮官の ショー(Shaw) に任せている。「ベインの生還はこの戦争を平和的に終わらせるためには必要不可欠」と判断した結果であり、少し時代が前後するが、実際ベインが救出されてホード最高責任者に就任してからは、彼とは良好な関係を保っている。

半面、ウォー オブ ザ ソーン の報復のため、ホードに占領された ダークショア(Darkshore) の奪還作戦の決行を求めた ティランダ(Tyrande) には待ったをかけている。戦火が クル・ティラス、ザンダラだけでなく アラシ高原(Arathi Highlands) にまで及んでいる戦況下で、無暗に戦闘区域を広げれば補給線に支障が出るとティランダには説明している。しかしティランダはアンドゥインの制止を振り切って独断でダークショアを強襲してしまう。結果、これが バトル フォー ダークショア(Battle for Darkshore) に発展する。

(余談だが、ティランダが消息を絶った直後、ゲンがティランダの支援を申し出ている。「我々が故国ギルニーアスを喪った際、ナイトエルフには随分と世話になった。今度は我々ギルニーアスの民が彼らに報いる番だ。私自身はクル・ティラスの戦線を離れるわけにはいかないが、我が陣営の精鋭をティランダにつける事は許可してほしい」というゲンの采配には許可を出している。そのため バトル フォー ダークショア には ゲン の娘である テス・グレイメイン(Tess Graymane ) や ローナ・クロウリー(Lorna Crowley)、豊穣のセレスティン(Celestine of the Harvest)、アイヴァー・ブラッドファング(Ivar Bloodfang) など、ギルニーアス出身の面々が参加している。)

ジェイナ 一行が ナージャター から戻った時、ほぼ間を置かずして シルヴァナス の謀反が起こった。彼女の計略がことごとく身内の裏切りによって失敗していたため、シルヴァナス は最早ホードを信用しなくなっていたのだった。

事の発端は バトル フォー ローデロン、延いてはその原因となった ウォー オブ ザ ソーン にまで遡る。ホードの精神的指導者である ヴァロック・サウルファング(Varok Saurfang) は、シルヴァナス が ダーナサス を焼き討ちにした事を全く良しとしていなかった。こんな事をすればアライアンスは必ず報復に乗り出すだろうという彼の予測どおり、バトル フォー ローデロン ではアライアンスの主力部隊が大挙してアンダーシティを攻めた。

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シルヴァナス があらかじめこれを予見していたかは定かではないが、少なくとも シルヴァナス には毒ガスという必殺兵器があった。しかもこの時点で既に最新鋭のアゼライトを用いた戦車を開発しており、実戦でどの程度有効か検証する必要もあったのだろう。戦車が開発者の思惑通りに動けば一騎当千の戦力になるはずだし、仮に試作機が上手く機能しなかったとしても毒ガスの有効性はこれまでの戦果で実証されていた。そのため仮に大規模な城攻めに遭ったとしても、相手が地上部隊だけならば戦力差をものともせずに毒ガスで如何様にも対処できるとシルヴァナスが目算していた可能性は高い。実際、味方を犠牲にしつつ毒ガスの散布を始めた直後から、ホードの劣勢は見る間に覆った。もしもジェイナの援護がなければ、アライアンス攻城部隊はあの場で壊滅し、獅子の戦旗は決定的な敗北を喫し壊走を余儀なくされていただろう。

とはいえ。ジェイナの登場によりシルヴァナスの目算の一つは崩れた。味方を犠牲にしてまで敷いた毒ガスの防衛ラインはジェイナの凍結魔法により無力化され、挙句に艦砲射撃で城壁を突破されたため、シルヴァナスの防衛戦略は大きく狂った。ヴァロック は シルヴァナス に対して「こんな誇りの欠片もないような戦いがウォーチーフのする事なのか?」と苦言を呈したが、対してシルヴァナスは「あなたは死に対して幻想を抱きすぎているわ、サウルファング。そして死を甘く見ている。実際に死を潜り抜けた私の方がよほど死に親しい。名誉の戦死は誰の命も助けはしない。逆にたとえ不名誉であろうと敵を道連れにすれば、それだけ助かる味方は増えるのよ。けれど、あなたがもしも戦士の誇りとやらに命を捧げたいというのなら、どうぞご自由に。あなたが望む劇的な死を迎えた後で、あなたの死体をわたしが有効活用してあげるわ。あの世で先に逝った息子さんに会えるといいわね」と至って冷酷な返事を返していた。ヴァロックはこれを聞いて単独でアライアンスの軍勢に挑む決心をした。本来ならばヴァロックはここで討ち死にするはずだったであろう。そしておそらくシルヴァナスは自分で述べた事をそのまま実行し、実際にヴァロックの骸を操り人形にしてホードという軍団を意のままに動かしたに違いない。(上記の会話はホード側のキャラクターのみ見る事ができる。また、この時点でベインも既に「お前はサウルファングを見殺しにして何とも思わないのか!」とシルヴァナスに罵声を浴びせていた。対して シルヴァナス は「一緒に死にたければご自由にどうぞ? 自分で決めなさい」とまたしても冷酷な返事をしている。ベイン はこの場では生きて ヴァロック の志を継ぐ決断をしたが、後にシルヴァナス が デレック の死体を使った工作をする段階で シルヴァナス の意思を完全に裏切る行動に出ている。裏切りの兆候は既にこの頃からあったため、シルヴァナスにとっては彼らのような不穏分子は戦死してくれた方がむしろコントロールしやすくなるため好都合だったのであろう。)

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ところが。実際には アンドゥイン は ヴァロック を殺さず捕虜にする決断をした。これはおそらく シルヴァナス にとって第二の大きな誤算だったのであろう。バトル フォー ローデロン が終結した直後に シルヴァナス が ヴァロック奪還作戦を発令している事からも、彼女の隠された焦りを窺い知ることが出来る。ホード内に数多くの熱烈な「信者」を持つカリスマ的存在が自ら捕虜になり、敵のコントロール下にある事は シルヴァナス にとって非常に大きな脅威となった。事実、後に ヴァロック こそが シルヴァナス がホードを離れる直接的原因となる。しかし奪還作戦が失敗に終わった事でシルヴァナスの計画はまたしても変更を余儀なくされた。ゲン や ティランダ からはしばしば「甘い」と評される アンドゥイン の采配は、しかし本人が全く意図しない場所で幸運にもシルヴァナスの隠された計略を間接的に、そして完膚なきまでに潰していた。アンドゥイン の人道を主眼に置いた戦略は、シルヴァナス の戦果のみを第一に考える合理的な戦術と否応なしに比較された。しかも ヴァロック が シルヴァナスのもとから去ったため、シルヴァナスのあらゆる戦術行動からは結果として「ホードのために!(For the Horde!)」という大義名分が失われていたのだった。いかに合理的であろうと卑怯な戦い方を良しとしない ヴァロック の姿勢は、シルヴァナスを最高責任者とするホード内部に大きな亀裂を産んでいたのだった。

タランジ王女とズールの脱獄騒動の後、アンドゥイン は敢えて自らの意思で牢獄に残った ヴァロック と語り合った。

「ローデロンでは私の命を奪うチャンスがいくらでもあったはず。そうすればこの戦争を終わらせる事さえ出来たかもしれないというのに。何故殺さなかったのですか?」

そう問いかけながら、わざわざ牢に入ってきて、挙句に二人きりの状況を作りだしたアンドゥインに対し、ヴァロックは苛立たしげに「今なら簡単に殺せるぞ」と答えた。屈強なオークの、それも幾多もの戦場をくぐり抜けてきた本物の強者と、相対するのは貧弱なヒューマンの箱入りの王子様。二人が本気で戦えば、たとえヴァロックが非武装とはいえ、勝敗は火を見るよりも明らかだった。ヴァロック の返事には「貴様、自分の立場を本当に分かっているのか? それとも自殺願望でもあるのか?」という言外のニュアンスが含まれていたのであろう。

しかしアンドゥインは「貴方は誇り高き戦士だと信じていましたから、捕虜にしました。私の見立ては間違っているのでしょうか?」という先手を打つような言い回しで返した。機先を制されたように黙り込む ヴァロック だったが、しかし「貴方はこれ以上無辜の民が傷つく事を望むのですか? あなたの軍の、ホードの兵が」という アンドゥイン の次の言葉には途端に激昂した。

「俺は全てをホードに捧げてきた! ホードの為に血を流し、ホードの為に殺した! だがシルヴァナスがその全てをぶち壊にしている! 全てをだ!」

アンドゥインに詰め寄ったヴァロックは、アンドゥインの代わりに物言わぬ牢獄の壁を殴りつけた。しかし巨漢の拳を受けた地下牢の壁は、あまりの衝撃に悲鳴を上げて砂埃を舞い上がらせた。この一撃がまともにアンドゥインの顔面を捕らえていたなら、彼の頭蓋は熟れた果実のように易々と飛散しただろう。

「俺が望むのは、俺が知ってるかつてのホードが戻ってくる事、ただそれだけだ」

荒い息を吐き出した ヴァロック は、アンドゥイン に付き合うのはもう沢山だと言わんばかりに背を向けた。どんな苦境に立たされても決して燃え尽きる事が無かった戦意でさえももう枯れ果てたと言わんばかりのその背中は、先ほどの剣幕とは打って変わって随分と小さく見えた。しかしアンドゥインはその傷付きくたびれた背中にさらに問いかけた。

「何故私の命を助けたのか、聞かせていただけますか?」

その穏やかな、しかし頑なな態度。言外に「このとおり今も殺せたのに殺さなかった。何故ですか?」と念押しのようにアンドゥインが詰め寄ってきているのは明らかだった。ヴァロック は観念したようについに本音を漏らした。

「お前になら…彼女を止められると…そう思ったのだ…」

幾多もの死線を乗り越え、幾多もの屍を築き、しかし彼自身も幾多もの血を流し、同時に幾多もの命を救いもしたホードの真の英雄 ヴァロック は、アンドゥインを縋るような眼で見ていた。ガロッシュの蛮勇を制し、不死者の軍団を相手に巧みな戦術で生き延び、多くの仲間の窮地を救い、多くの味方から絶大な信頼を集めるホードの精神的指導者 ヴァロック・サウルファング。そんな彼が敵の総大将に、しかもつい最近王位を世襲したばかりの若造に、身内の不始末の尻拭いを願うのは、確かにあまりにも惨めだった。

しかしそんなヴァロックの切実な願いに対して、アンドゥインは悲しくも「…出来ません」という返事を返した。別れの言葉にしてはあまりにもそっけない、そしてヴァロックが辿った経歴と、それをふいにしてまで恥を忍んで願った故国を想う一途な想いに対してはあまりにも残酷な一言だけを残して、アンドゥインは踵を返した。

しかし、アンドゥインが牢を出る時に、彼は一言加えた。

「独りでは、出来ません(Not alone)」と。

そして去り際に、アンドゥインは牢の扉を閉めなかった。それはあたかも、ヴァロックに外に出る事を促すような仕草だった。

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この後、ヴァロックはストームウィンドの牢を抜け出し、単身で東の果てまで逃避行をしている。シルヴァナスのスパイがこの情報をいち早く察知し、ヴァロックの追跡を開始。ホード側のキャラクターはシルヴァナスの命令でこの山狩りに参加する事となる。ホード側のキャラクターのみこのイベントに立ち会える。しかしシルヴァナスの腹心はあくまでも「ヴァロックを殺して死体を持ち帰る」事を目的としていたため、ヴァロック追跡隊の面々とは ヴァロック 本人を見つけた段階で敵対する事となった。デレック の身柄引き渡しの時点で既に ベイン に協力していたプレイヤーキャラは、ヴァロック本人と出会ってからは当然のようにヴァロックに味方した。そしてシルヴァナスの腹心を一人残らず始末すると、ヴァロック本人からは「俺を見つけて捕らえようとしたが逃げられてしまった。反撃されて自分は気絶してしまった。他の仲間たちはみんな殺された」とでも言い訳しておけ、と言われ、ヴァロックから死なない程度の一撃をもらって帰還する事となる。シルヴァナスは捕物の失敗の理由を問い質したが、プレイヤーキャラの言い訳は最初から信用していないようだった。

そしてこの逃避行の後、ヴァロック は スロール(Thrall) と再会する。第三次リージョン侵攻の後、スロール はホードを離れていたが、ヴァロックと再会した事で戦線に復帰する事を決意した。

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この後 ヴァロック と スロール は ジェイナ や ショー と共に ベイン救出作戦で共闘し、ベインを奪還する事に成功する。

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ベインを救出した後にテレポートで去っていくジェイナに対し、ヴァロックはこう声をかけている。

「王に、「貴方は独りではない」と伝えてくれ(Tell your king... He is not alone)」

これを聞いたジェイナは頷いてテレポート呪文を完遂させ、アライアンス領に戻っていった。ヴァロックの言葉は明らかに、牢を抜け出す際にアンドゥインが口にした「独りでは、出来ません(Not alone)」という言葉に対する返答だった。

ベイン救出作戦の成功、そして アジャーラ を倒して ナージャター から帰還してから間もなくして、相次ぐ裏切りに対する報復措置として シルヴァナス は トーレン の首都である サンダーブラフ(Thunder Bluff) を攻撃した。この「味方に対する攻撃」はホードの分裂を決定づけた。ホードは親シルヴァナス派と反シルヴァナス派に二分され、親シルヴァナス派は シルヴァナス の意に背く者全てを陣営を問わず攻撃した。またオーグリマーを乗っ取って多くの一般人を人質にして立てこもった。反シルヴァナス派はアライアンスと共闘してシルヴァナスの治世を終わらせるための共同軍事作戦を展開した。この作戦にはアライアンスとホードの名だたる勇士たちが結集し、アンドゥインも総責任者として立ち会った。

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そして緊張状態が極限まで高まり、いよいよ戦端が開かれるかというところで、ヴァロック は シルヴァナス に対して一対一の決闘を申し込んだ。もしも本格的に戦争が始まれば、ホード同士での殺し合いが発生するのみならず、多くの非戦闘員までもが戦いに巻き込まれて命を落とすだろう。これを良しとしなかったヴァロックは果敢にも シルヴァナス に戦いを挑んだ。アンドゥイン は ヴァロック に同伴し、父の形見である剣を彼に託した。そして彼をこの勝ち目のない戦いへと誘った者の責務として、その最期を見届けた。

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ヴァロック は決闘で敗北し命を落としたが、シルヴァナスはこの直後にホードを見限って行方をくらませる。結果として彼の死はオーグリマーを無血開城させ、味方同士の不毛な争いを回避させた。

彼の死後、アンドゥインはヴァロックの葬儀にアライアンス代表者として参列し弔辞を述べた。

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その後、アジャーラ が敗退してから沈黙を決め込んでいた ン=ゾス が本格的な活動を始める。アライアンス対ホードという絶対的な対立構造が崩れ、世界は一見すると平和になったかのように思えた。しかし旧神の見えざる侵略は着実に進んでいたのだった。SI:7 を総動員して情報収集に当たっていた アンドゥイン だったが、ン=ゾス について何の手掛かりもつかめない事に対して ショー を叱責した。彼にしては珍しい態度だった。

そこに マグニ(Magni) が新たな情報提供者を連れて現れる。その情報提供者とは、人の姿を借りて現れた ラシオン(Wrathion) だった。彼の本性はブラックドラゴンであり、祖父には「世界の破壊者(World Breaker)」として恐れられる デスウィング(Deathwing) を持つ。

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2020.03.13 現在で最新の バージョン8.3 では、アンドゥイン は ラシオン を専門家として認め、マグニと共に ン=ゾス に対する対策を任せている。)

ボルヴァー・フォードラゴン卿

拡張第3弾までの間、国王不在のストームウィンドを代理で統治していた摂政。拡張第3弾ではAlliance軍の指揮官としてインスタンス「ラースゲートの戦い(Battle of Angrathar the Wrathgate) 」に登場する。

ジェイナとスロールのはからいで合流したホードと共同戦線をはり リッチキング(Lich King) に挑むが、フォーセイクン(Forsaken) の裏切り(実際にはForsaken内部の造反)で両軍伝染病ウイルスに感染し全滅。皮肉にも、この伝染病ウイルスはプレイヤー達冒険者がUndead陣営のクエストで関わった「バイオ兵器」研究から開発されたものであった。

いまわの際にドラゴン達の飛来を見て彼が残した言葉は、「終わりだ…我々にはもう、逃げ道はない」。 果たしてそれは自分たちの最後を悲観してか、あるいはAllyとHordeの関係悪化の先にある悲劇か…。

スポイラームービー

ストームウィンド王ヴァリアン・リンの戦友・そして長年の友人(二つ名は「ストームウィンドの二大バーバリアン」)であったボルヴァー公爵の死と事件の真相が両軍正確に伝わらなかった事で、Hordeへの不信感を抱えていたWrynnの怒りは頂点に達し、Jainaの諌言に聞く耳も持たずHordeの殲滅を宣言してしまう(3.1パッチ「Ulduar」トレーラーを見よ)。

Varian: Wrath GateでHordeの「協力」とやらはScourgeよりも多く我々の仲間を殺した。
Varian: Hordeとの関係は終わりだ
Varian: 死神の前に皆、死に絶えるが良い!
(2020.05.04 追記:

その後、ティリオン(Tirion) とプレイヤーキャラ一行が苦難の末に リッチキング を倒す事に成功する。ティリオン の活躍により 魔剣フロストモーン(Frostmourne) が破壊され、フロストモーン に魂を囚われていた アーサス(Arthas) は、皮肉にも死ぬ間際になって自我を取り戻した。長らく リッチキング として終わらぬ十字軍を繰り返していた アーサス だったが、自らが手にかけた父 テレナス(Terenas) の導きによって、ようやく永久の眠りにつく事が出来た。

しかし テレナス は去り際に一つ重大な「預言」を残していった。たとえフロストモーン が破壊されたとしても、リッチキング の兜が残っている限り、或いはたとえ兜という象徴が破壊出来たとしても、誰かが リッチキング の役目を背負わない限り、この世界の誰もが次の新たなる リッチキング になり得ると。力に溺れぬ強き心を持った者だけが、不死者の災厄を広めぬようにコントロール出来る。これを聞いた ティリオン は、一度は次のリッチキングになる事を決意する。

しかし。ティリオン がまさに リッチキング の責務をその双肩に背負わんとしたところで、ラースゲートの戦い で戦死したと思われていた ボルヴァー は 凍てつく玉座(Frozen Throne ) から ティリオン を呼び止めた。フォーセイクン の疫病と、アレクストラーザ(Alexstraza) の命の炎を同時に浴びた ボルヴァー は、アンデッドとはまた違った形の「死ねない体」になっていた。ボルヴァーは「自分こそが次のリッチキングに相応しい」とティリオンを説得し、リッチキングの兜を被り「三代目リッチキング」となった。かつてはアライアンスの英雄として活躍した ボルヴァー は、戦役で溶岩の魔人のような体になってしまった。その彼の身体を今度は凍てつく血が流れていき、かつての彼の声色は不死者の王のものへと変貌していく。彼が完全にリッチキングとなり果てる前に、ボルヴァーは「俺の事は忘れろ。ここを離れろ。そして二度と戻ってくるな」と ティリオン に厳命している。

スポイラームービー

そして時が流れ、バージョン 7 リージョン時代。フロストデスナイトのプレイヤーキャラが強力なアーティファクトを求めて 凍てつく玉座 を訪れた際、リッチキング となった ボルヴァー はプレイヤーキャラに対して城の主として幾度か声をかけている。プレイヤーキャラが ブレード オブ ザ フォールン プリンス(Blades of the Fallen Prince) を手にした後は「用事が済んだならとっとと帰れ」と警告している。(ちなみに、ブレード オブ ザ フォールン プリンス は「フロストモーンの生まれ変わり」とも言うべきアーティファクトで、強力な力を秘めていた。しかし バージョン 7 のエピローグで サーゲラス が 惑星アゼロス に「置き土産」を残していった際に、星の傷を癒すためにその力を使い果たして機能停止している。)

さらに時は流れ、バージョン 8 のエピローグ。謀反を起こして ヴァロック を殺害した シルヴァナス は ホード から去っていた。彼女が訪れた先は意外な事に凍てつく玉座であり、彼女は世界を席巻するほどの力を秘めた リッチキング を信じられない事に単身で下してしまう。シルヴァナス は ボルヴァー から リッチキング の象徴でもあり力の源でもある兜を剥ぎ取ると、真っ二つに引き裂いて破壊してしまった。その直後、凍てつく玉座の真上には異世界に通じる巨大なポータルが現れた。これが恐らく「シャドウランズ(Shadowlands)」と呼ばれる地なのであろう。

スポイラームービー

ちなみに バージョン 9 Shadowlands は、2020.05.04 現在ではまだ開発段階にあり、多くの情報はまだ伏せられている。2020年中にはリリース予定であるとブリザード社から発表されている。)

  • Nielas Aran

ニーラス・アラン  

メディブの父、ストームウィンドの相談役、優れた魔術師 。

エグウィンより息子メディブを預かるが、メディブが14歳の時に両親から引き継いだ強烈な魔力とそれを狙って体内に潜んでいたサーゲラスの精神の葛藤により強烈な魔力の放射が起きる。メディブは父を求め彷徨い、この魔力の放射を抑えるのにニーラスと100人の僧侶達が魔力を集結しなければならなかった。  

メディブは数年に渡る昏睡状態に陥り、ニーラスは事切れていた。


  • Aedelas Blackmoore

エイドリアス・ブラックムーア

ストームウインド王国の軍人。

スロールを剣奴そしてAlly Orc軍の礎として「養子」に迎えたが「殺戮」「服従」以外の感情を与えようとはしなかった。


ローデロン(Lorderon Kingdom)編集

(2020.05.02 追記:

アーサス メネシル

ローデロン王子。シルバーハンド騎士団(Knights of the Silver Hand) 名誉騎士。そしてアライアンス 第一師団(1st Legion) 団長という大役を背負った若き勇者。本来ならばローデロン王国を継ぐはずだった王族だったが、魔剣 フロストモーン(Frostmourn) を引き抜いて リッチキング(Lich King) と化してしまった彼は、皮肉にも人間だった頃に愛してやまなかった故国を滅ぼす直接的原因になってしまった。

不死者の軍団 スコージ(Scourge) の隆盛により故国ローデロンが危機に瀕した際、アーサス は ジェイナ(Jaina) や ウーサー(Uther) と共にこの危機の調査に乗り出した。疫病の原因が分からぬまま、村々が醜悪なアンデッドの巣窟と化していく様をまざまざと見せつけられた アーサス は、人々を救えなかったという悔恨の念を募らせていき、次第に心を病んでいってしまう。

疫病の原因は ネクロマンサー ケルスザード(Kel'Thuzad) が穀物に疫病を混ぜ込んで拡散した事だった。感染した穀物を摂取した人々は不死者に変えられ、感染者を拠点に被害地域や被害者が自動拡散していくため、バイオテロは最も効率的な攻撃方法の一つと言えた。アーサス は ケルスザード を仕留める事には成功したが、しかし疫病に感染した穀物は既に拡散されており、穀物を摂取していた ストラトホルム(Stratholm) の住人はもう手の施しようがなかった。

アーサスは ドレッドロード マルガニス(Mal'Ganis) に出会い、全ては マルガニス の計画の内であったと本人から聞かされた。数日後には町中が不死者で溢れ返ると宣告された アーサス は、罪なき人々が醜悪な悪魔の手先となって隣人や愛する家族を襲う悪夢を座視するか、それとも自らの手で彼らを殺める事で疫病の拡散を食い止めるかという究極の選択を迫られた。そして アーサス は ストラトホルム の住民にまだ人間の尊厳が残っているうちに葬ってやる事を決意。そして住民の虐殺が行われた。この事件に心を痛めた ジェイナ と ウーサー は アーサス のもとから離れてしまう。また、この事件がきっかけで アーサス は マルガニス 打倒に妄執する事となる。全ては マルガニス の策の内だった。

この後、アーサス は 第一師団 を率いて マルガニス の待つ北の大地 ノースレンド(Northrend) にまで海を渡って遠征した。ノースレンド に到着した アーサス は、偶然にもかつての師である ムラディン ブロンズビアード(Muradin Bronzebeard) に再会した。ムラディンは強力なルーンブレード フロストモーン を探しており、これを探し当てることが不死者の疫病の解決になると目算していた。アーサス は フロストモーン が マルガニス 捜索への手がかりになるだろうと考え、以後 ムラディン と行動を共にする。

しばらくの後、父 テレナス(Terenas) や ウーサー から帰還要請の報が舞い込んだ。アーサス の心理状態を慮った ウーサー の采配だったが、既に マルガニス の殺害しか眼中になかった アーサス は 第一師団 の撤退を非情な手段で阻止した。駐屯地から兵站を抱えて移動する足の鈍い 第一師団 に先回りして、現地住民の傭兵を雇った アーサス は、なんと第一師団 の船艇を焼き討ちにさせた。第一師団が到着するなり、アーサスは傭兵を裏切って濡れ衣を着せた。船艇の焼失に激昂した第一師団によって傭兵の旅団は攻撃され、即座に全滅した。アーサスは マルガニス を倒す以外に帰国する方法は無いと宣誓した。この時点で既にアーサスの心は救いようがないほど復讐心で淀んでいた。

この後、アーサス は ムラディン と共に氷の台座に安置された フロストモーン を発見する。ムラディン はすぐに フロストモーン が呪われている事を悟り アーサス に警告するが、アーサスは「故国を救う為ならば、いかな呪いであっても喜んでこの身に受けようぞ」と忠告を無視して剣を引き抜いてしまう。アーサス が引き抜いた途端に氷の台座は砕け散り、破片が ムラディン の頭を直撃した。アーサス は ムラディン が死んでしまったものと勘違いして、亡骸を放置してフロストモーンを持ち帰った。しかし ムラディン はアーサスが去った後で息を吹き返し、記憶障害を患いつつも祠を去った。

フロストモーン を手にした アーサス は マルガニス の居城を突き止め、念願の復讐を果たした。アーサス が フロストモーン を引き抜くところまでは マルガニス が描いたシナリオどおりであり、本来ならば フロストモーン を引き抜いた瞬間に アーサス は精神支配を受け マルガニス のしもべとなるはずだった。だが一つだけ誤算があった。フロストモーンにあらかじめ封じられていた「先代の」リッチキングである ネルズール(Ner'zhul) は、自らの肉体と魂を引き裂いてルーンブレードに幽閉した憎き悪魔に復讐する機会を窺っていたのだった。そしてアーサスがフロストモーンを引き抜いた時、ネルズールは魂だけの状態であるにもかかわらず、マルガニス 精神支配を跳ね除けて、アーサスがただの操り人形と化すのを阻止していた。慢心したマルガニスは自分の描いたシナリオの完遂に酔っている最中、自らの采配でアーサスの手中に収まったフロストモーンで体を貫かれ、その魂をフロストモーンに喰われて散った。

この劇的な勝利を手に、アーサスは英雄として祖国ローデロンに凱旋した。だが、父テレナスの前に跪き帰還報告をしたアーサスからは、並ならぬ邪悪なオーラが溢れ出た。アーサスの心は既にフロストモーンの闇に喰われていたのだった。アーサスはフロストモーンを召喚しその手に握ると、父テレナスの胸に刃を突き立てた。それは勝利の喚起に沸いた王国が絶望の底へと叩き落された瞬間でもあり、同時にメネシルの血が身内の謀反によって途絶えた瞬間でもあった。

こうしてローデロンは滅び、リッチキングの脅威が世界を席巻する事となる。)

ウーサー・ライトブリンガー

ローデロン1のパラディンにしてアーサスの養育係。

WoWの世界から5年前、Warcarft IIIにおいてLorderon王国(現Plaguelands)の城塞都市ストラトホルムの粛清の現場に立ち会うもののアーサスの暴挙(彼は彼なりにスコージ化しようとする民の「人としての尊厳」を守る為の行動であったが、説明足らずで周囲に誤解されるケースが多いのはWarcraft世界の常である)を止められず「貴様は私にとってすでに「坊や(聡明だった頃の王子そして仕えるべき主)」ではない」と言い捨て帰国してしまう。

その後Death Knightとなったアーサスと再会。せめて師である己の手で引導を渡そうと刃を交えるも、彼の鉄槌がアーサスの魂に届く事はなかった。

ティリオン・フォードリング卿 

Argent Crusadeを指揮するパラディン。

かつてはローデロンにおける シルバーハンド騎士団(Knights of Silver Hands) の発足メンバーの1人で、現在は リッチキング(Lich King) と スコージ(Scourge) に対抗するための複合組織である アージェント クルセイド(Argent Crusade) と The Ashen Verdict の最高司令官を務める。アージェント クルセイド の発足と彼の携える聖剣 アッシュブリンガー(Ashbringer) については デスナイト(Death Knight)(プレイヤー)の初期クエストラインで描写されている。

(2020.03.04 追記:

バージョン 3 WoLK 時代には、前述のとおり デスナイト のプレイヤーキャラを リッチキング の精神支配から解放して正気に戻す手伝いをしている。デスナイト のキャラクターは、このイベントの後でそれぞれの陣営の首都へと赴き、指導者に謁見して正式にアライアンスないしホードに加わる事となる。(この時には住民から罵声を浴びせられたり卵を投げつけられたりと酷い扱いを受けるが、リッチキングの尖兵として ローデロン の大地を荒らしまわった過去があるため無理もないと言える。)

その後長らく対スコージ戦役を指揮していた ティリオン は、アージェント クルセイド を率いてリッチキングの居城を攻める。そしてついに 凍てつく玉座(Frozen Throne) に君臨する「現リッチキング」であるアーサスと相対し、この戦闘で魔剣フロストモーンを破壊した。これによってフロストモーンに閉ざされていたアーサス自身の魂も、そしてアーサスの父テレナスの魂も自由になった。アーサスの長い長い十字軍は、ここでようやく終わりを迎えた。

スポイラームービー

アーサスはようやく永久の眠りについたが、しかしテレナスは去り際に一つ重大な「預言」を残していった。たとえフロストモーンが破壊されたとしても、リッチキングの兜が残っている限り、或いはたとえ兜という象徴が破壊出来たとしても、誰かがリッチキングの役目を背負わない限り、この世界の誰もが次の新たなるリッチキングになり得ると。力に溺れぬ強き心を持った者だけが、不死者の災厄を広めぬようにコントロール出来る。これを聞いた ティリオン は、一度は次のリッチキングになる事を決意する。しかし ラースゲートの戦い(Battle of Angrathar the Wrathgate) で戦死したと思われていた ボルヴァー(Bolvar) がティリオンを止める。フォーセイクンの 新たなバイオ兵器 と、アレクストラーザ(Alexstraza) の命の炎を同時に浴びた ボルヴァー は、アンデッドとはまた違った形の「死ねない体」になっていた。ボルヴァーは「自分こそが次のリッチキングに相応しい」とティリオンを説得し、リッチキングの兜を被り「三代目リッチキング」となった。

そして時が流れ、バージョン 7 リージョンのプロローグ。第三次リージョン侵攻の際に、ヴァリアンに少し先んずる形で悪魔の手にかかかって戦死している。)

Famous NPC編集

  • Old Man Heming

ヘミング老人

現在はBooty Bayに所属する、元 Grand fising trainer。

かつてはExpert Fishing - The Bass and You(Expert 教本)を販売していたが、Patch 3.1のシステム変更に伴い弟子のMyizz LuckycatchにTrainerの道を譲り釣り道具販売に専念している。

モデルは言わずと知れたアーネスト・ヘミングウェイ(The Bass and Youも「老人と海」のパロディである)。


Dwarf 編集

ドワーフ。ファンタジーでおなじみ、小柄で筋肉質、そして大の酒好き。
Ally陣営ではもっともHuman(=Stormwind王国)との絆が深く、武具の開発からグリフォンの提供まで協力を惜しまない。
Warcraftの世界ではEarthen(アーセン人・岩から生まれたもの)と呼ばれ、Bronze Beard・Wildhammer・Dark Ironの
三氏族が確認されている。

Bronzbeard Clan編集

ブロンズベアード族。
プレイヤーが操作できるドワーフは基本、Bronze Beard族に属するものとなる。
山岳地帯に住み、雪に溶け込む純白の肌とその名が示す通り赤銅色の毛髪と鼻毛…失礼、ヒゲがが特徴。

Ironforge入り口にある「両手にハンマーを掲げた巨大像」は、彼の生前の姿を都市の守護神として鋳造したものである。



  • IconSmall Magni Magni Bronzebeard - 現在Ironforgeを支配するBronzbeard Clanの王。
  • IconSmall Muradin Muradin Bronzebeard (Yorg Stormheartとしても知られる) - Magniの弟で、the Explorer's Leagueの創始者の一人。Frostborn(Frost Dwarf)の王。
  • IconSmall Brann Brann Bronzebeard - Magniの一番下の弟。冒険家。


  • IconSmall Dwarf Female Moira Bronzebeard - Ironforgeの姫。Dagran Thaurissanの子を宿したままDark Iron Clanに囚われている。


  • IconSmall Dwarf Male Thargas Anvilmar - Varian Wrynnと共に戦ったMagniの部下。(Graphic novelsにて登場)
  • IconSmall Dwarf Male Baelgun Flamebeard - Doorwardの監視人、 元Muradin遠征隊の副官。


Wildhammer Clan編集

ヒンターランド Hinterlandを主なテリトリーとする中立勢力。
グリフォンの扱いは三氏族中最も長けており、Warcraft IIIではAlly勢としては貴重な航空兵ユニットとして活躍していた。

現在ハイエルフ(WoWではブラッドエルフ)以外との交流は殆ど行っていないためRepを上げる事は出来ないが、
ヒンターランドの国境沿いにある山地を経由するルートをグリフォンで飛行すると見えるグリフォン飛行基地など
天空の覇者としての勢力に衰えを感じさせない。
  • Kurdran of Wildhammer 

ワイルドハマーのカードラン

Warcraft II拡張 Beyond the Darkportalよりヒーローユニットのひとつとして登場。

愛馬(グリフォン)Sky'reeを駆るその姿は空の支配者として今日まで讃えられている(例えばWoW公式サウンドトラック第一弾のアートカバーを飾っている)。


Dark Iron Clan編集

鉄(くろがね)色の肌に紅の頭髪がトレードマークの氏族。
ドワーフ族首長の座を争う「三鎚戦争」をおこしたものの、敗北。
時の指導者ThaurissanとMudgud夫妻はOld GodS 古き神の眷属Fire Elementalの長・ラグナロス Ragnaros召喚に
形勢逆転のチャンスを賭けたものの、ラグナロスの強大な力を制御できず逆にその隷属として支配されてしまう。

現在WoWの世界に存在するダークアイアン族の大半はスコージ同様の自我なきラグナロスの手駒として襲いかかってくるが、
(Brew Festに「サケヨコセ サケ ノマセロ」と乗り込んでくるのはドワーフの本能によるものか??)
自我を取り戻した「Thorium Brotherhood」たちは自立と共存の道を模索している。 

Dagran ThaurissanはWar of the Three Hammers時におけるSorcerer-thane Thaurissanとその妻Modgudの末裔で、現在のDark Iron Clanの支配者である。

とはいえ、全てのDark Iron Dwarvesと同じく、Fire Load Ragnarosの支配下に置かれている。Dagran Thaurissanは先祖が統治していた場所ではなく、Blackrock Mountainの深遠、主人であるRagnarosの支配域Molten Coreの入り口付近にてDark Iron Clanを統治している。


彼は魔力によりMagni Bronzbeardの娘、Moira Bronzbeardを誘惑し子を身篭らせた。いまだ生れぬその子供はBronzbeard ClanとDark Iron Clan 両クランの正当な後継者たる血筋となる。


Gnome 編集

ノーム。それは最後のストレンジャー。
ゴブリンとならびファンタジー世界・WoWの常識をことごとく覆す、脅威の種族である。

-首都奪還に伴いキャラクリエイト画面もGnomereganに変更される。
-またIronforgeと共有していたRep(尊敬度)も、ドワーフ・ノーム別々にあげなくてはならなくなった。

(公式設定翻訳中につき、少々お待ち下さい)
  • High Tinker Gelbin Mekkatorque

ゲルビン・メッカトルク 王様。"High Tinker"の称号が示すとおり卓越したエンジニアでもある。

Famous NPC編集

  • McGoyver

 マックガイバー

 ノースレンド・Valgarde の飛行艇dockで整備作業を行っている、<Pro>の称号を持つ漢。

 彼の手にかかればたとえそこらの石ころと棒切れからでもゴ○ゴ13を倒す秘密兵器を造り出せることだろう。

 元ネタはもちろんアメリカTVドラマ「冒険野郎マクガイバー」。最近Aチームに続いて映画化の話が出ているらしい。  


Night Elf 編集

  • Fandral Staghelm

ファンドラル・スタグヘルム

  • Mulfurion Stormrage

マルフュリオン・ストームレイジ

ナイトエルフたちの言葉で"Shan'do"(誉れ高き師)と尊称される。


  • Illidan Stormrage

イリダン・ストームレイジ

 魔法に魅了されてしまったナイトエルフの一人。推定二万歳。ドルイド・マスター マルフュリオン・ストームレイジは双子の兄。  インスタンスBlack Templeでメイーヴと冒険者達により倒された…筈である(同じインスタンスで死亡したケイルサス王子がSun Well Isleで復活?しているため)。


  • Tyrande Whisperwind

ティランデ・ウィスパーウィンド


  • Maiev Shadowsong(Warden)

メイーヴ・シャドウソング イリダンの牢の監視を受け持った若きワーデン。

第三次大戦の際、イリダンの力を必要としたティランデによりイリダンは脱走、 面目と部下を失ったメイーヴは復讐を誓い執拗にイリダンを追跡する。 ついにはアウトランドへ逃げ込んだイリダンを捕らえるが、遅れてアウトランドに到着したナーガとブラッドエルフによってイリダンを奪還され、自身も囚われの身となる(ドラエナイのAkamaが看守に付いていた)。


Draenei 編集

かつてはEredarという古代魔法種族であったが魔力に魅せられたものの中からバーニング・リージョンが生まれる事を
恐れ異次元を放浪する道を選んだ。一時はオーク達の故郷である異世界(現在のOutland)で共存していた事もある。

が、バーニング・リージョンの尖兵と化したオーク達の攻撃により異世界は崩壊、と同時に安易なDark Portalの
開放がOutland崩壊のみならずあらゆる次元世界・なにより同胞たちに変質と歪みが生じる現状を憂い、多元世界
Azerothへ片道切符でわたったもの…the Exiled Ones「失われた者たち」が現在我々の知る「ドラエナイ」である。

聖なるもの・光の象徴であり具現体でもあるNaaruを信奉する。
Dark Portalからもたらされた瘴気と魔力に汚染されたAzeroshの世界に耐性がないものの中には、姿形ばかりか
知性まで魔の闇に落ちる「先祖返り」が出てきている。
  • Akama

アカマ アウトランドに住むドラエネイのリーダー。種族の保護を条件にイリダンに付き従うが、自身を含め戦乱に種族を巻き込む彼の行動に絶望し冒険者達に語りかけてくる。かつてはドラエネイを束ねるものとしてふさわしい風貌を備えていたが妻はBurning Regionの尖兵として操られていたOrcに殺され、一族を守るための戦乱と狂気・魔力汚染に先祖返りを起こし妖怪のような姿に変わり果てた。

なお彼の過去と往年の姿は公式アップデートBlack Templeのトレーラーで確認できる。

 http://www.youtube.com/watch?v=WKFkUi7ceQM

( 2020.05.03 追記:

ウォーゲン (Worgen) 編集

( 種族のページを参照していただければより詳しく記してありますが、ウォーゲンは正確には「種族」ではありません。約9300年前の「サテュロスの戦い(War of the Satyr)」の際、ナイトエルフのドルイドの一派は 巨狼ゴルドリン(Goldrinn) の力を借りて パック フォーム(Pack form) に変身し、戦いで大きな戦果を挙げました。しかし パックフォーム に変身した者は正気を失ってしまうという非常に厄介な弱点が発覚したため、マルフュリオン(Malfurion) は後にパックフォームの使用を禁じました。ある者はマルフュリオンの布告に従って エメラルド ドリーム(Emerald Dream) で長い眠りにつきました。しかしある者はマルフュリオンの布告に逆らってパックフォームを密かに継承し続けました。大鎌のドルイド(Druids of Scythe) がその一派です。大鎌のドルイドたちは ヴァルシャラ(Val'sharah) のあちこちで見かける事ができ、エルーンの大鎌(Scythe of Erune) の力で変身を解除させ正気に戻す事ができます。

この項では上記の 大鎌のドルイドたちではなく、ギルニーアス(Gilneas) のウォーゲンたちの事を記します。プレイアブルキャラクターのウォーゲンもギルニーアス出身で、種族固有のイントロクエストではギルニーアスで起きたウォーゲンの呪いの大流行と故国喪失を経験できます。ギルニーアスの民は元々ヒューマンであり、呪いによって人狼の姿になりました。国王の ゲン を含む大多数のギルニーアスの民は呪いに感染しましたが、少数ですが呪いに感染しなかった者もいます。本稿ではあくまでも「ギルニーアス国民」というくくりでまとめるため、呪いに感染せず人狼にはならなかったギルニーアスの民についても触れます。)

ゲン・グレイメイン

ギルニーアス(Gilneas) の王。ウォーゲンの指導者。リアム王子(Liam) と テス(Tess) の父親。故国ギルニーアスが喪われてからはアライアンス陣営に加わり、バージョン 7 Legion 時代までは ヴァリアン・リン と共闘し数々の苦難を潜り抜けた。ヴァリアン 亡き後は息子の アンドゥイン のアドバイザーとなり、アンドゥイン が苦手とする部分を補う役目を果たしている。バージョン 8 BfA では 第七師団(7th Legion) と行動を共にし、クル ティラス(Kul Tiras) の ボラルス(Boralus) に駐留している。前線で対ホード戦役の指揮を執っており、その勇猛さはアライアンスを奮い立たせる強力な旗印となっている。半面、おそらくホードからは相当な恨みを買っている人物でもあるだろう。

ギルニーアス陥落ならびに リアム の戦死が理由で、ゲン はホード、特に シルヴァナス に対して並ならぬ怨恨を持っている。彼の恨みは時として要らぬ戦の火種を産むため、敵陣営であるホードは無論だが、アライアンス内部からも彼の暴走を危険視する声も上がっている。

バージョン 7 Legion 時代、ヴァリアンの没後間もなくは、父の死を受け入れられなかったアンドゥインをゲンがサポートする姿がしばしば見受けられた。しかしアンドゥインが真の王位継承を果たしてからは立場が逆転し、バージョン 8 BfA 時代では頭に血が上りやすいゲンの手綱をアンドゥインが握る事が多くなった。良くも悪くも直情的な性格をしている上に行動力もあるため、思い立ってから感情に任せて後先考えずに即座に実行してしまう事もしばしば。そんな自分の欠点を最近では素直に認めたのか、バージョン 7 時代ではアンドゥインを若造扱いしていた態度が打って変わって バージョン 8 ではアンドゥインを「我が主 (My Lord)」と呼び、アンドゥインの命令に良く従っている。

ちなみに、バージョン 8 では狼化の呪いについて比較的肯定的に受け止めている様子である。「我らの呪いは同時に素晴らしい天からの贈り物だ(Our curse is also our greatest gift)」という発言を聞く事ができる。一方、娘のテスが「大多数のギルニーアス国民が狼化しているにもかかわらず、自分だけ人間のままでは指導者として不適格だと思うから、自分もウォーゲンにして欲しい」と頼むと、ゲンは激怒してテスの嘆願を一蹴している。どうやら「ギルニーアス国王のゲン」と「テスの父親のゲン」との間には、何らかの葛藤があるようである。

バージョン4 Cataclysm 時代、またそれに先んじる第二次大戦後、国土と国民を守るために ゲンは王国の北部に「グレイメイン ウォール(Graymane Wall)」と呼ばれる巨大な壁を建造し、鎖国体制を敷いた。第二次大戦では、ギルニーアスのすぐ北東に位置するローデロン(Lordaeron) と、さらにその北東に位置する クエルサラス(Quel'Thalas) が主戦場になった。不安定な世界情勢を慮った ゲン は、鎖国こそが国民と国土を守る最良の手であると判断した。ギルニーアスは半島の南端に位置しており、北部さえ塞いでしまえば陸からの脅威ほぼ凌ぐことが出来ると ゲン は考えた。(現実世界で例えるなら、これは某半島の38度線に近い。北の大国が戦火に見舞われ、隣国とも緊張状態が続いているとあっては、国交を途絶して国防に努めるという判断もやむなしとも言える。)

この直後、不死者の軍団 スコージ(Scourge) の隆盛があり、世界情勢は混乱を極めた。ローデロン は王子アーサス 自身の手によって陥落。クエルサラス も国土の大半を失い、もとは ブラッドエルフ のレンジャー部隊将校だった シルヴァナス も リッチキング の凶刃に倒れアンデッドと化した。

リッチキング の脅威が大陸北部の全土を脅かしている頃、グレイメイン ウォール は防衛線として非常に良く機能した。しかし国土の一部を壁の外に放置し、壁の内側しか防衛しなかった ゲン に対して ダリアス クロウリー(Darius Crowley) は反感を露わにした。しかも ゲン は 大魔導士アルガル(Archmage Arugal) に命じて エメラルド ドリーム(Emerald Dream) から ウォーゲン を召喚し野に放った。これは対スコージ戦でかなりの戦果を挙げたが、壁の外に放置された住民は スコージ と ウォーゲン の両方の餌食になった。この状況を見かねた ダリアス は武装蜂起し、「ノースゲートの反乱(Northgate Rebellion)」と呼ばれる謀反を起こした。ダリアスはこの結果投獄され内乱は終結したが、国内の混乱はシルヴァナスに付け入るスキを与えてしまった。また、壁の外に野放しになっていたウォーゲンが周囲のスコージ勢力を粗方撃退すると、今度は壁の内側へと侵入して「飼い主」であるはずのギルニーアスの民を攻撃し始めた。国土の北端を巨大な壁に遮られ、南は玄海に隣したギルニーアスに逃げ場は無かった。孤立したギルニーアスの民は次々にウォーゲンの餌食になっていった。ゲンの政策はこの時点で完全に裏目に出ていた。

未曽有の国難に直面した ゲン は、かつての敵であった ダリアス を釈放。共通の敵に対抗するため共闘を誓う。市内に侵入したウォーゲンは瞬く間に呪いを拡散し、噛み付かれたものが狼化して住民を襲ってはさらに感染が拡大するというスコージさながらのパンデミックを引き起こした。(ウォーゲンのプレイヤーキャラはこの時点からスタートし、国内の騒乱を経験できる。)

戦いの最中、ウォーゲンのプレイヤーキャラは噛み付かれて狼化。ダリアスも同じく呪いに感染する。そして事の発端であるゲン自身も、恐らくこの頃に呪いに感染している。幸いにも、国家錬金術師の クレナン アラナス(Krennan Aranas) の助力により、狼化した後でも自我を取り戻す薬品が開発され普及する。結果、ウォーゲンの呪いの感染拡大には歯止めがかかった。しかし一つの国難が去ったと同時に フォーセイクン(Forsaken) の侵略が始まり、ギルニーアスの民は新たな脅威に立ち向かわなければならなくなった。

ウォーゲンの感染が広がった際も、フォーセイクンの侵略が始まった際も、リアム は常に自ら前線に立って人々を奮い立たせ、故国のために奮闘した。だが敵の総大将 シルヴァナス と ゲン が死闘を繰り広げた再、リアム は父をかばってシルヴァナスの矢を胸に受けて戦死。これ以降 ゲン は シルヴァナス 打倒に並ならぬ執着を見せるようになる。

紆余曲折があってナイトエルフからの助力を得たギルニーアスの民は、故国の地を後にしてナイトエルフの住まう ダーナサス(Darnasus) に疎開する事となった。新天地の指導者 マルフュリオン と ティランダ(Tyrande) に対し、ゲン は国を代表して謝辞を述べた。

以後、国としては半ば以上崩壊してしまったギルニーアスは、アライアンス陣営に吸収合併される事となった。不死者の呪いに対抗するために野に放たれた狼化の呪いは、かつてはギルニーアス自身に牙を剥いた。しかし、今やウォーゲンはアライアンスでも屈指の戦闘力を誇る報国の牙となった。

そして幾許か時が経ち、バージョン 7 Legion 時代。惑星アゼロスが第三次リージョン侵攻に見舞われた際に、ゲン は ジェイナ や ヴァリアン と共闘している。敵の総大将を目前にして撤退するという苦渋の選択を強いられた ヴァリアン から遺志を手渡され、ゲン は飛行戦艦の甲板上から ヴァリアン の最期を見届けた。

ブロークンショア(Broken Shore) から帰還してすぐ、ゲンはアンドゥインに父の訃報を伝え、今後の対策会議を始めた。しかし、この頃 アンドゥイン は父の死がまだ受け入れられておらず、指導者としても未熟だったため、ゲン は早々に愛想を尽かした。故国を奪われ、息子を目の前で殺され、挙句一番の戦友すらも シルヴァナス の裏切りで失い、それでもなお ホード と共闘すると宣う アンドゥイン に ゲン はどうしても承服できなかった。ストームウィンド城を後にした ゲン は飛行戦艦 スカイファイア(Skyfire) に最新鋭の機銃を搭載し、アンドゥインの共闘路線維持という決断を完全無視して ストームヘイム(Stormheim) に展開中の シルヴァナス の部隊を急襲した。フォーセイクン海軍との戦端が開かれ、アライアンス対ホードという幾度も繰り返されてきた血で血を洗う終わりなき戦いがストームヘイムの地でも再び始まった。

この戦闘でスカイファイアは墜落し、ゲンは負傷した。フォーセイクン海軍にもかなりの被害が出たが、シルヴァナスは目的を果たす為に既に艦艇を後にしていた。アライアンス側のプレイヤーはシルヴァナスの足跡を辿るようにストームヘイムを冒険する事となり、文字通り地獄の果てまで行って帰ってくるという修羅場をくぐる。そして シルヴァナス が ヴァルキール(Val'kyr) を隷属させ究極の不死性を手に入れようとしている事を突き止めると、ゲン は単身で シルヴァナス を急襲し、彼女の計画を潰した。

スポイラームービー

この事が直接的原因となったわけではないだろうが、シルヴァナスが ウォー オブ ザ ソーン(War of the Thorn) に踏み切る動機の一因となった可能性は十二分にある。

この後の出来事については ジェイナ や アンドゥイン の項を参照していただきたい。バージョン 8 では基本的に ジェイナ か アンドゥイン のどちらかに同行しており、二人を補佐する役回りをしている。バトル フォー ローデロン では アンドゥイン に従って前線で戦い、後のタランジ王女とズールの脱獄騒動の際にはストームウィンド城下町の捜索に自ら出向いている。(ホード側のプレイヤーキャラにとっては一撃殴られるだけで即死する悪夢として登場する)脱獄騒動の後には ジェイナ や 第七師団 に同行して クル ティラス に駐留している。ボラルスの責任者であり老練の兵である サイラス とは話が合うようである。プリシラの裏切りにあったキャスリンを慰めて助言も与えており、バージョン 8 では主役とまではいかないが重要な役どころを担っている。

ナサノス(Nathanoth) を追跡して クイーン アジャーラ(Queen Azshara) の罠にはまり、ナージャター(Nazjatar) に迷い込んでしまった際には、ローセマー(Lor'themar) と共闘してナーガの軍勢を掃討するのに協力した。しかし基本的にホードと共闘する事には非常に難色を示しており、ヴァリアンの時のように背中を預ければまた後ろから刺されるのではないかと常に警戒している。

シルヴァナスがオーグリマーに籠城した際には、精鋭を引き連れて西門からの突入に備えていた。しかしヴァロックの死とシルヴァナス逃亡の報を聞くと、復讐のチャンスを逸した事を悟って撤収した。

最新版 8.3 では引き続きボラルスに駐留しているようで、ン=ゾス の侵略に乗じて不穏分子が跋扈しないように目を光らせている。

ダリアス クロウリー

ゲン の戦友であり、かつての宿敵。ローナ(Lorna) の父。元々貴族の生まれであったが、彼の領土と領民は「グレイメイン ウォール(Graymane Wall)」の外側に放置され、ギルニーアスの国政からの支援を満足に受けられなかった。そんな ゲン の不平等な政策に異を唱えたダリアスは、「ノースゲートの反乱(Northgate Rebellion)」を引き起こして投獄された。しかし ギルニーアス がウォーゲンの呪いに見舞われてからは釈放され、ゲンと共闘し国難に立ち向かった。

彼自身は貴族という生い立ちに見合わぬ叩き上げの戦士で、城に籠もって政務ばかりしている役人とは明らかに一線を画した性格をしている。立場の上下をまるで気にせず歯に衣着せぬ皮肉の聞いた物言いを平気でする不遜な態度や、粗暴さばかりが目立つ外見のせいで、初対面の相手には無法者や無頼漢という印象をまず与える事だろう。しかし実際には領民の為に自ら前線で血を流す事を厭わない熱血漢であり、軽薄な言動とは裏腹に慈悲深く、頼りがいのある男である。ノースゲートの反乱の際にも、またギルニーアスがウォーゲンの災厄に見舞われた際にも、民の為に常に最前線で戦った真の英雄とも言うべき戦士。しかし彼の功績はあまり表舞台では語られておらず、ゲンの陰に隠れる形になってしまっている。

ウォーゲンのキャラクターはキャラメイク直後からしばらくすると、ダリアスと関わる機会が多くなる。種族固有のイントロクエストの序盤に、釈放されたダリアスを迎えに行くクエストがあり、ダリアスを救出後は ライツ ドーン カテドラル(Ligth's Dawn Cathedral) まで彼と行動を共にする。しかし寺院に籠城した ダリアス と プレイヤーキャラ は、ウォーゲンの圧倒的な数に押されて自身も狼化の呪いにかかってしまう。

狼化してしばらくした後、ダリアス は ベリスラ(Belysra) の協力で自我を取り戻した…らしい。(このエピソードはWoWのゲーム内ではおそらく語られていない。寺院のクエストの後しばらくしてから、自我を取り戻した状態でプレイヤーキャラのもとに再び姿をあらわす。)

フォーセイクン に占領された ギルニーアス シティ を取り戻す戦いの際には、私兵を率いて参戦した。しかしリアムを守る事は叶わず、リアムの葬儀では弔辞を述べている。

その後 ギルニーアス シティ が陥落し、ギルニーアスの民が ダーナサス に疎開してからは、しばらくは会う機会がない。

バージョン 7 Legion では、ウォリア クラス のプレイヤーキャラの隣で一緒に戦ってくれる…らしい。

バージョン 8 BfA では、シルヴァナスの反乱の際にオーグリマーの西門で ゲン の隣に控える ダリアス の姿を見られる。

ウォーゲン以外の種族では彼の活躍をほぼ見る事がないため、あまり名の知れたキャラクターではない。しかし民の為に数々の戦場を駆け抜けてきた彼は、紛れもなくギルニーアスの英雄である。

Horde 編集

Orc 編集

一般的なファンタジー世界の設定とは異なり、Warcraftにおけるオークは、名誉と勇気を重んじる種族として描かれている。
もとは現在のOutland・Draenorという異次元の世界で高度なシャーマニック文明を築いていたが、ピットロード
Mannorathマノラスによってbloodlust…渇血の呪いに囚われたBurning Legionの一部隊「Horde」として
Azerothの地に送り込まれた(この時Outlandにて共存していたDraeneiの大半がOrcに殺害されている)。


英雄Durotan デュロタンの息子・Thrall スロールの指揮の下、あらたに結成されたのが現在われわれがWoWの世界で知るところの
Horde勢であり、自らの未来そして誇り取り戻す戦いを行っている。

Frostwolf Clan編集

WoWの世界でプレイヤーが操作することになるOrcの大半はこの氏族である。
Outland時代からオークを統率しバーニング・リージョンへの従属にもあらがったが
(Frostwolfは唯一Bloodlustの呪いをはねのけた一族である)
アゼロスの世界に転送された揚げ句、時の長・デュロタンはハーフ・オークのガロナ Garonaに暗殺されてしまう。

からくもガロナの魔の手から逃れた息子は剣奴として、またAlly陣営にコントロールされたOrc軍団の統率者として
Stormwind王国の将軍に売られたが、心ある人間の乳母夫妻によって我が子同然の教育と愛情を受け成長する。
やがて人間世界の知識とオークとしての誇りを胸に戦う決意を秘め、彼・スロールは新生Hordeへと帰還した…


  • Thrall

スロール

Orcの、そしてHolde陣営そのもののウォーチーフ。シャーマンかつ勇猛な戦士でもある。

人間としての教育も受けている為、ジェイナと共にHolde・Allyの共存と繁栄の未来を望んでいたが、WoWの世界では各勢力の暗躍と内部の頭痛の種に終始頭を悩ませている。

拡張第3弾では、デスウィングの復活で崩壊したアゼロス世界を見極め、生きとし生けるものすべての一致団結を唱えんがためガロッシュにウォーチーフの座を任せ「コーディネーター」として前線へと旅立つのだが…。


  • Orgrim Doomhammer

オーグリム・ドゥームハンマー

先代ウォーチーフ。現在スロールがまとっている漆黒塗りの甲冑は彼の遺品である。

成長したスロールの力量を見極めんがため、身分を隠して彼に近づき決闘を行い、その実力を認めると自らの後継者として副官に迎える。

第二次戦争において戦死。Orcの首都Orgrimmerはもちろん彼の名から取ったものである。


  • Durotan

デュロタン。スロールの父であり、異世界OutlandにおけるOrcの長であった。

Warcraftの時代、現在のOutlandにおいてバーニング・リージョンとの第二次戦争を指揮していたが、その統率力を恐れた敵の刺客に妻ともども殺害された。


  • Koiter

コイター。 

The Barrens/North Barrens のShrine of the Fallen Warrior山頂でスピリットヒーラーに守られながら眠るオーク 。

実はWoWコンセプトアート・グラフィックデザイン専門チーム「Sons of the Storm」初期メンバーのひとりMichel Koiter(享年19歳)を偲んで彼の双子の弟René Koiter(2010年現在「Sons of the Storm」リーダー)が「建てた」墓標である。

http://www.sonsofthestorm.com/images/photos/GroupSOTS_Thumb.jpg

(外部リンク・左から三人目がRené Koiter氏)

余談ではあるが、Koiter兄弟はStarcraftシリーズにも関わっていたため、Starcraft IIでもとある亡き骸のドッグタグに「M.KOITER」の名が刻まれている。


Warsong Clan編集

グロム・ヘルスクリーム 

Grom Hellscreamを長とする、好戦的な氏族。
Warcraft IIIの最終決戦キャンペーンムービーでKodoの背に乗り戦意高揚の太鼓を叩いているように、
戦場においてもっとも勇猛かつ誇り高い一族である。
  • Grom Hellscream

グロム・ヘルスクリーム。脳筋。Orcの中でも勇猛な(一方でBurning Regionの血の呪い…bloodlustから逃れられない)Hellscream族の長。Warcraft IIIではThrallとともにEastern Kingdomsからのエクソダスを成功させるが、戦いを好む根っからの気性とbloodlustの狭間で苦しむ。

狂気に駆られつつもピットロード・マノロス Mannorothと刺し違え、bloodlustからOrcを解放する「英雄」となった。

正気を取り戻した彼が最後にThrallへ託したものは部族の存続とHordeとしての誇りを胸に散った父から息子への遺言であったが…。

年に一度、シーズンクエストHervest FestをHorde側で受注し彼の墓標を訪ねると、わずかながらその魂に触れる事が出来る。


  • Garrosh Hellscream

ガロッシュ・ヘルスクリーム。

グロムなきあとHellsrceamの長としてスロールに仕えるが、内心ではAllianceとの融和とHordeの平和的発展を望むThrallの方針を軽蔑し不満を募らせていた。

拡張第3弾では新たな脅威に挑むThrallの代役としてHordeのWarchiefを任されるが、若さゆえの軽率さと暴走からHordeの均衡を崩す事になる(再設計されたオーグリマーの構造にも彼の攻撃的性格が現れている)。


  • Dranosh Saurfang, Saurfang the Younger

ドラノシュ・サウルファング 

インスタンス「怒りの門(Wrath Gate)の戦い」に登場するHorde軍の若き指揮官。父であるヴァロク・サウルファングがHorde軍の重要人物であるため「若きサウルファング」と呼ばれる。

Bolvar公爵率いるAllianceの援軍に雄々しく登場し漢を上げたたものの、リッチキングの長話を遮って突貫。一撃で倒されたその魂はあえなくリッチキングの糧となってしまい、Death KnightとしてIcecrown Citadelに再登場する事となる。


Bleeding Hollow Clan編集

OutlandでFel Orcと名乗る氏族。

Dragonmaw Clan編集

Warcraft IIにおいてドラゴンを駆り、Horde陣の航空兵ユニットとして活躍していた氏族。
しかしそのドラゴンは女王竜・アレクストラスザを捕らえその子を使役したものだったことが判明。
非倫理的な行動としてHorde陣営から除名された。

Twilight Hammer Clan編集

WoWではOld Godsを信奉する終末教団Twilight Cultを組織する氏族。
ネルズールの弟子であったウォーロック・グルダン指揮の下、チョガール Cho'gallに率いられ
活躍していたがサーゲラスの墓所攻防戦で絶滅した…はずだった。

なお、Cataclysmでは復活したDeathwing配下として(傀儡としてではなく)自らの意志で暗躍する事が予告されている。


Blackrock Clan編集

ブラックロック氏族。自我を取り戻して尚、バーニングレジオンへの忠誠心を保持している。
ゆえにAlly勢力だけでなくスロール率いる新生Hordeとも激しく敵対している。
  • Garona Halforcen (Half Orc/Draenei)

ガロナ・ハーフオークン

その名の通り、Outlandでオークとドラエナイの間に生まれたハーフ・オーク。

Wacraft の時代からフリーの暗殺者として暗躍しており、Ally・Horde問わずあまたの権力者を手にかけ世界を混乱に陥れている。 その行動原理が彼女の出自によるものか、自由意志かはまったく不明。

コミック版では剣奴時代のヴァリアン・リンとも接触している。

近年その生死は謎とされていたが、拡張第三弾にて表舞台への復活が発表された。


Tauren 編集

Bloodhoof Tribe編集

Thunder Bluff編集

ブラッドフーフ族 毛並みはホルスタイン種からジャージー種まで様々。茶または青い眼を持つ。

Warcraft IIIより登場。ケウンタウル族との抗争に全滅寸前だったところをスロールの助太刀で救われた恩に報いんが為Hordeに参加。
World of WarcraftではMulgoreに天然の砦Thunder Bluffを構える。

Horde陣営のなかで唯一のカリムドール先住民族であり、最も穏健的な部族(そのかわり、怒らせるとHordeいち怖い)。
大地の象徴Earth Motherと生命の象徴であるKodo、そして赤いカラーリングのトーテムを信奉する。
  • Cairne Bloodhoof

ケアン・ブラッドフーフ

Warcraft IIIより登場。初代Thunder Bluff酋長。

クイルボア族・ケンタウロス族相手に劣勢を強いられていたThe Barrensへ助太刀に現れたスロールに感銘を受け、Hordeとして共にカリムドールの地を守ることを誓う。一時は現役を退いていたが息子Baineが一人前になるまではとWorld of Warcraftサービス開始時より酋長の座に復帰。

自然と大地とKodo、なにより平和を愛するHorde勢いちの穏健派。拡張第三弾Cataclysmでは、ThrallにかわりWarchiefとなって早々Vol'jinと仲違いを起こした問題児・Garrosh Hellscreamの未熟さを戒める目的で決闘を申し込むのだが…。


  • Baine Bloodhoof

ベイン・ブラッドフーフ 

Tauren初期エリアのBloodhoof Villageの長(当時Lv.10)→二代目Thunder Bluff酋長。

Warcraft IIIより登場、偉大なる父ケアンと共にトーテムを振り回していた。Bloodhoof Villageでは直槍を得物としている。

拡張第三弾Cataclysmにて父ケアンの死とグリムトーテム族のThunder Bluff襲撃という試練を乗り越えThunder Bluff二代目酋長となった(得物は八枚刃の片手斧)。

父親と同じ穏健派であるが、後見人となったガロッシュ・ヘルスクリームによるBloodhoof族のHorde軍強制招集に逆らうことが出来ず苦悩している。


  • Hamuul Runetotem

ハムール・ルーントーテム 

TaurenのDruidを統率するドルイド・マスター。

Night Elf側のドルイド・マスター Malfurion マルフュリオン・ストームレイジとは盟友。

独自のシャーマニズムを形成した事で絶えたTaurenのドルイド文化を蘇らせ、ドルイドの聖地・Cenarion CircleにTaurenとNight Elfの共存を実現させた人物でもある。

弟のTonga Runetotemもドルイドであり、今日までThe CrossroadでThe Barrensのオアシスが持つ力からThe Barrens,そしてカリムドールという大地そのものの再生力を研究している。

古来TaurenとNight Elfは共通の神話を持ち自然を愛する種族であったが、有限の生命を象徴する大地母神Earth Mother
不老不死の源である永遠の泉(各地に点在する鳥居を模した小さな泉)の象徴・女神エルーンという信奉の対象と
価値観(生命の有限・無限/魔力の否定・肯定)の相違から現在の敵対関係となってしまった。


Camp Narache編集

  • Chief Hawkwind

チーフ・ホークウインド

Tauren初期クエストの拠点となるCamp Naracheのリーダー。

冒険に旅立つ年齢となったトーレン(=プレイヤー)に最初の試練となるquilboar クイルボア族との戦いを命じる。

WoLKまでのTauren初期エリアで最初にクエストを提供するGrull Hawkwind(Lv.4)父親であるが、実はまだまだ若輩の身(Lv.36)であり、井戸へ水くみに出たまま戻ってこない母親の捜索を依頼するマザコンの気も。

クイルボア族長Squealer Thornmantleのキャンプ襲撃計画を冒険者から得た事で、対策をとると発言していたのだが…

Cataclysmで追加されるクエストでは、嘆き悲しむ村の仲間の前で気丈に振る舞う。


  • Unaya Hawkwind

ユナヤ・ホークウインド 

チーフ・ホークウインドの母親。

Camp Narache近くの井戸へ単身水くみに向かったまま戻ってこない、と心配する息子Cheafの依頼で探す事になる。

迎え役となったプレイヤーに「こんなおばあちゃんの心配をしてくれるの?」とジョークをとばしがら、汲んだ水をキャンプに届けるよう依頼する。年寄りの好意を得たければ、誠意を持って振る舞うことよと微笑みながら。

Cataclysmの混乱に乗じたクイルボア族の襲撃に巻き込まれる。魂は息子チーフの導きによりEarth Motherの元へと還っていった。

Camp Narache関係のNPCはAntur Fallow(Camp NaracheからBloodhoof Villageに続く峠でプレイヤーに毛皮の配達クエストA Task Unfinishedを依頼する女性トーレン)も他界している。


Bloodhoof Village編集

  • Ahab Wheathoof

エイハブ・ウィートフーフ

Bloodhoof Village近くの吊り橋で迷い犬(Kyle)の捜索を依頼する、デニムの繋ぎに麦わら帽子がトレードマークのトーレン。

悪性脳腫瘍を患っていたEzra Chatterton少年(当時十歳)の「WoWのGMになり、自分の考えたクエストを皆に遊んでほしい」という夢を叶えるべく、NPO団体 Make a wishの依頼で実現したWoW開発チームとの交流から生まれた(2007年初夏、恒久クエストとして実装)。ちなみにエイハブのたどたどしい声はEzra少年本人の吹き込みである。

関係者の祈りもむなしく、2008年他界。Ezra少年の夢を宿したエイハブは、今日もBloodhoof Villageの吊り橋であなたとの出会いを待ち望んでいる。

関連記事→http://gs.inside-games.jp/news/123/12398.html


  • Skorn Whitecloud

スコーン・ホワイトクラウド

Bloodhoof Villageの宿屋入り口に立つ、総白毛に黒角のトーレン。

現役時代にはモルゴルに名を轟かせたハンターであり、純白のWorg(本来はEastern Kingdomeに生息する狼)のGhost Howlと出会うまでは負け知らずであった。

バーニング・リージョンとの戦いの最中スコーンとGhost Howlは再会を果たすが、霊体であるGhost Howlの魂そのものにデーモンの爪がつけた傷は深く、災禍が過ぎた後も苦しみのたうつ彼にスコーンは情けの一撃を放つことが出来なかった…。

Thunder Bluff近辺を今もさまようレア・モンスターGhost Howlにまつわるクエスト・The Hunter's Wayが発生したら、是非彼に報告しよう。

※Cataclysm以降は現役復帰を果たし、Bloodhoof VillageからCamp Sungrazeへと移動している。


Notable NPC編集

  • Gamon

ガモン Orgrimmarの宿屋にいる飲んだくれ。Quest Mobである都合上攻撃可能になっており、そのせいで暇なプレイヤーから面白半分に殺されまくっていた。しかし拡張第4弾では何故かレベル85のElite NPCになり、うかつに攻撃できなくなってしまった。


Grimtotem Tribe編集

グリムトーテム族 和牛のような黒毛にルビーの瞳をもつ者が多い。

ブラッドフーフ族とは反対の青いトーテムを信奉する(よく見ると耳の部分も逆向きについている)。
Taurenのなかでもカリムドールに対する郷土愛が飛び抜けて高く、加えて武闘・急進派。
ケンタウロス族との戦いに介入した「よそもの」であるHorde・とくにOrcへの心証は悪く、ケアンのHorde陣営参加は
今も「同族への裏切り行為」と感じているようだ。

Stonetalon Mountain他で青いトーテムを掲げた集落は十中八九彼らのテリトリーであり、Ally・Horde問わず
カリムドールの大地に踏み入った「よそ者」や「裏切り者」に襲いかかってくる。

近年配信されたクエストの内容から、Forsaken急進派との関係が疑われている。
(Undercity Magic Gate地下のゴーレム実験へのグリムトーテム族の関与が確認できる)
  • Magatha Grimtotem

マガサ・グリムトーテム 

Taurenの首都Thunder Bluffの一区画・Elder RiseにてShamanの術を伝える女性Tauren。

上記の経緯を持つGrimtotem族の出身(同じグリムトーテム族の若い兄弟2人を護衛に従えている)だが、ShamanとしてあるいはThunder Bluffにおける己の役割は理解しており、わかい冒険者達に試練や助言を与えている。

ForsakenがHorde陣営と合流するきっかけを与えたのは誰あろう彼女。その外交力や協調性からCaineの信頼も厚く、最近は彼の主治医役としても重用されていたが…。

CataclysmではCaine Bloodhoofをガロッシュとの決闘に見せかける形で謀殺、のちScorgeに属するTwilight's Hammer clan(Warcraft II時代から存在するGul'dan一派のひとつ)の一員としてThousand Needleに潜伏している。


Troll 編集

Darkspear Trolls編集

ダークスピア族 Warcraft IIIより登場。
強い排他主義と狡猾さをもつ他のトロール族と異なり、高い協調性と洞察力を持つ。
カリムドールへの逃避行中嵐に見舞われたスロール達が漂着したStranglethorn Valeの先住民。

Sea Witchとmurloc連合軍との抗争で滅亡寸前だった彼らに助太刀を申し出たスロールの漢気に
惚れ込んだ酋長・Sen'jinは共にStranglethorn Vale最終決戦へと赴くが捕らえられ儀式の贄にされてしまう。
死期を悟ったSen'jinは息子Vol'jinへの伝言と部族の行く末、そしてHordeへの永遠の忠誠をスロールに託し息を引き取った。

以後ダークスピア族はHordeと運命共同体となり、現在はSen'jinの息子Vol'jinが部族の長そしてスロールの相談役として
オーグリマーに赴くと同時に父の名を戴いたSen'jin Villageをベースキャンプとしている(冒険の始まりもValley of Trials)。

第三弾拡張Cataclysmでは、スロールの後任となったガロッシュ・ヘルスクリームと袂を分かったVol'jin指揮の下
Echo Islesを奪還し首都「Darkspear Isle」に改める事が予告されている。

-キャラクリエイト画面はDarkspear Isleの広場に変更される。
-またオーグリマーと共有していたRep(尊敬度)も、オーク・トロルと別々にあげなくてはならなくなった。
  • Sen'jin

セン・ジン 故人。ダークスピア族先代酋長、詳しくは上記部族概要を参照。

一族からの敬意は他界後も篤く、イースタンコートの岸辺に設けた集落は彼の名を取りSen'jin Villageと名付けられた。


  • Vol'jin

ヴォル・ジン 現ダークスピア族長。普段はHorde陣営の都・オーグリマーにてスロールの相談役を勤めている。

父同様スロールそしてHorde陣営に血の忠誠を誓っているがスロールの後任となるヘルスクリーム族長・ガロッシュとはソリが合わない。


第三弾拡張Cataclysmではガロッシュとの関係が修復困難な事態にまで陥り、スロールと交わした「血の忠誠」を守るべくHorde陣営にはとどまるものの、Orcの首都でもあるオーグリマーからは去ってしまう。


Undead(Forsaken) 編集

Scorgeとなったアンデッドの中で、自我を取り戻したアンデッド達がシルヴァナス・ウインドランナーのもと
組織化したのがForsaken…生の輪廻から「見捨てられたものたち」である。

Horde陣営に属したのはあくまで種の存続の為であり、時にはスロールの意志・そして倫理に背くことも厭わない。
彼らにとってのリーダーは「見捨てられた者たち」を導く女王シルヴァナスただ1人であり、全ての行動はシルヴァ
ナスに捧げる勝利と栄光のため。

「既に死んでいる」ため子孫を残す事が出来ず、リッチキングなきあとの世界で勢力を維持する次世代の創造が
急務とされている。

Undercityガード等として運用されていた合成人間(フランケンシュタインのような継ぎはぎゴーレム)を第一
段階として「次のForsaken」をシルヴァナス勅命のもと生み出そうとしており、その非人道(倫理)的行為は
Hordeの結束を乱しつつある。
  • Sylvanas Windrunner

シルヴァナス・ウインドランナー もともとはハイエルフで、シルバームーン(Silvermoon)のレンジャー部隊の将校でした。 3次大戦の折デスナイト・アーサス(Arthas)率いるアンデッド部隊の侵攻を受け、 彼女も防衛に努めますがシルバームーンは陥落、~彼女自身も瀕死の重傷を負います。 アーサスは彼女に止めを刺さずに彼女に呪いをかけて彼女はバンシーへと変貌を遂げます。 その後リッチキング(Lich King)の力が弱まると彼女は自分の意思を取り戻しますが、呪いが解けることはありませんでした。 スコージ(Scourge)軍に対する反乱が起きると、彼女は兵士たちを率いて脱出します。 彼女とその軍勢はフォーセイクン(The Forsaken:見捨てらし者)と名乗っています。 彼女は今、アーサスに対する復讐を胸にアンダーシティ(Undercity)を統治しその機会をうかがっています。


  • Renee

宿屋の女主人 レニー。 ブリル(Brill)にあるギャロウズ・エンド・ターバン(Gallows' End Tavern)をきりもりしている。

Cataclysmでは要塞都市となったBrillに相応しい劇的ビフォー・アフター(木造二階建→石積み吹き抜け四階建)を実現した。


Blood Elf 編集

元は「ハイ・エルフ」と名乗っていた、エルフ族の中でもとりわけプライドの高い一派。
女神エルーンを信奉するナイトエルフ(紫肌は女神エルーンの加護の証)と異なり自然の生命力より魔力を信奉しているため、
源泉の泉 Sun Wellへの郷愁と依存度が極度に高い。

Warcraftシリーズでは利害の一致からAlly陣営に属していた事もあったが、魔力の源・Sun Wellを狙うバーニング・リージョンの
侵略を食い止める為にQuel'Thalas ケルサラスの森に火をかけられた事でHumanと訣別。

追い討ちをかけるようにWarcraft IIIにてArthas アーサス率いるUndead Scourgeアンデッド・スコージがSun Wellを汚染
(Dead Scarはその時に出来たもの)。力の源を失ったハイエルフは多数の死者を出した。

王族最後の生き残りKael'thas カエルサスは苦渋の選択としてAllyに復帰を試みるものの、魔力供給の助力を得たナーガや
魔族との関与を疑われ逆に一種族皆殺しの宣告を受けてしまう(Warcraft IIIではStormwind王国への協力者として残って
いたハイエルフたちも、この宣告のもと全員殺害された)。

種族の存亡と救済をかけ行動に出たまま消息を絶った王子・ケイルサスの帰還を信じつつ、魔力への渇望といたずらに殺害
された同胞達の血に染まるAllyへの報復を忘れぬよう「ブラッド・エルフ」と改めた彼らは現在Horde陣営に協力している。
が、それもSun Well復活まで生きのびるための選択であり、Forsaken同様、Hordeは「利用するもの」としか考えていない。
(両者のHordeに対する忠誠心は極めて低く、同胞以外のRepはすべてNeutralから始まる)。

補足
Draenaiが瘴気に汚染されたアゼロスの大地に中毒症状を起こし先祖返りを起こすのに対し、ブラッドエルフは
Sun Wellを失ったことで魔力の恩恵と依存から慢性的な禁断症状を抱え、魔力に枯渇するあまり手段を選ばなく
なった「堕落者」を生み出している。生命の糧でもあった魔力の枯渇は急激な老化と肉体の部分的な結晶化を招き、
やせこけた肉体の背中や胸板から結晶柱が露出。正気を失うものも出てきている。
  • Kael'thas Sunstrider

ケイルサス・サンストライダー 

上記の通り、Sun Wellなきあとの同胞達を救う為魔力の極みを求めるイリダンと同盟を組んでいた王子カエルサスは、インスタンスTempest Keep でプレイヤーに倒された。しかし、決戦前に召喚していたデーモン・ロードKil'jaedenの力を取り込もうとしたはずが逆に取り込まれ、死した彼の肉体は生前の彼が望んだ「より強い力」…胸板を貫く緑のクリスタルによって、彼自身の王国Eversong Woodへ刃を向けてしまう。

冒険者達の活躍によりクリスタルはMagisters' Terrace決戦において破壊され、ケイルサスの魂はSun Wellへと帰還した。


  • Lor'themar Theron

ローゼマー・サーロン Warcraft II(当時はレンジャー)から登場。

カエルサス王子の帰還を信じ伝説の聖騎士として執政公を務めていたが、Magisters' Terraceの戦いの後正式にBlood Elfのリーダーとなる。

なお、Magisters' Terrace実装以降(ケイルサス死後)追加されたサーロンの台詞は以下の通り。

Be strong.
Kael'thas has betrayed us and what we know is in flux, but do not lose heart.
We will endure, as we always have.
Arthas did not crush our spirit when he swept through our land, and neither will Kael'thas.
Let it serve as a lesson to us all as we move forward to our prosperous future.

しっかりせねばなりません。
Kael'thasは我々を裏切りましたが、移り気な我らにどうか落胆しないでください。

我らは今までのように…そしてこれからも、耐え忍ぶことでしょう。
Arthasがこの地を蹂躙した日のように、Kael'shasの裏切りと死が我々の心を踏みにじることはありません。

我々は前を、先を見て進まねばならないのです…王子の件はそんな我らの試練として課せられたものなのです。

Famous NPC編集

  • Haris Pilton

ハリス・ピルトン Shattrath CityにあるWorld's End Tavernで金1200もする’"Gigantique" Bag(22slot)他チョーセレブグッズを専門に販売するBlood Elf。Blood ElfではあるがSilvermoon CityのRepが限界まで上がっていようとビタ一文も値引きしないボッタクリぶり(Repレベル関係なく強制2割引の種族スキルを持つゴブリンでも、彼女から購入する時は定価払いになってしまう)。

モデルは世界のお騒がせセレブ、パリス・ヒルトン(ティンカーベルというペット狼の名も彼女の愛犬から)。


Goblin 編集

これまで我々が交流してきたRachetやBootyBayの中立勢力とは異なる、まったく新しい氏族のゴブリン。
ノーム同様王制勢力であり、そのテクノロジーも首都を奪還したノームに引けを取らぬ、ある意味で超越したもの。

プリンス・プリンセスの他に官僚組織The Trade Coalitionを持つ。

Cataclysmの影響で噴火・崩壊したKezan(火山、Kodo同様日本語からの引用か)島からthe Lost Isleへ移住した一団である。
  • Trade Prince Steamwheedle

トレード・プリンス スチームウィードル


Famous NPC編集

  • Scooty

スクーティ ゴブリンのチーフ・エンジニア。

Venture Co.絡みのクエストをこなしていくと、Booty BayからインスタンスGnomereganへ繋がるトランスポータの実験台、もとい使用許可コミュニケータを貸してくれる。

元ネタは「宇宙大作戦」ことスタートレックに登場する宇宙連邦軍U.S.S. エンタープライズ号技術主任・モンゴメリー=スコット(日本語吹き替えではスポックと発音が類似する為ミスター・チャーリーと改名された)。転送装置の扱いは「宇宙大作戦」ピカイチであった。Scootyの衣裳も劇場版3作目の衣裳をモチーフとしている(ただし赤のベストを着用していた)。

残念ながらCataclsmでノーム軍が首都を奪還したため転送クエストの配信は終了。


Scourge編集

ネルズールによって作り出されたアンデッドの軍隊。プレイヤーキャラとして選べるアンデッドとは別の存在である。 
  • Ner'zhul(Lich king)

ネルズール(リッチキング)  バーニングリージョンの僕であったオークウォーロック。   キルジェイデンによって見出された一人目のウォーロックであり、バーニングリージョンによるオーク奴隷化に大きく関係した人物。

しかしキルジェイデンに仕え続ければ、いずれ自分の全てをバーニングリージョンに捧げてしまうことに気付き、離反する。   裏切りはキルジェイデンの逆鱗に触れネルズールは殺されてしまう。裏切り者の肉体を八つ裂きにし、溜飲の下がったキルジェイダンは魂だけ残したかつての下僕に次のような選択肢を与えてきた。"魂のまま永遠の苦痛に苛むか、それとも今一度バーニングリージョンに従うか。"  

キルジェイデンに再び忠誠を誓い新たな力を授けられたネルズールは、魔剣Frostmourne(フロストモーン)をその依り代とし、リッチキングとしてアゼロスに送り出されたのである。


  • Arthas Menethil

アーサス・メネシル  滅びし王国ローデロンの正統王位継承者。現在はリッチキングとしてスコージを率いる。  

将来を約束された若きパラディン(19歳でウーサーに師事、24歳でパラディンの号を取得)であったが、調査を進めるにつれスコージの所業に抑えきれぬほどの怒りを募らせていく。その怒りは暴走の果て、スコージによって病に冒された国民がアンデッドとなる前に自ら殺害するという非人道的手段を取らせるにいたり、事情を知らぬまま調査に合流したジャイナとウーサーはアーサスを見限ってしまう。


自らの王国そして臣民を(己が手を下したとは言え)殺めたスコージへの復讐に燃えるアーサスであったが、正義を貫く為「より多くの力を」欲する事がリッチキングの策略である事に気づかぬまま、やがてその身と心を闇に落とすことになる。


現在彼の肉体はネルズール(リッチキング)の依り代であり、その魂も魔剣Frostmourne フロストモーンに吸収されている。 が、ジャイナによれば今なお聡明なパラディンだった頃の意識が残っているらしい。 


2010年3.3.3パッチでついにリッチキングからの呪縛から開放され、魔剣Frostmourne(フロストモーン)に吸収されていた父の魂に贖罪。「今はただ休め」という言葉に抱かれつつ、運命に翻弄された波瀾の生涯を閉じた。

トリビア
 Under City・旧ローデロン鐘楼から庭園(正面にUndercityへの通路、右手にBloodElf首都への転送ゲートがある)へ通じる
 回廊で立ち止まり耳を澄ますと、かすかに鐘の音と歓声が聞こえてくる。これはバグではなくWarcaft IIIのムービーでも再現
 されているデスナイトとなったアーサス帰還イベントへのリスペクト。

 また王座に向かって正面右の床にもアーサスの汚点とも言うべき父の血痕が残っている。

 アーサスの帰還・王国の崩壊(Warcraft III ヒューマンキャンペーン)
 →http://www.youtube.com/watch?v=O_tKKxu_IMI&feature=related

 

  • Val'kyr

ヴァルキール

モデルは北欧神話のヴァルキリー。アーサスの死・Lich King封印で空中分解したScorgeからシルヴァナスによって連れ出され、子孫を残せぬForsakenの新世代…「死体から新たなForsakenを生み出す」道具として使役されている。


  • Kel'Thuzad

ケルスザッド  かつてはキリン・トールに所属した魔術師であった。後にネクロマンサーとしてネルズールに仕える。  現在はアーサスの忠実な僕としてイースタンプレイグランドのストラトホルム上空に浮かぶネクロポリス、ナックスラマスに君臨しているといわれている。

  • Highlord Darion Mograine

ダリオン・モグレイン卿 Knights of the Ebon Bladeを率いるDeath Knight。

かつてはArgent Dawnに所属する騎士であったが、非業の死を遂げた父の魂を救うために自刃した後Death Knightとして蘇りScourgeの尖兵となった。しかし主であるLich Kingに裏切られたことが原因でScourgeから離反、現在は自らの率いる軍勢を「Knights of the Ebon Blade」と改めてScourgeと戦っている。Lich Kingの裏切りとKnights of the Ebon Bladeの結成についてはDeath Knight(プレイヤー)の初期クエストで描写されている。


Burning Legion 編集

  • Sargeras

サーゲラス  破壊と殺戮を尽くすバーニングリージョンを率いる魔神。  かつては創造神であるタイタン族の一員であり、デーモン討伐を専門とする最も強い巨人であったが、デーモンの策略により世界を崩壊せんと企む魔神へと堕ちる。  現在はツウィスティング・ニーザーで未だアゼロスへの侵略、世界の破壊を目論んでいると言われている。


  • Archimonde(死亡)

アーキモンド


  • Kil'Jaeden

キルジェイデン


  • Mannoroth(死亡)マノロス

 強力な力を持つピットロード。 自らの血のでオークに呪いをかけるがスロールとその親友であるグロムにより斃された。 マノロスの死によってオークは長くに渡った呪いから解放された。


  • Gul'dan

グルダン  ネルズールの弟子であったウォーロック。  思うように操れなくなってきていたネルズールに代わる存在してキルジェイデンに見出され、忠誠と引き換えに力を授かり強力なウォーロックとなる。さらなる力を求めてサーゲラスの墓の封印を解くが、封印を解かれ激怒する悪魔によって引き裂かれ死亡。


  • Blackhand the Destroyer(Warlord)

Gul'danの部下でDraeneiを絶滅寸前まで追い詰める。



Deadlord 編集

  • Tichondrius(the Darkener)

Kil'jaedenの部下

  • Anetheron
  • Mephistroth
  • Beltheris
  • Mal'Ganis
  • BalnazzarArchimondeの部下でDeadlord三兄弟の一人、現在Stratholme Scarlet側のボス
  • DetherocArchimondeの部下でDeadlord三兄弟の一人
  • VarimathrasArchimondeの部下でDeadlord三兄弟の一人、現在はSylvanasの側近としてUndercityにいる。

Dragon 編集

Neutral編集

  • Nozdormu

青銅竜ノズドルム タイムレスワン、時の守護者


  • Alexstrasza

赤海竜アリックストラスザ 竜族の女王、愛と生命の守護者


  • Ysera

緑竜イセラ アリックストラスザの妹、エメラルドドリームで眠りについている。 彼女がアゼロスに現れる時は緑のフードを被った人間の女性の姿を採る。


  • Malygos

青竜マリゴス 隠されし秘術と魔法の守護者 様々な強力な魔力を持つアーティファクトが定命の者達に渡らない様に保護している


Deathwing編集

  • Neltharion

黒翼竜ネルサリオン 大地の保護者、偉大なる鍛治工、裏切りの竜。 別名デスウィング。オニックシアとネファリアンの父。 タイタン達により封印された古代神の位置を知る事が出来た唯一の竜と言う噂もあり、 古代神達に唆されてドラゴンソウル(後のデーモンソウル)と言う円盤をゴブリンの力を借りて作り上げた。 バーニングリージョンとの戦いの際、突然狂気に包まれたネルサリオンは仲間であった竜族を襲い、いずこへと去っていったという。 人間世界に入り込んでいた時はLord Prestorを名乗っていた。現在行方不明


  • Nefarian

黒翼竜ネファリアン デスウィングの息子、ブラックウィングレアの最深部で 父と同じくアゼロスの破壊を企てている。 人間の姿を採る時にはLord Victor Nefariusを名乗る。


  • Onyxia

黒翼竜オニックシア デスウィングの娘、普段は人間の姿を採り人間世界の崩壊を目論む。本来のねぐらはダストワロウマーシュにあるオニックシアズレアの最深部。 現在、意外な所にまで潜り込んでいる。どこかに見覚えのある苗字を持つ女性が・・・・


Old God 編集

  • C'Thun

クトゥーン アゼロス土着の古代の神々の一柱。

タイタンによって斃され、完全に死んだかに見えたが長い時を経て力を蓄えていた。 アーンクィラジの最深部でその姿を見る事が出来る。


Elemental Lord 編集

  • Ragnaros

ラグナロス ファイアロードの名が示す通り、炎の化身にしてOld Godsの配下。 古き神々と同じくタイタンによって自らの精霊界へと追いやられていたが、ダークアイアン族によって召喚され再びアゼロスに姿を表す。 その力は絶大で、ブラックロックマウンテンはラグナロスが召喚された影響によって突然生まれた火山である。 ブラックロックマウンテンの深奥たるモルテンコアで自らの眷族とダークアイアン族を支配している。

  • Therazane

セラゼイン ストーンマザーの名を持つ、大地の化身にしてOld Godsの配下。

  • Al'Akir

アルアキール ウィンドロードの名を持つ、風の化身にしてOld Godsの配下。

  • Neptulon

ネプチュロン タイドハンターの名を持つ、水の化身にしてOld Godsの配下。

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